PBP 2023 拠点宿泊地の手配と交通手段

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PBPの拠点となる、前泊・後泊の宿の抑え方と交通手段について書いていきます。

ツアーではなく、自己手配のケースとお考えください。ツアーに関する話はこちらの記事に書いています。

目次

フランスでの宿泊場所について

PBPは、パリ市街地から約50km南西に位置する「ランブイエ」という郊外の街からスタートします。

拠点となる宿泊場所の必要性

スタート前日(8/19)にはランブイエに赴き、スタート受付を行った上で、参加賞・ゼッケン・センサー等の受け取りをする必要があります。

スタートの前日(8/19)と当日(8/20)にランブイエに行く必要があるため、必然的にランブイエ近郊にフランス滞在の拠点となる宿を手配する必要があります

宿泊日程

「前泊と後泊、いったいどれくらい宿泊施設を予約しておけば良いのか」を考えてみます。

PBPのイベント日程

PBPの90時間の部は、8/20の夕方にランブイエをスタートします。

例えば8/20 19:00にスタートするグループの場合、ゴールクローズ時間は8/24 13:00になります。

順調に行って85時間でゴールした場合は、8/24 朝8:00にゴールとなる計算です。

前泊の日程

PBPのスタートが8/20の夕方です。

スタート受付の様子

そして、8/19の午後にはランブイエでスタート受付をする必要があります。

8/19の午前中にフランス到着でもギリギリなんとかなるかもしれませんが、8/18の午後にはフランス入りをしておいたほうが安全でしょう。ロストバゲージで荷物が遅れる可能性もありますからね。

8/18にフランス入りをした場合のスタートまでのスケジュールを以下に示します。

日付 やること 泊数
8/18(金) ・フランス入国
・空港→宿泊場所に移動
・自転車組立て
1泊目
8/19(土) ・前日受付
・ドロップバッグの預け入れなど
2泊目
8/20(日) ・夕方まで睡眠
・宿泊場所→ランブイエに移動
・PBPスタート
3泊目(夕方まで寝ていたい場合)

ご覧のように、最低でも前泊として2泊(8/18-20)は必要と考えたほうが良いでしょう。

また、フランスでは多くのホテルのチェックアウト時刻は12:00です。それを越えて宿に滞在する場合はもう1泊予約しておく必要があります。

PBPの90時間の部のスタートは、17-21時です。チェックアウト時刻は過ぎています。

スタートギリギリまで寝ておきたい場合は、スタート当日(8/20)の+1泊分の予約も必要となるわけですね。

以上より、前泊で2~3泊は抑える必要があるはずです。

ランブイエの仮眠所(おきゃさん提供)

なお、スタート地点であるランブイエにも仮眠所があるので、当日はスタートギリギリまでここで寝るという手段もあります。

後泊の日程

PBPのゴールは、順調に行った場合は8/24の午前~午後の早い時間となります。

8/24 11:00にゴールした場合(88時間)のスケジュールを以下に示します。

日付 やること 泊数
8/24(木) ・PBPゴール
・ランブイエ→宿泊場所に移動
・打ち上げイベント(あれば)
・ドロップバッグ回収
1泊目
8/25(金) ・自転車パッキング
・宿泊場所→空港に移動
・フランス出国

最低でも、ゴール当日の1泊は必要です

なお、フランスのホテルのチェックイン時刻は大抵15時頃です。あまりにも早くゴールしてしまうと、チェックイン時刻まで暇を持て余すことになります。

その場合、ランブイエの仮眠所でチェックイン時刻まで寝ているということも可能であるはずです。

ゴール当日はドロップバッグを回収した後は、ホテルで泥のように眠ることになると思います。

最短だと、ゴール翌日の8/25に帰国のフライトです。時間に余裕があれば、もう1泊追加して8/25は観光、8/26に帰国というのも良いでしょう。

PBP走行中の荷物の扱い

さて、残る問題は「走っている間に不要な荷物はどうするの?」ということです。

例えば、以下のようなものは持って走ることはないはず。

  • 飛行機輪行用の箱・バッグ
  • 自転車用ではない衣服
  • 自転車用ではない靴
  • お土産

これらの荷物をPBP走行中、預かって貰う必要があります。

宿泊場所で預かってもらう

一番一般的なのは、前泊・後泊でお世話になる宿泊場所に預かってもらうことです。

走行中の期間も宿泊場所を予約しておけば、部屋にそのまま置いておくことが可能です。

また、PBPの事情をよく知っているホテルだと、「前泊・後泊をするのならば、その間の期間は荷物を預かる」という対応をしてくれる場合もあります。空き部屋や物置きに荷物を置いてくれるわけですね。

ただし、これはあくまで特別サービスであり、対応してくれるホテルの方が少ないです。事前の交渉も必要なはずなので、ホテル宛にメールで質問してみると良いでしょう。

スタートでの荷物預かりを頼む

今年のPBPルールを読んでいて気づいたのですが、参加費に含まれる特典の中に「荷物預かり」という項目が増えていました

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「left luggage at the starting line」という項目ですね。これは、スタート地点であるランブイエで不要な荷物を預かってくれるサービスのようです。

荷物の総量がそこまで多くない(OS500のような折りたたみ可能な飛行機用輪行袋でフランス入りする場合など)のならば、ここで預かってもらうというのも一つの手です。

宿泊場所の種類

フランスの宿泊場所にはいくつか種類があります。一通り紹介します。

ホテル

恐らく、日本からのPBP参加者の8-9割はホテルに宿泊することになると思います。

日本でも一般的なホテルと同じものと考えてもらってよいですが、民宿的なものから高級ホテルまで色々あります。

2015、2019年と連続で宿泊したEnzo Hotel

私は2015年、2019年と、一部屋6000円ほどの安いホテルに宿泊しました。フランスでは人単位ではなく部屋単位の課金が一般的です。

2015年はフィリップさんと、2019年は妻と相部屋だったので1泊3000円ほどとかなり安価に宿泊することが出来ました。その分、壁も薄くて非常に夜中は寒かったですが。

フランスのホテルのシャワー室

フランスのホテルは浴槽はなく、シャワーのみであることが多いです。

設備面の話をすると、日本のホテルとは違ってフランスのホテルはそれなりにお高い所でもコインランドリーを備えていることは少ないようです。私が泊まったホテルにもありませんでした。

それでも数日過ごせば洗濯物が出るものです。

フランスのコインランドリー

私は駅前のコインランドリー(徒歩15分くらい)に行って洗濯&乾燥をしていました。安宿なので街の中心部からは離れており、結構大変だった記憶があります。

ホテルを抑えるならコインランドリーが近くにある所がオススメです。

GoogleMapで「Laverie」というワードで検索すれば、最寄りのコインランドリーの場所が分かるはずです。

アパートメント(アパルトマン)

長期滞在を前提とした宿泊施設です。

家具などは一通り揃っており、ある種ウィークリーマンション的な場所。キッチンも付いていることが多く、バスタブがある確率もホテルよりは高そうです。

洗濯機や乾燥機が設置されている場合もあるようです。

ヴェルサイユ周辺には多いですが、その他のPBPでよく宿泊される街にはあまり施設がありません。

B&B

いわゆる個人の家や部屋などを貸し出す形式の宿泊施設です。

部屋の場合もあれば、一軒家の場合もあり。

複数人で一軒家を貸し切ると、安い&設備多数で過ごしやすいようです。前回のPBPでは知人たちがランブイエの一軒家を借りていました。

ドミトリー(ゲストハウス)

簡易宿泊施設です。

一つの部屋に二段ベッドなどが並ぶ、カプセルホテル的な場所。

専有できるスペースは恐らく少なく、PBP参加者は自転車など大荷物なので利用には向かなそうです。

拠点に向く街

ここからは、「どこの街に拠点となる宿泊場所を抑えればよいのか?」を解説していきます。

あらかじめ、Twitterで前回の参加者の方に「どこを拠点としたか?」を質問させて頂いた結果から、実際に利用者の多かった街を紹介します。

ホテルの比較・予約はExpediaが便利です。

地理関係

まず、パリ~ランブイエの地理関係について地図を用いて説明します。

ランブイエは、パリ中心部から南西に約50kmの場所にあります。

パリ中心部のターミナル駅である「モンパルナス駅」から「N線」と呼ばれる路線に乗ります。このN線の終点が「ランブイエ駅」です。

モンパルナスからランブイエまでは、N線に乗って1時間半ほどで到着します。

日本の首都圏に例えると、大体以下のような位置関係に例えることが出来ます。

・モンパルナス駅 → 東京駅
・ランブイエ駅 → 高尾駅
・N線 → JR中央線

街の雰囲気的にもちょうど似たような感じ。ランブイエは郊外の観光地という点で、高尾と共通する雰囲気があります。

となると、拠点となる宿泊場所はN線沿いの街に取ったほうが便利です。

N線は自転車をそのまま乗せられるので、拠点からランブイエまで電車で移動したほうが体力を節約できるはず。

以上より、N線周辺の街を中心に、拠点となる街の候補を紹介していきます。

この後、紹介する街は、ドゥルダンを除いて「イヴリーヌ県」に属しています。パリ郊外と言いつつ、実は他県なのです。

これも東京に無理やり例えてみると、「イヴリーヌ県」=「東京の多摩地区」という感じでしょうか。

候補1: ランブイエ

スタート地点の街、ランブイエに宿を取ってしまうのが一番移動が少なくて便利なはずです。スタート直前までホテルで寝ていられます。

2019年スタート日のランブイエ駅前

ただし、ランブイエはホテルの数が少ないです。こんな所まで高尾っぽい。

更に、PBP参加者や各国のツアー業者が1年前の時点でホテルを押さえてしまうため、既に現時点でランブイエ周辺の数少ないホテルは満室です

キャンセル待ちをしてみるのも手ですが、望み薄。

次回、2027年のPBPを計画されている方は、1年前からランブイエの宿を押さえておいたほうが良いでしょう。次回もランブイエをスタートするのかは分かりませんが。

候補2: サンカンタン=アン=イヴリーヌ

モンパルナスからN線で1時間ほどの場所にある「サンカンタン=アン=イヴリーヌ」。東京に例えると「立川駅」のポジション。

2015年PBPスタート時のサンカンタン

この街は、2015年までのPBPスタートの街でした。リピーター参加者は土地勘がある上に電車でランブイエまで1本(2-30分程度)ということもあって、一番多くの参加者が拠点とする街です。

N線沿いでは一番大きな街でもあり、駅前にはショッピングセンターやスーパー、コインランドリーなど、大抵のものが揃っています。

ドロップバッグの預かり場所の様子

日本のドロップバッグサービスの預け入れ場所もサンカンタンであることが多いです。

候補3: ヴェルサイユ

イヴリーヌ県の県庁所在地でもある「ヴェルサイユ」。かの有名なヴェルサイユ宮殿のある場所です。

モンパルナスからは南西20kmの場所。東京に例えると「吉祥寺駅」あたりの位置になります。

ヴェルサイユ宮殿のルイ14世像

一大観光地だけあって宿泊場所の選択肢も多いのが特徴です。長期滞在に向いたアパルトマンもあります。

パリの中心街からは近いですが、その分だけランブイエからは遠くなります。街の中心部ならば施設にも困らないはず。

候補4: トラップ

サンカンタンよりも1つランブイエ寄りの駅が「トラップ」です。東京で言えば日野駅あたり?

トラップのケースデパーニュ

サンカンタンよりは一回り小さい街です。施設も一通りありますが、駅周りだけ。駅を離れると施設がかなり少なくなります。

2015年までのPBPではスタート地点であるサンカンタンのホテルがすぐに埋まってしまったため、隣のトラップ駅のホテルを予約している人が多かった記憶。

トラップ駅構内

私は2015年と2019年にトラップのホテルに拠点を取っていました。ランブイエまでは電車で一本ということで、アクセスは良いです。

2015年の時は各種移動の際にフィリップさんの叔父さんの車で連れて行ってもらえたこともあり、買い出しなどは楽でした。

一方、2019年は全て自分で移動しなければならない&スタート前日が雨だったので徒歩移動で、色々と大変でした。

空港から拠点までの交通アクセス

宿泊拠点を抑えたら、次は空港からの交通アクセス手段を確保する必要があります。

ツアーであれば専用のバスをチャーターするはずなので何も考えなくてよいのですが、個人手配だと空港から抜け出して拠点まで行くのが結構大変なのです。

今回は、下記のケースを仮定します。

  • シャルル・ド・ゴール(CDG)空港から入国
  • N線沿いのサンカンタン=アン=イヴリーヌにホテルを予約している
  • 輪行箱に入れた自転車を持っている

空港から外に出る手段

2023年2月現在、シャルル・ド・ゴール空港から外に出る手段は下記が存在します。

  1. 電車(RER)
  2. タクシー
  3. Uber
  4. ロワシーバス

なお、2019年のPBPでは、N線の始発駅であるモンパルナス駅まで直通のリムジンバス「Le bus direct(エールフランス運営のシャトルバス)」が存在していました。

リムジンバスということで荷物スペースも大きく、2019年のPBPでは多くの日本人がこのバスに輪行箱を乗せてモンパルナスまで移動しました。

タビパリラックス
Le Bus Direct ル・ビュス・ディレクト 完全ガイド 時刻表 各停留所 料金まで徹底解剖 サービス終了のお知らせ 「Le Bus Direct」は2020年4月1日をもってサービスを終了しています。 以下の内容は参考記事としてお読みください。 Le Bus Direct(ル・ビュス・...

しかし、2020年4月。コロナの影響を受けて「Le bus direct」はサービス休止となりました。2023年2月現在も休止中で、再開のアナウンスはありません。

他に空港からのバスは「ロワシーバス」というのも存在しますが、こちらは行き先が「オペラ座」(N線方面とは違う方向)ですし、車両も小さく荷物スペースがないこともあるようです。あまり現実的ではないでしょう。

――ということで、「電車」「タクシー」「Uber」を比較してみましょう。

手段1: 電車

もっとも安価な交通手段です。

PBPの公式サイトには、電車でのアクセス手段として以下の経路が書かれています。

Roissy Charles de Gaulle (シャルル・ド・ゴール空港)
↓ RER B
Saint-Michel–Notre Dame (サンミッシェル・ノートルダム)
↓ RER C
Versailles Chantiers (ヴェルサイユ・シャンティエール)
↓ TER (N線)
Rambouillet (ランブイエ)

N線において、「ヴェルサイユ・シャンティエール駅」の3つランブイエ側の駅が「サンカンタン=アン=イヴリーヌ駅」なので、大体この路線の通りに行けば移動できるはずです。

予算

上記経路の場合、シャルル・ド・ゴール空港からサンカンタン=アン=イヴリーヌ駅までの運賃は16ユーロです。

注意点

空港直結のRER Bですが、あまり治安が良くないと言われています。検索すると、スリや置き引きの被害報告が多く見つかります。

また、駅構内はまだまだ階段が多いようで、輪行箱を持っての移動は苦労したという話を聞きました。

手段2: タクシー

大型のタクシーを手配する方法です。自転車を入れた輪行箱を運ぶ必要があるため、それなりのサイズの車を手配する必要があります。

プライベートタクシーの車内

前回、私はプライベートタクシーを手配しました。スリや置き引きに気をもみたくなかったもので。

日本国内にいるうちに現地の旅行代理店に連絡し、ホテルの場所を伝えました。当日は空港からホテルまで荷物一式を積んで送ってもらいました。

現地の旅行代理店を探して直接メールでお願いするか、Booking.comなどのサイトから手配が可能です。

予算

シャルル・ド・ゴール空港からサンカンタン=アン=イヴリーヌ駅周辺までで、片道100-200ユーロほどが相場だと思われます。

人数計算ではなく車の台数単位になるので、2~3人での乗り合いなら割安にはなります。

私は妻と2人で利用し、片道140ユーロでした。1人あたり70ユーロの計算です。

注意点

車が小さいと輪行箱が乗らない可能性があります。輪行箱の大きさを伝えた上で大きめの車を選んでもらいましょう。

手段3: Uber

日本ではUberと言えば食べ物を宅配する「Uber Eats」のほうを思い浮かべがちですが、本来は車の配車サービスです。

タクシーと違うのは、ドライバーがプロドライバーではない可能性もあるという所です。言ってしまえば、一般人が空いた時間を利用してタクシーのようなことをしているというもの。

私は使ったことがないので詳しいことは分からないのですが、料金相場はタクシーよりも安くなるようです。

実際に使った人から話を聞くと、フランス語を喋れなくても、「呼び出し」「目的地の指示」「支払い」を全部アプリで完結できるという利点があるとのこと。

予算

シャルル・ド・ゴール空港からサンカンタン=アン=イヴリーヌ駅周辺までで、片道80-130ユーロほどのようです。Uberのサイトから見積もりができます。

こちらもタクシーと同じく、「1台あたり」の料金となるはずです。

車種によって値段が違います。

注意点

車が小さいと輪行箱が乗らない可能性があります。大きめの車を手配しましょう。

私の場合

「私が今回どうするか」についても書いておきます。

拠点

サンカンタン=アン=イヴリーヌを拠点とすることにしました。

サンカンタンのベロドローム

やはり過去に何度も訪れている街なので土地勘がありますし、大きい街で施設が一通り揃っていることが理由です。

宿泊場所

ホテル「カンパニール・サンカンタン=アン=イブリーヌ」を手配しました。

街の中心部にあり、目の前にはカルフールがあります。各種施設にもアクセスが良いです。

部屋は少しグレードの高い所を抑えました。浴槽がある部屋にしたかったのです。前回、風呂に入れず結構ストレスだったので……。

グレードが高いと言っても1泊1室あたり13000円ほどなので、すごく高いわけではありません。妻と2人で使用するので、日本のビジネスホテル程度の価格で済みます。

宿泊日程

前泊は8/17~21までの4泊分を予約しました。

今回は入国を少し早くして、8/16の夕方に到着予定です。その日は空港周辺のホテルに宿泊します。

翌日にプライベートタクシーでサンカンタンまで移動。あとはスタート日まで同じホテルに滞在します。

後泊は8/24~25までの1泊分を予約しました。

本当は8/26の便で帰国しようと思っていたんですが、直通便がなかったので1日前倒しに。ゴールの翌日のフライトはちょっとキツいのですが、仕方ないですね。

8/22-24までの走行期間の予約はしていません。ホテルと交渉した結果、荷物を預かって頂けることになったためです。

交通アクセス

今回もプライベートタクシーです。前回と同じ業者にお願いすることにしました。既に予約済みです。

価格

シャルル・ド・ゴール空港からサンカンタンのホテルまで、片道160ユーロと予告されています。

前回より20ユーロ高くなっていますが、世の情勢を考えれば仕方ないですね。往路は日本人ドライバーが来てくれそうです(多分前回と同じ人)。

まとめ

拠点となる宿泊場所と、そこまでの交通手段の紹介でした。

サンカンタンのibis(ドロップバッグの預け場所)

自己手配だと色々と大変ですが、その分だけ勉強にはなります。今回のPBPは旅費がかなり高額なので、少しでも抑えるために様々な手段を考えてみるのも良いかもしれません。


とりあえず、前回大会から最大の変化は「Le bus direct」が無くなったことだと思います。

空港からN線の始発駅まで、しかも大荷物も積めるということで、PBPのためにあるような路線でした。これが無くなると電車による拠点までのアクセスも数段大変になると思います。

現実的にはタクシーかUberを事前手配しておくのが安全でしょうか。

航空券と同様、こちらも早めの予約が吉です。

著者情報

年齢: 38歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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