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大阪→東京キャノンボール ②関→本宿
亀山~四日市
世界の亀山バイパスを爆走(※一応、亀山バイパスは自転車通行可である、東京方面からは怖いけど大阪方面からならそうでもない)し、鈴鹿サーキットそばを走り抜ける。ちょうどこの挑戦の前日、鈴鹿では日本グランプリが開催されていた。行く先先で案内看板が立っていたのが印象に残っている。
鈴鹿峠から1時間15分で144km地点の四日市に到着。ここで3度目の休憩。Edge705を見ると、ここまでのメーター読みAveは30.0km/h。一応鈴鹿峠も越えたはずなのにこのAveは我ながら速すぎる。テンションの高まりがAveにも影響してるということだろうか。
夜明け
四日市を過ぎると、愛知県を目指して進路が北向きに変わる。この辺りは伊吹おろし?なのか、北風が吹いていることが多い。しばし向かい風となるが、揖斐川の手前で朝練中のローディーとすれ違う。手を上げて挨拶。孤独な旅路の途中、こういった少しの出来事がずいぶんと力になった。時計を見ると、時刻は4時20分。川向こうの東の空は白み始めている。もう夜明けだ。
木曽川を越えると、第五の県、愛知県に入る。「名古屋走り」とあだ名されるほど同県の交通マナーは悪いらしい。しかし、夜明け直後の朝5時ともなると車の姿はほぼ無い。だだっ広いR1を気持よく走れ、「本当にここが交通事故率ナンバー1の県なの?」という感じであった。明け方という時間に名古屋を抜けるのは正解かもしれない。
名古屋到着
出発から6時間40分でメーターはちょうど180kmを示し、全行程の1/3をクリア。六番町駅前のセブンイレブンに到着し、初めてのトイレ休憩。トイレ休憩は必ずセブンイレブンでするのが自分ルール。なぜならトイレが綺麗&ウォシュレットの確率が高いから。拭いてる時間が勿体無いので、ウォシュレット付きのトイレは有用なのだ。
補給を買い、セルフマッサージをしながらキャノボスレを見ると、もう一人の挑戦者からの報告が上がっていた。彼も調子が良さそうだ。
実はこの日、キャノボに挑戦していたのは自分だけではなかった。こちらとは逆、東京発の挑戦者(レス番号から261さんと呼ぶ)が7時間ほどで全体の1/3となる静岡に到着していた。同日、しかも逆方向から同時発射は前代未聞で、スレは大盛り上がり。261さんもこのペースで行けば達成可能。
(こりゃもしかして前代未聞の同日2人達成もありえるんじゃないか?)
そうなれば更に盛り上がるだろう。そのうちの片方を担えるかもしれないと思い、一人嬉しくなった。
有名な熱田神宮前の交差点を通過すると、キャノボにいくつかある注意スポットである伝馬町に差し掛かる。この場所は自転車通行不可の陸橋があり、大阪発だと右側に渡って回避しなければならない。事前にキャノボスレでその情報を聞いていたので、難なく通り抜けることが出来た。やはり情報収集は重要。
南へ
松田橋の交差点を右折すると、進行方向は南へ。すっかり夜は明け、早朝の気持ちいい光の中を走る。風も追い風で快適!一方、夜はあけて気温はぐんぐん上がる。データによればこの日の名古屋付近は10月としては異例な28℃まで上がったらしい。名古屋で飲み物は補給していたが、本宿に差し掛かったところで底をついてしまった。
とはいえ、コンビニに寄ってしまうとタイムロスが大きい。本宿駅前の自動販売機で補給を済ますことにした。余談だが、全く同じ場所で安田団長も休憩したらしい。
アクエリアスをボトルに一気に流しこみ、出発。
正面にはすっかり昇りきった太陽が眩しく輝いていた。