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【レビュー】3T「XIDA LTD」
評価:4
3TのコンパクトMTBハンドル。グレードはLTDで、同社の最上級になります。
購入動機
クロスバイクの乗り心地が悪かったので、カーボンのフラットバーハンドルを買ってみようということに。
Wiggleを覗いてみたら、LTDグレードなのに約8000円と激安。ステムも3Tのものがあったので、揃える意味でこちらの商品を購入しました。
製品概要
重量は実測していませんが、公称で137g。私はさらにカットして使用しているので、100g台前半の重量になっていると思います。
デフォルトの長さは64cm。長すぎるので、私は45cmまでカットして使用しています。
3Tのハンドルらしく、3Tのステムと合わせると浮き出る「3T」の文字が良い感じ。
使用感
サイトには「世界初のコンパクトMTBハンドル」とありますが、「コンパクトMTBハンドル」というキーワードで調べても引っかかるのはこのハンドルのみです。何を意味してるのか私にはよくわかりません。
ハンドルの途中から曲がったライザー形状ではなく、単純にまっすぐ伸びた造形になっています。後から調べたら、ライザー形状のハンドルの方が振動吸収は良いらしいですね。
肝心の乗り心地ですが、変更する前の完成車に付いていたアルミバーに比べ、ハンドルから手に伝わる振動は随分減ったように思えます。私はここにErgonのグリップを付けていますが、200kmブルベでも手の痺れは出ませんでした。
肉厚は目視する限りかなりの薄さですが、剛性感には不満なし。ドロップのLTDは剛性が低すぎてプロも使わないと言われますが、フラットだと単純な形状のせいか?そこまで肉厚の影響は出ていないのかもしれません。
また、元から付いていた完成車のアルミバーよりも100g以上は軽くなったので、車重もかなり軽量化出来ました。これは体感できるレベルでダンシングの振りが軽くなったと思います。
不満点は、クランプ部分(31.8mm)から握りの部分までが、段階的に径が変化している点。ステムから2cm以内でないと、ライトがまっすぐ取り付けられません。それよりステムから離れた場所に付けると、徐々に細い握りの方向へライトがスライドしていってしまいます。ステム前方にマウントを取り付けるか、ホイールのハブ軸にマウントを取り付けるなどしてライトを設置する必要があります。
まとめ
8000円で重量が100g以上軽くなり、乗り心地も向上。体感できる限りでは剛性感の低下もなく、良い買い物だったと思います。
ライトやベルの取り付けがしにくいのは不満点ですが、そこはあくまでレース機材ということなのかもしれません。
心配なのは耐久性ですが、舗装路を走る限りでは問題は無さそうです。既に2年以上使ってますが、特に劣化も感じません。ある日突然折れても困るのですけど。元々MTB用なので、その辺は大丈夫だと信じたいです。
評価
対象モデル: 3T「XIDA LTD」
年式: 2012年
定価: 19440円(税込)
購入価格: 8000円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 137g
価格への満足度
LTDグレードが一万円を切るとは。
総合評価
ライトが付けづらい点以外は満足。
レビュアー情報
年齢: 30歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。