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【レビュー】3T「ARX II TEAM」
評価:3.5
3Tの軽量アルミステム。チタンボルト(トルクス)を採用しています。今回購入したのは、6度/100mmのモデルです。
購入動機
新車(SCOTT SOLACE)用のステムとして購入。
本当は六角ボルトを採用している「ARX TEAM」モデルが良かったのですが、見当たらなかったので本製品を購入しました。
製品概要
実測重量は124gと、ほぼ公称通り。ちなみに、同じ長さ/角度の旧モデル「ARX TEAM」は126gでした。
ボルトの数は、フォーク側が1本、ハンドル側が4本。いずれもチタンボルト。危惧すべきは、ボルトがトルクス(星型)であることです。
使用感
SCOTT SOLACEに付けて使用していましたが、ポジションが出ずにすぐに使わなくなってしまいました。それまでの使用感などを。
取り付け
前述の様に、本製品は六角ではなくトルクスボルトを採用しています。ハンドル側はT25というポピュラーな規格(カンパでは良く使われる)ですが、フォーク側はT30という、他ではほとんど使わないマイナー規格(シマノのチェーンリング留めがそうだったかも)。
うちにはT25対応の工具はあっても、T30はありませんでした。そのため、わざわざホームセンターに工具を買いに行くはめに。携帯工具にもT30はまず付いていない(LEZYNEの一部には付いてる)ので、出先でハンドルの高さを変えることはまず無理でしょう。そうそうやらないですけど、ロングライドの後半で腰が痛くなってハンドルを上げる……と言うことがないとは言えませんので。
性能
ハンドルのクランプ部のボルト間隔が狭くなっていますが、旧ARX TEAMと差を感じられません。
その他
3Tのステムは、長さの計測法が芯-芯ではなく、独自の方法を採用しています(以下のmorouさんのブログ記事参照)。
6度/100mmの場合は、1mm前後しかズレないので、ポジション出しには影響がありませんでした。長さは問題なかったのですが、私の場合はハンドルを下げる必要があったので、結局17度ステムを別に買うことになりました。
まとめ
重量あたりの剛性の高さは相変わらずで、名品と言って良いステム。
ただし、トルクス採用は微妙だと思っています。一応軽量化という意味合いがあるようですが、実測では六角ボルトのモデルとほとんど差異はありませんでした。
3Tもそのあたりを意識しているのか、未だに六角ボルトのモデル「ARX TEAM」の販売を継続しています。私も同じ値段ならば六角のモデルを買うと思います。
評価
対象モデル: 3T「ARX II TEAM」
年式: 2014年
定価: 14040円(税込)
購入価格: 12000円(税込)
公称重量: 125g (100mm/6°)
実測重量: 124g (100mm/6°)
価格への満足度
ちょっと値上がり過ぎでは?
総合評価
性能は良いが、トルクス工具を持たなければならない点がマイナス。
レビュアー情報
年齢: 31歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。