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PBP 2019 本レジストレーション方法の紹介
PBP2019の本レジストレーションが、5/25より始まりました。
この記事では備忘録として本レジストレーションの手順を、画面とともに紹介します。
本レジストレーションとは
読んで時のごとく、PBPの本登録を指します。
PBPでは登録が2段階となっており、事前登録である「プレレジストレーション(以下・プレレジ)」と、本登録である「本レジストレーション(以下・本レジ)」があります。
ここ数回のPBPでは、特にプレレジを行わずとも、いきなり本レジを行うことが出来ました。しかし、今年はプレレジで予定枠が埋まり、追加枠も埋まってしまう異例の事態に。
これにより、今回に限ってはプレレジを行った人しか本レジが出来ないということになったようです。いつもならば、地元のフランス人(普段はブルベをやってない人)が記念受験的に参加しているのですが、今回に限っては昨年からブルベに参加している人のみが参加することになります。完走率は例年より上がることが予想されます。
本レジの期間は、2019/05/25-07/03までとなっています。
本レジを行うためには、200・300・400・600kmの各認定番号が必要であるため、この期間に間に合うように各カテゴリのBRMを完走しておく必要があります。
遅くても6月の第三週までに開催されるBRMでないと、認定番号の発行が間に合わないと思われます。
本レジの手順
前述の通り、本レジはプレレジを行った人のみが可能であるため、ACPサイトへの会員登録のやり方は省略します。
ACPサイトにログイン
まずはACPサイトにアクセスし、「Connect」ボタンを押してログインします。
Registrationsタブが開いた状態でログインされます。「Paris-Brest-Paris」のリンクをクリックします。
本登録画面に遷移する
「Sign up now!」ボタンを押します。
参加者情報の確認
登録しておいた参加者情報を確認されます。問題なければ「Confirm」ボタンを押します。
参加部門・スタート時間の確認
いよいよ本レジを行う画面です。
「Type of cycle used」「Choice of departure」欄は、プレレジで記入した値が表示されています。
もはや枠はほぼ埋まりきっているので変更は出来ないと考えたほうが良いですが、キャンセルが出ていたりする場合は変更も可能です。
当年度の認定番号入力
認定番号の入力画面です。
「Your BRMs」という欄がありますが、ここにはあなたの2019年度認定済みBRMの情報が表示されます。画面を開いた状態ではこの欄は閉じていますが、「Show」ボタンを押すと開きます。
ここに表示された認定番号を、上の表の認定番号欄に転記します。すると、認定番号をキーにデータベースから情報を取得して、他の欄が記入されます。
※注意1
「Your BRMs」欄に認定番号が表示されないケースがあるようです。確信はありませんが、AJの会員番号が無いと表示されないかもしれません。※注意2
認定番号を転記すると、他人の認定情報が表示される場合があります。これは、認定番号の重複があり得るためです。BRMの認定番号は距離カテゴリごとに管理されているため、距離の短いカテゴリほど番号が進んでいます。このため、番号があまり進んでいない600kmブルベの場合は、転記した認定番号が400km以下の認定番号を重複してしまう場合があります。
この場合、参加者側は何も出来ないので、ACP(contact@PBPドメイン)にメールで問い合わせましょう。
フランス語でなくとも英語でOK。返事は来ませんが、大体1日以内に修正してくれるようです。
諸情報の入力
続いて、諸情報の入力です。
「Choice of language for the results brochure」は、PBPから半年くらい経って送られてくるリザルト冊子の言語を選びます。EN(英語)、FR(フランス語)から選択可能です。通常は「EN」で良いと思います。
「Assistance vehicle」は、サポートカーの有無を選びます。サポートカーは駐車券で管理されるため、こんなことを聞かれます。通常は「No」で良いと思います。
「Option benefits」は、各種オプションを選びます。これによって参加費の総額が変化します。
– Motorhomes pitch from Friday 16 to Friday 23 August
→ PBPのスタート地点にキャンピングカーを置く権利をもらえます。30ユーロ。
通常は未選択で良いと思います。– Car parking from Friday 16 to Friday 23 August
→ PBPのスタート地点に車を置く権利をもらえます。無料。
通常は未選択で良いと思います。– Sleeping package
→ 84時間部門の人向けのオプションです。80/90時間部門の人には関係ありません。
80/90時間部門の人たちがスタートした翌朝の始発前にスタートするので、
スタート地点に宿を用意してくれるようです。– MEALS from Sunday 18 August
→ 80/90時間部門の人向けのオプションです。
スタート前の11:30-19:30まで、現地で食事を取るためのチケットが買えます。1食13ユーロ。
1食で良いなら「1」を、2食食べるなら「2」を選択します。– DVD of Paris-Brest-Paris Randonneur
→ PBPのレポートDVDを買うためのオプションです。10ユーロ。
ダウンロードも可能になるようなので、無理に買う必要はないと思います。
我が家は記念品として1枚だけ購入しました。– Jersey of Paris-Brest-Paris Randonneur
→ PBPの記念ジャージのサイズと個数を選びます。
サイズはチャンピオンシステムとほぼ同じ感じ。
32ユーロと結構安く、複数購入も可能です。– Reflective vest
→ PBPのオフィシャル反射ベストのサイズを選びます。
恐らく今回もL2SのVisioplusのPBPバージョン。料金は参加費に含まれています。
前回は複数購入が出来ましたが、今回は一人1枚限りのようです。
選択が難しいのは「Meals」。推測ですが、食べられるのはその後のPCで散々食べることになるパスタ類が中心となるでしょう。
ただ、2015年は食べに行ったら既にほとんど食べ物がなかったりしたので、今回もそうである可能性はあります。私は一応保険として「1」を選択しました。
スタート受付時間の選択
スタート受付・車検時間を選択します。スタート受付は、スタート前日の8/17の9:00-19:00に実施されます。
前回は好きな時間に行って受付ができたのですが、今回は選んだ時間に行く必要があります。選択した時間の±30分以内に来るように求められています。
受付ではブルベカード・参加賞の受領や、自転車のチェックが行われます。
日本のブルベと違ってウェアはチェックされませんが、自転車は入念にチェックされます。自動点灯タイプのテールライトは昼間だと点灯しない場合もあるので注意。
あと、車検時には本レジ後にメールで送られてくるPDFを印刷して持参する必要があります→すみません、後日改めて最終確認後にフレームナンバー通知と共にPDFがメールアドレス宛に送付され、それを印刷するようです。ここに車検完了のハンコを貰うのですが、印刷を忘れると結構怒られます。
怒られた末に手首にハンコを押される(実体験)ので、忘れないようにしましょう。
本レジの実行
最後に、「ちゃんとルールを読みましたよ」チェックを入れて、「Modify the registration」ボタンを押します。
入力内容に問題がなければ、「Your registarion has been modified」というメッセージが表示されます。
参加費の支払い
ここからは、参加費の支払いです。「Make the payment」ボタンを押すと、Paypalの画面に遷移します。
ここで、プレレジで払った額を差し引いた残りの参加費を支払います。Paypalはデフォルトでフランス語になっていますが、画面下部に英語に切り替えるボタンがありますので、英語に切り替えてから手続きを行いましょう。
メールの確認
支払いが成功すると、登録したメールアドレスにPDFが送られてきます。日本を発つ前に、2枚(1枚は予備)印刷して持参するのを忘れないようにしてください。
以上で、本レジが完了しました。
まとめ
PBPの本レジストレーションの方法を紹介しました。
そこまで分かりにくい箇所はありませんが、認定番号の重複等、システムにいくつか不良があるので詰まることはあるかもしれません。その場合は、早めにACP(contact@PBPドメイン)にメールで問い合わせることをおすすめします。
なお、本レジ完了からしばらくの間は、登録内容の変更が可能です。しかし、ACPのスタッフによる確認が終わると「Validated」というステータスに変わり、変更は不可能となります。注意してください。
本レジが終われば、あとはフランスへ向かう準備をするのみ! 参加予定の皆さん、フランスでお会いしましょう。