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【レビュー】airbone 「ZT-703 SUPERNOVA PUMP」
評価:3.5
airboneの携帯ポンプ。Supernovaシリーズで中間の長さ(12cm)です。
購入動機
イオンバイクで見かけて購入。
あまり知られていませんが、airboneのミニポンプ(Supernovaシリーズ)には数種類の大きさがあります。日本で売られているのは一番小さい99mmタイプばかりですね。
このシリーズのポンプは99mmタイプと150mmタイプを持っていました。当サイトにもレビューがあります。
150mmタイプは「お助けチューブ」とセットで使うと実に性能がよく、「例のポンプ」登場までは私のロングライド用メインポンプでした。
では、中間の長さである120mmタイプの性能はどうなのか? 気になって買ってみることにしました。
製品概要
実測重量は66g。ブラケットは13g、変換バルブは6g。全長120mmです。
口金は米式タイプで、仏式で使う場合には変換バルブを使用します。
製品構成は以下の通り。
・ポンプ本体
・ブラケット
・米→仏変換バルブ
使用感
家でポンプの性能実験を実施しました。
重量
66gは、携帯ポンプではかなり軽量なレベルと言えます。
参考までに、airboneの同シリーズの重量比較を示します。
- 99mmタイプ
58g - 120mmタイプ
66g - 150mmタイプ
75g
大きさ
120mmとかなりコンパクトで、ツール缶にも問題なく入ります。
使用法
単体+付属の変換バルブでも仏式チューブには使えますが、「お助けチューブ」等の補助チューブを使うと便利です。
補助チューブを使うと地面や壁にポンプの頭を押し付けながらポンピングが可能です。かなり高圧でも、この方式ならば加圧可能です。
性能
PANARACER GRAVELKING(26C)に対してテストを実施。結果は以下でした。
300回→4.4bar
400回→5.3bar
500回→6.2bar
99mmタイプよりは性能が高く、150mmタイプよりは性能が低いです。予想通り。
500回でも何とか前述の「ポンプの頭を地面に押し付ける」方法で加圧可能ですが、さすがに疲れました。
その他
参考までに、airbone Supernova三兄弟の大きさ比較。
まとめ
中くらいのサイズで中くらいの性能の携帯ポンプ。
23Cタイヤで近場を走るようなスタイルの人には向くポンプだと思いますが、本格的なロングライドには心もとないです。昨今流行りの25~26Cタイヤを使うのであれば、同じくairboneの150mmタイプか、「例のポンプ」の方をオススメします。
なお、このレビュー執筆にあたって調べていたら、実はXLサイズとも言える「225mmタイプ」があるようです。これはさすがに持っていないのですが、どこかで手に入れたいと思っています。
評価
対象モデル: airbone「ZT-703 SUPERNOVA PUMP」
年式: 2017年
定価: 不明
購入価格: 2000円(税込)
公称重量: 65g
実測重量: 66g
価格への満足度
昨今の相場からすると少し高い?
総合評価
悪くはないが、これならば150mmタイプを使う。
レビュアー情報
年齢: 35歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。