スポンジパフを用いた手の痺れ対策法

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ファンデーションを塗るためのパフを使った、ロングライド時の手の痺れ対策法です。

目次

導入の経緯

元々は、ブルベスタッフであるチコリンさんという方が北海道の荒れた路面を走るために編み出した方法だそうで、通称「チコリンパフ」と呼ばれています。

周りのブルベな人たちの間で最近にわかに流行になっていたので、私も真似をしてみることにしました。

方法

非常に簡単で、グローブの中にパフを入れるだけです。

私は大体この位置に入れています。入れる位置は人によって諸説あるようです。

グローブを付けるとこんな感じ。少し盛り上がっているのが分かるでしょうか。

本流はSeriaの100円2個入りらしいのですが、私はCanDoで100円8個入りのものを購入しました。意外とコンビニではパフの単体売りはされていないので、100円ショップで調達するのが良いでしょう。

使用感

600kmブルベで使用してみました。

最初の50kmは雨だったので、テムレスに仕込んで走行。テムレスはパッドが無いので距離が伸びると結構キツかったんですが、パフがあるとかなり衝撃を緩和してくれます。

残りの550kmは、パッドありの指ぬきグローブとセットで使用。なんどか位置を試行錯誤しながら走っていましたが、最終的には上記の写真の位置に落ち着きました。手の窪みの部分を埋めてくれるというか、握った時に手のひらが平らになる感じで、私にはこの位置が最適でした。位置によっては逆に神経を圧迫して痺れを誘発するかもしれないので、ここは研究が必要な部分かもしれません。

そして走行後。8月の600kmブルベでは少々の痺れが2週間ほどは残りましたが、今回は痺れが皆無でした。ちょっと驚きです。正直、パールイズミのメガパッドグローブよりも効果は高かったです。

考察

手の痺れの原因にはいくつかありますが、小指側の神経が圧迫されたり、手首の部分を通っている神経が圧迫されると起こることが多いようです。

私は前者で痺れることがほとんど。パフで直接神経の位置をカバーしているわけではないのですが、パフが一枚挟まることで適度にハンドルとの距離が開き、痺れを防いでいるのかなと推測しています。

まとめ

たった100円で出来る手の痺れ対策。安いので使い捨て可能な点もポイントが高いです。グローブについてもパッドの位置で悩む必要が今後無くなりそうですね。

本来であればハンドルに荷重を掛けないような乗り方が望ましいことは理解しているのですが、やはり距離を重ねると徐々に姿勢を支える体幹の筋肉も疲れてくるもの。そうすると手のひらに荷重が掛かり……と言う状態になります。

その際の荷重を軽減する手段としてはあまりに単純ですが、かなり効果的でした。

レビュアー情報

年齢: 33歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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