出先でのパンク時に、エアゲージ無しで空気圧を再現する方法

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私は出先では「ミニ例のポンプ カーボン」を携帯しています。

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この製品にはエアゲージは付いていません。また、携帯用のエアゲージもありますが、出先には持ち歩いていません。ツール缶の容量は限りがありますし、特にエアゲージが無くても、ある程度の精度で空気圧を再現することは可能だからです。

本記事では、エアゲージ無しで空気圧を再現する方法を解説します。

目次

やり方

方法としては単純で、

「家で携帯ポンプを使って空気を入れておき、ポンピング回数と空気圧をメモしておく」

これだけです。計測は以下のエアゲージを使っています。

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ある携帯ポンプで空気をいれる場合、以下の条件が同じならば、空気圧はかなりの精度で再現可能です。

・タイヤの銘柄/太さ
・チューブの銘柄/太さ
・携帯ポンプの銘柄
・ポンピング回数

例えば、私の場合は以下のようになります。

・タイヤの銘柄/太さ
 → PANARACER GRAVELKING(26C)
・チューブの銘柄/太さ
 → MAXXIS ウルトラライト(18-25C)
・携帯ポンプの銘柄
 → Oture 携帯ポンプ カーボン
・ポンピング回数
 → 300回: 4.2気圧
 → 400回: 6.0気圧
 → 460回: 7.0気圧

私は普段6.0-7.0気圧で走っているので、400回ほど入れれば最低限走れる気圧まで達することになります。

ポンピング回数と空気圧の対応は中々覚えておけないので、スマホのメモ帳なりにメモっておきます。私の場合は、携帯ポンプのレビューに必ずこの条件を書くので、これがメモ代わりになっていたり。

注意点

再現性の精度を高める上で重要なのは、

「最後まで押し切る」

ことです。これは家でテストをする場合も、出先でパンクした時も同じです。

携帯ポンプは、最後まで押し切ったときに初めて空気が入ります。押し切ることで内圧が高まり、チューブの内圧より空気圧が上にならないと、チューブに空気は入りません。

やたら速いスピードで押し引きしている人は多いのですが、アレはちゃんと最後まで押し切れていないので本来入るはずの空気が入っていません。ポンピング回数は結局増えてしまうでしょう。一回一回丁寧に最後まで押し切ってやることで、ポンピング回数/空気圧の再現性は高くなります。

また、「例のポンプ」のように、引いた際にポンプ内で圧縮を行うようなポンプの場合は、「引き切る」ことも重要です

まとめ

以上、エアゲージを使わずに出先で空気圧を再現する方法でした。出来る限り私は無駄な荷物を持ちたくないのでこの方法を使っています。

ただ、この方法はパンクからの復帰には使えますが、超ロングライドの途中で下がったタイヤに継ぎ足しで空気をいれる場合には使えません。こうした使い方が想定される場合、エアゲージ付きのフロアポンプをどこかで借りるか、手触りなどで判断することになると思います。

レビュアー情報

年齢: 34歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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