CYCPLUS「CUBE」を注文

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CYCPLUSの電動携帯ポンプ「CUBE」を注文(正確には出資)しました。公称は97gとのことですが……。

目次

注文まで

史上最軽量となる97gを公称する電動携帯ポンプ「CUBE」をクラウドファンディングで注文しました。

存在を知る

こういうものをいち早く見つけてくる「紙の男」さんのツイートで存在を知りました。

調べてみると、クラウドファンディングがちょうど始まった様子。

Indiegogo
CYCPLUS CUBE - Tiny Bike Pump 97g | Up to 100 psi | Presta & Schrader | 20 min Full Charge | Check out 'CYCPLUS CUBE - Tiny Bike Pump' on Indiegogo.

驚いたのは、公称重量97gという点。この数字は、電動ポンプとしては史上最軽量のものです。本当なら凄い。

クラファンによる先行購入は9150円。携帯ポンプとしては高いですが、このサイズの電動携帯ポンプとしては格安価格と言えます。

これはあくまで出資段階での価格なので、実際に販売される際にはもう少し高い値段となるはずです。

これまでの最軽量

これまでで最軽量であった電動携帯ポンプは、2019年に発売された「mini Fumpa」でした。

cyclowired
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重量は181g。今回のCUBEはさらにその半分近い重量となります。

ちなみにmini Fumpaは当時25000円でした。

電動携帯ポンプの進化

2019年にmini Fumpaが出た時には「これから電動携帯ポンプの時代が来る!」と思いました。

しかし、そこから3年、これといった新製品は出てきませんでした。

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一度、Aliexpressで「166g」を公称する携帯ポンプが出てきので注文したものの、届いたのは実測402gの詐欺製品でした

バッテリーの小型大容量化は緩やかではあるものの進んではいるはず。そろそろ出るのでは……とは思っていました。

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2021年末に書いたこちらの記事では、

2022年には「小型の電動携帯ポンプが出る!」と希望的観測を書いておきます。

と書きました。それは一応、年末に実現したことになります。CUBEのスペックが本当ならですが。

購入を決定

クラウドファンディングというのは、完成した時の実スペックが告知とは全く異なっている……ということが割と良くあります。私自身はあまりクラファンで物を買うということはしないのですが、周囲でそういう事態に遭遇した人は何人も見てきました。

とはいえ、動画を見るとプロトタイプはちゃんと動くものが出来ているようです。

そしてCYCPLUSは有名ではないものの、サイコンを既に販売するなどの実績はあるメーカーです。何の開発経験もないメーカーとは差があります。

迷いはしましたが、1つ購入してみることにしました。

自称・携帯ポンプマニアとしてはこんな面白い製品を見過ごすわけには行きません。

CYCPLUS「CUBE」

とりあえず、現在公開されているスペックを見て所感を書いていきます。

indiegogoサイトより引用

重量

公称で97g。

クラファンサイトでの動画を見る限り、それ自体は本当に見えます。

大きさ

65mm*46.5mm*28mm。

mini Fumpaが68mmx56mm*32mmなので、一回り小さくなっていますね。

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こういったツールケースならば入るかもしれません。ギリギリですが。

バッテリー

バッテリー容量は7.4V/300mAh。普通は3.7Vなので2つの電池を直列にしている感じでしょうか。

このサイズの筐体だと、バッテリーはリチウムポリマーだと思います。

ポンピング能力

下記は、クラファンサイトに書かれている公称ポンピング能力は以下の通りです。

indiegogoサイトより引用

「700x25Cを5.12気圧まで80~90秒」とのこと。一回の充電で2本分のタイヤに入れることが出来ます。これが7気圧だと1回しか入らないので、(私含めて)高圧派の人にはちょっと厳しい。

ただ、Type-C端子を積んでおり、20分で満充電になるということなので、モバイルバッテリーと併用すればギリギリ運用できないこともないでしょう。

動画を見る限り、音はやっぱりうるさそう。これは電動携帯ポンプではどうしようもないですね。

外観

この手の電動携帯ポンプには「現在の気圧」を表示するための液晶インジケーターがついていることが多いのですが、CUBEには付いていません。

タイヤの太さと時間から予測するしか無いということですね。家で実験してあらかじめ確かめておく必要はありそうです。音がうるさいので外でやったほうが良さそうですが。

気になる点

本製品にはロック機構がありません。

つまり、空気を入れている最中はずっと手で持っている必要があるはず。5気圧まで80秒、結構振動のある電動ポンプを手で持っているのはちょっと辛い気はします。

なお、携帯ポンプは加圧するので筐体が熱くなることが予想されますが、専用のシリコン断熱カバーが用意されているようでした。

まとめ

最軽量の電動携帯ポンプを注文してみた話でした。

正直クラファンなので、額面通りのものが出てくる確率は低いと思っています。とはいえ、万が一ちゃんとしたものが届く可能性もあります。

ダメだったらダメで記事ネタになりますし、それはそれでアリかなと。もし注文しようという方がいれば、それくらいの「緩い期待」で行ったほうが良いとは思います。

順調に行けば出荷は2023年3月だそうです。届いたらまた記事を書きます。

著者情報

年齢: 38歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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