予定表のススメ

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このカテゴリで一番重要なのがこの「予定表」です。
要は、「どこを何時に通過するか?」を表形式で纏めたものです。

この記事では、予定表の重要性について書いていきます。

目次

予定表を作る意味

予定表を作ると以下のようなメリットがあります。

(1) 予定を立てる中で、色々と発見がある
(2) 走行中、自分が達成ペースにあるかすぐに分かる
(3) 終了後、反省の材料になる

予定を立てる中で、色々と発見がある

まず、予定を立てると、キャノボが如何に無茶なスケジュールで走る必要があるか解ると思います。自分の普段のロングライドの実績から、「この位の速度で走れるかな?」という感じで予定を立てていくと、まず間違いなく「時間が足りない」「出来てギリギリ」という状態になります。そこからどうやって時間を削っていくか?を考えていくのがキャノボの計画立案の流れとなります。

また、計画をたてる中では「この区間は登ってる」「ここは休めそう」ということを自然に考えるものです。これにより、「この区間をどう走るか?」が明確にイメージできるようになるのがメリットです。

走行中、自分が達成ペースにあるかすぐに分かる

もし予定表を作らずに「なんとなく」走った場合、「果たして今達成可能なペースなのか?」はすぐに分からないと思います(残り距離と残り時間から瞬時に暗算出来れば別ですが)。特に後半は思考力も低下するので、計算なんてしてる余裕はなくなります。

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自分の場合、小さめのクリアケースに予定表を入れ、それをジャージのポケットに入れて走りました。予め定めたチェックポイントに到達した段階で予定表を見て、「予定から遅れているか」「それとも貯金があるのか」をチェックします。貯金がある場合は精神的余裕が生まれますし、遅れている場合はペースを上げる目安となります。

終了後、反省の材料になる

成功した場合でも失敗した場合でも、今後の反省の材料にすることが出来ます。これによって、次回以降挑戦する場合の見積り精度を上げることが出来ます。

ちなみに私は一度目の挑戦時、予定表を手計算で作っていたため、箱根を10分で上る意味のわからないスケジュールになってました・・・。予定表を作る際はExcelの機能などを使って計算間違いのないようにしましょう。

予定表の作り方

これといって決まった作り方はありませんが、私はExcelを使って以下のようなフォーマットで作成しました。東京→大阪達成時の予定表です。

予定表

自分の中のチェックポイントを決める。

代表的な都市や駅など、目印となるポイントを決めておく。この時は、事前に「どのコンビニで休むか?」まで決めていました。これはshow_gunさんのパクリ。

スタート時間と、各チェックポイントの到達時間を決める。

自分の普段の走りや地形などから、各チェックポイントへの到達時間を決める。自分の場合、Excelで自動的に各区間の速度まで出せるようにしていたので、無理なスケジュールではないかがこの段階でチェックできます。また、日の出日没時刻や決行当日の風向きも合わせてチェックしましょう。

2で立てたプランを修正する

明らかに無理があるスケジュールを修正していきます。ここが悩みどころです。

上記の予定表は一例です。ブルベに慣れている方は「キューシート」のフォーマットで作っても良いと思います。とりあえず「予定表を作る」という行動が重要です。

予定表作成のコツ

予定表作成時のコツは以下です。

ゴール時刻は余裕を持たせておく

24時間以内で走るのが目的だからといって、ゴール到達時間を24時間後にしてはいけません。また、後半はペースがどうしても落ちます。30分くらい余裕を持ってスケジュールを立てましょう。・・・ただし、かなり無茶なプランになりますが、それは仕様ですw

試走をしておく

試走の重要性は他でも書きますが、予定をたてるにあたっても大変有効です。本番を見据えて一度試走をしておくことで、より精度の高い予定が立てられるようになります。

(完)

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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