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大阪→東京キャノンボール 準備編
リベンジに向けて
反省点をまとめ、予定を練り直す。そして、リベンジに向けた飛び道具も調達した。
エアロバー!重くなることを嫌い、最も軽量なPROFILE DESIGNのLIGHTNING STRYKEを購入した。静岡の向かい風対策兵器。初代達成者であるやんぐちゃあはん氏が歴代最高タイムで東京→大阪を達成したときもエアロバーを使っていたことを考えると、有効性は明らかなはず!
そう思って、エアロバーを付けて三浦半島の松輪周回コースに行ってみたが……乗りづらい! そう、エアロバーはセッティングがちゃんと出ていないと、疲れるだけのシロモノ。その上、ハンドル周りがごちゃごちゃする。そしてなにより、慣れていないと怖い。もしキャノボでエアロバーを使おうとしている人がいたら「やめておいたほうが良い」と言っておく。
結局デメリットの方が大きいと考えて、エアロバーはお蔵入りとなった。結構こうして使わなかったアイテムが多い気がする。
失敗から一ヶ月後の再挑戦
キャノボへのリベンジの日程は明確には決めていなかったが、意外と早くその機会は訪れた。10月の第二週、体育の日を入れた3連休。季節柄、10月ともなると箱根の頂上や鈴鹿での寒さがキツいのではないかと思っていた。しかし、2010年の猛暑の影響はまだ後を引いており、どうやら気温の問題はなさそう。これはやるしかない。
そうと決まれば準備開始である。
まず、方向は大阪→東京に決定。やはり静岡での向かい風が最大の理由。
そして決行日は3連休の中日、10月10日を見据える。10月10日といえば「晴れの特異日」とも言われ、まず雨は振らない日。
・10/10 大阪→東京キャノンボール
・10/11 休息日
こんなスケジュールのつもりだった。
だがしかし!3連休が近づくにつれ、悪化していく10月10日の天気予報。晴れの特異日なんて嘘付き!
かといって、準備も着々と進み、テンションも上がっている。この3連休を逃したら次に挑戦できるのは早くて来年の春だろう。それまでリベンジを引き伸ばしたくない。今年のうちにケリを付けたい。
そんなこんなで、強行スケジュールながら、スケジュールを1日ずらすことにした。キャノンボールを終えた翌日は出勤である。ただ、この日は研修。なんとか座学をこなすくらいなら疲れていても出来るはず。社会人としてはいささかアレな選択ではあるのだが、10月11日の決行を決めた。
再挑戦の予定を立てる
リベンジに当たっての予定を以下のように立てた。
09:00 新大阪到着、手荷物預かり所に自転車預ける
11:00 友人と合流、大阪で遊ぶ
14:00 解散
15:00 東三国のホテルにチェックイン
~~睡眠~~
21:00 チェックアウト
21:30 荷物をコンビニから自宅へ送り返す
22:00 梅田新道交差点 出発
大阪での宿はどうしよう?と思っていたが、調べてみるとビジネスホテルのデイユースプランというのがあるらしい。15時から21時まで6時間の滞在で3000円ほど。東三国のホテルがアクセス的にも値段的にも良かったので、ここに泊まることにした。
22時スタートなのは、大都市である大阪を夜のうちに抜け、箱根を明るいうちに越えるため。大阪から箱根峠までは約450km。目標通りの24km/hで進めば、18時間40分ほどで到着する。16時40分に箱根峠に付けば、17時25分には箱根湯本に着くことが可能な計算だ。10月11日の日没時刻は17時13分。真っ暗になるまでには下り終えられる。小田原まで出てしまえば、後は見知ったコース、夜でも心配はない。
時間も予算もかなり割いた。
静岡の向かい風から逃げて「大阪→東京」を選んだ。
ここまでやって失敗するわけにはいかない。必勝を祈願して、10月10日を迎えた。