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MORI MONO ポップアップショップを見てきました
川崎市「MAGNET」で、7/2-10まで開催されている「MORI MONOポップアップショップ」に行ってきました。
MORI MONOは、オーストリア人で富山県在住のアレックスさんが個人で開いている、ハンドメイドのバッグブランドです。
まえがき
先週末、川崎市・平間のMAGNETで開催されている「MORI MONOポップアップショップ」に行ってきました。
イベント概要
富山でオーストリア人の方がやっているブランド「MORI MONO」の製品(サイクリング用バッグ)を展示するイベントです。
基本的には製品は展示のみでしたが、ブランドロゴ入りのボトルやTシャツなどは販売されていました。
初日は、バッグの製作者であるアレックスさんを迎えてのトークショーが開催されました。
開催場所: MAGNET
開催期間: 2022/7/2 – 7/10
MORI MONOというブランド
公式サイトはこちら。
2022年現在、商材はフロントバッグ(大きさ2種類)と、超小型のサドルバッグのみ。こだわりのラーメン屋のような潔いメニュー構成です。
製品はいずれもDCF(ダイニーマ生地)を使っており、軽量かつスタイリッシュに仕上げられています。
毎月1回、朝6時から公式サイトでオーダーを受け付けていますが、大抵は30分以内にオーダー枠は売り切れます。
私とMORI MONO
このイベントに興味を持ったのは、私が既にMORI MONOのバッグを持っているからだったりします。

持っているのはフロントバッグ。
残念ながら私の自転車には上手く取り付けることが出来なかったのですが、その軽さと作りの丁寧さは特筆ものでした。こういったハンドメイド工房は技術の差が如実に出るものですが、MORI MONOの製品は信頼できそうだと思えました。
今回のポップアップショップでは新製品のお披露目もあるという話を聞いたので、見に行ってみることにしました。

開催場所も、先日洗車をしてもらったMAGNET。そんな近所にわざわざ富山から製作者自ら来られるというのだから、行かない手はありません。
ポップアップショップ レポート
7/2のポップアップショップ初日に訪問したときのレポートです。
トークショー
この日は、16時からブランドの中心人物であるアレックスさんのトークショーが開催されました。
左の方がアレックスさん。富山でMORI MONOブランドのバッグを一人で作成しています。
右の方は通訳兼テストライダーの方。「とにかく彼は距離を乗ってくれるのでテストライダーとして最適」とはアレックスさんの弁。
インターナショナルスクールの講師として来日し、その後は名古屋で旅行会社に勤務。そして富山でMORI MONOを立ち上げという流れ。なお、MORI MONOは、アレックスさんが「森」が好きな所から付いたそうで。
バッグ類を作り始めて5年だそうですが、それにしては縫製や造形のクオリティが高いように感じます。センスがお有りなのでしょう。
トークショー後の質疑応答では、「DCFはどんなミシンで縫っているのか?」という質問が出て、これには私も興味津々。DCFって丈夫な生地だけあって、家庭用ミシンでは歯がたたないはずなんですよね。どうやら、業務用のミシンを使われているようです。ただ、針は普通のものだと言ってました。
製品見学
今回は「ポップアップショップ」と言いつつ、展示が中心。現在オーダー可能なフロントバッグとサドルバッグが展示されていました。
全体的に他のブランドのバッグよりもサイズが小さめで、スタイリッシュかつミニマルな方向性を追求しているようです。
フロントバッグは私が購入した時とは少し仕様が変わったようで、ライトをクリップするためのループが追加されていました。
その代わり、サイドに付いていたゴミ入れ用のスリットはなくなったようです。
DCFの柄がむき出しなバッグもあります。
例外的に販売されていたキャップとボトル。
こちらはプロトタイプかもしれませんが、DCF製のサコッシュもありました。
プロトタイプ展示
個人的に一番気になったのは、まだ製品化されていないプロトタイプの展示でした。
バイクパッキング用のシートバッグ。MORI MONOらしくサイズは小ぶりで、4-5リットルといった所でしょうか。

DCFを使っている点や、外観はOvejanegraのGearjammerに良く似ています。
アレックスさんにお断りして、取り外して見せてもらいました。重量的には、200-250gといった所でしょうか。
サドルレール用のベルクロにウレタンスペーサーを噛ましているのが「なるほど!」の工夫。これにより、かなり安定感が増しています。ミニマルながら揺れにくさを考慮していることがわかります。
もう一つのプロトタイプが、DCFを使ったフレームバッグ。こちらもミニマルサイズ。
横幅もかなり細く、膝や太ももに触れにくそうです。
「フレームバッグは今年中、シートバッグは来年には出したい」とアレックスさんは仰っていましたが、出たら是非注文したいと思っています。
まとめ
MORI MONOのポップアップショップ&トークショーのレポートでした。
アレックスさんは物静かで職人肌な印象を受けました。自分の処理能力に応じた注文量しか受けないことで高い品質を維持しているようですね。オーダーを取るだけ取って数年待たせるようなブランドもあると聞きますが、それに比べると良心的に感じます。MORI MONOは納期も普通(一ヶ月以内には来る)なので。
そして気になるプロトタイプ。特にシートバッグは是非使ってみたいと思いました。価格にもよりますが、恐らくオーダーが始まったらすぐに購入するでしょう。楽しみです。
ポップアップショップは10日まで開催しています。カッコよくて軽いフロントバッグをお探しの方、是非どうぞ(なお、油圧ディスクロードじゃないと綺麗には付かないと思います)。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。