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PBP 2023 スタート前日・当日の過ごし方
初参加の方にはイメージの浮かびにくい、スタート前日・当日の過ごし方について紹介します。
なお、ここで紹介する内容は8/20(日)スタートの、80時間部門・90時間部門の方に向けた内容です。84時間部門の方はスタート日が異なります。
8/18 or 19 (スタート前々日 or 前日)
今回の大会は、スタートの前々日(18日)または前日(19日)に受付が実施されます。
ToDoリスト
この日にやることのリストを以下に示します。
- ホテルからランブイエに移動
- 事前受付を実施
- 翌日の準備
① ホテルからランブイエに移動
電車または自走でランブイエに移動します。
今回は車検がスタート当日に行われるため、自転車を持って行く必要はありません。ただ、後述する理由から、自転車は持って行った方が便利です。
ランブイエ施設配置(予想)
スタート前日のランブイエの施設配置予想マップです。あくまで予想なので、実際と異なる場合があります。
② 事前受付を実施
エントリー時に申し込んだ受付時刻に、ランブイエの国立羊牧場(Bergerie nationale)にて事前受付を行います。
会場までのアクセス
この事前受付の会場(Bergerie nationale)はランブイエ駅から遠く、約3kmあります。徒歩だと40分は掛かるので注意してください。
駅から受付場所までの移動のために自転車があったほうが便利です。ただし、国立羊牧場までの道はかなりガタガタで荒れています。パンクに注意。
必要なアイテム
事前受付には下記のアイテムが必要です。
- 登録確認書類
フレームナンバーが発行されたときにメールに添付されたPDF(印刷または画面で見せる)。- 身分証明書
通常はパスポート。
登録確認書類には申込内容(どのサービスに申し込んだか)が書かれているので、それに沿って受付の方から参加者向けのアイテムを受領します。
以前は印刷して持参する必要がありましたが、今回はスマホの画面で見せても良いそうです。
受付場所
国立羊牧場の門をくぐると、正面に3つの建物があります。
中央の塔を挟んで、右の建物はフランス人用、左の建物はそれ以外の人用となっています。日本人は左の建物です。
左の建物に入ると、言語別の受付があります。上の方に国旗が貼られており、通常はイギリス国旗(つまり英語)の受付に行くことになるでしょう。日本語の受付はありません(多分)。
受付で、登録確認書類と身分証明書を提示します。
受け取るアイテム
受付が完了すると、下記のアイテムが渡されます。
- 参加者識別リストバンド
- ブルべカード
- 反射ベスト
- ブルべカードケース(首から下げる)
- 記念ボトル
- ハンドルバーバッジ
- フレームバッジ
- ジャージ (申し込んだ人だけ)
- ミールチケット (申し込んだ人だけ)
前回のPBPから、参加者は走行中にリストバンドを付けていることを義務付けられました。
まだPBPの参加者識別リストバンドを外してないおじさんがいて笑ってる。
さらに「俺もまだつけてる!」ってリプが沢山付いている… pic.twitter.com/NtdpWNEimh
— ばる (@barubaru24) September 15, 2019
恐らくこれの目的は、PC内で参加者とそれ以外を区別するためかと思われます。PBPのPCでは参加者しか立ち入れないエリアがあるので、その際にチェックされているのでしょう。
フレームバッジにはRFIDが内蔵されており、PC入口にある読み取りセンサーで通過時刻をチェックされています。時刻は自動的にインターネット上にアップロードされ、専用ページからリアルタイムで情報を確認可能です。
受付会場周辺の施設
恐らく、事前受付会場の周辺には物販ブースが設置されます。
PBPジャージや反射ベストを購入できたはず。日本のブルべ仲間へのお土産を買うならここです。
また、受付会場の向かいの敷地には飲食ブースが設置されていました。今回も恐らくあるんじゃないでしょうか。
ドリンクを買うと、PBPの記念カップが貰えました。
翌日の準備
受付が終わったら、基本的にはホテルに帰って寝るだけです。翌日のスタートに備えてゆっくり眠りましょう。
ただし、寝る前に機材の準備は万端にしておいた方が良いと思います。
受領したハンドルバーバッジとフレームバッジを自転車に取り付けることも忘れずに。
8/20 (スタート当日)
いよいよスタート当日です。夕方のスタートに向けて、結構やることはあります。
ToDoリスト
この日にやることのリストを以下に示します。
- ドロップバッグを預ける(申し込んだ人だけ)
- ホテルからランブイエに移動
- 荷物を預ける(必要な人だけ)
- ウェルカムミールを食べる(申し込んだ人だけ)
- 車検(スタート1時間前)
- スタートエリアに移動(スタート15分前)
- スタート
①ドロップバッグを預ける
グッディースポーツのドロップバッグサービスを申し込んだ方は、スタート当日の午前中にドロップバッグの預け入れを行います。
今回は前日の預け入れがありません。ご注意ください。
多分、私はドロップバッグを預けた後は、ホテルに戻ってもう一眠りすると思います。そのために、スタート当日分のホテル宿泊も予約してあります。
②ホテルからランブイエに移動
電車または自走でランブイエに移動します。
ヴェルサイユやサンカンタンからランブイエに通じる路線は、自転車をそのまま(輪行状態にせずに)車内に持ち込めます。
ランブイエ施設配置(予想)
スタート当日のランブイエの施設配置予想マップです。あくまで予想なので、実際と異なる場合があります。
③荷物を預ける
今回のPBPは、スタート前に荷物を預かってくれます。走行中はPBP運営によって保管され、ゴール後に返却されます。
輪行箱などの大きいものも預かってもらえるようでした。ホテルに預けられなかった場合は、こちらを頼るのも手かもしれません。
預入場所は、事前受付を実施した国立羊牧場です。荷物預かりは、土曜日と日曜日のどちらも実施されると書いてあります。
④ウェルカムミールを食べる
エントリー時にウェルカムミールを申し込んだ人は、ケータリングテントにて食事をとることが出来ます。
事前受付でもらったミールチケットと引き換えに、恐らく弁当形式の食事を貰うことになります。
2015年はバイキング形式でしたが、先に来た人が早々に食べ尽くしてしまいました。それを受けて、2019年は弁当形式になりました。恐らく今回も同じでしょう。
2019年大会は、スタート待機場所とケータリングテントの距離が1.2kmほどあり、食べに行くのに一苦労でした。
ACPに質問メールを送ってみた所、どうやら今回のスタート待機場所とケータリングテントはすぐ近くに配置されるとのことです。ありがたい改善点ですね。
⑤車検
スタート1時間前を目安に、スタートコントロールに移動します。今回は「ランブイエ城の近く」が集合場所になっているようです。前回の集合場所より少し東に移っています。
反射ベストを着て、フレームバッジ・ハンドルバーバッジを付けた状態で、スタッフによる車検を受けます。問題なければ、ブルべカードにスタンプを押してもらえます。これがスタート証明になります。
⑥スタートエリアに移動
スタート15分前になると、スタートエリアに移動します。
⑦スタート
定刻になったらスタートです。
1ウェーブあたり300人ほどいるので、定刻になっても恐らくすぐにはスタートできません。
ただ、焦ることはないです。実際に時計が動き始めるのは、センサーを通過した時。その時の時間が認定の基準スタートタイムとなります。
センサーはしばらく走った先にあるので、そこを通過する頃には渋滞は解消しています。
まとめ
PBPのスタート前日・当日の過ごし方について紹介しました。
事前受付は駅から遠いので、歩こうとしている人は注意してください。一応、ランブイエ公園の入り口まではバスもあるようですが、それでも1.5kmは歩きます。
前回大会は、スタート当日の施設配置がかなり離れていて大変でしたが、今回はかなり改善されているようです。スタート当日に歩き回らなくて済みそうですね。
著者情報
年齢: 38歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。