【レビュー】オダックス埼玉「ADX-V」

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評価:5

国内ブルベでは定番と言える反射ベストです。埼玉のブルベ主催団体「オダックス埼玉」が開発したオリジナル品。

オダックス埼玉をはじめ、各ブルベのスタート地点/ゴール地点で頒布されています(要スタッフに確認)。

目次

購入動機

ブルベに参加する場合、反射ベストまたは反射タスキの着用が義務付けられています。主催者によっては反射ベストしか認められない場合もあります。

ADX-V、通称「オダ埼ベスト」は定番品であり、国内ではブルベ参加者の目印とも言える存在です。はじめてブルベに参加するにあたって、知人に購入してもらいました。反射面がくたびれたので、2着目はAJ群馬の会場で購入しました。

製品概要

実測重量は69g。とても軽く、重さを感じません。

色はオレンジとイエローの2種類。オレンジのほうが人気があり、品薄であるようです。

生地は全面メッシュで、胸の部分と背中の部分に反射材が貼り付けられています。留め具はマジックテープ式です。

使用感

国内ブルベの参加時や、ブルベ以外でもナイトランで活用しています。

反射材の配置

前述のように、ブルベでは反射ベストの着用が義務付けられます。ウインドブレイカーや雨具を着るときは、その上から反射ベストを着なければなりません。

一番の特徴ですが、裾が短めの形状です。バックポケットを塞がないのが嬉しい。

反射面は後ろが大きめ、前が小さめ。前傾姿勢になることを考えると、前は上の方に付いていれば問題ないという判断からでしょう。その通りだと思います。

2014年以前は反射材が洗濯等で剥がれやすかったのですが、2015年版からコーティングされたバージョンとなり、洗濯でも剥がれにくくなっています。

空気抵抗

メッシュ生地であるためかほとんど感じません。ただ、細身の人は少しバタつくかもしれませんね。あと、100kg以上あると、なかなか胴回りがキツいかもしれません(80kgの私で結構ギリギリ)。

重量

体感できるほどではなく。ただ、夏場は少し暑苦しく感じることはあります。それでも他の反射ベストから考えると通気性確実に良いです。反射タスキには敵いませんが。

その他

PBPで使用できる反射ベストは「EN1150」という規格に準拠している必要があります(2015年以降)。しかし、ADX-Vは準拠していないため、PBPでは使うことが出来ません。

まとめ

ブルベを走る人たちの中でも、特に初期からやっている人たちが企画制作しているだけあり、ツボを抑えた逸品となっています。定番となるのも分かります。

また、ブルベは非商業の理念があるので、このベストも「販売」ではなく「頒布」という言葉が使われています。恐らく、ほとんど実費に対して利益は乗っていないはず。

これからもブルベに限らず、オーバーナイトランの場合にはありがたく使わせて貰う予定です。

評価

対象モデル:  オダックス埼玉「ADX-V」
年式: 2015年
定価: 1900円(税込)
購入価格: 1900円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 69g

価格への満足度

10/10

恐らく、ほぼ原価。

総合評価

10/10

通気性やバックポケットのアクセスなど、非常によく考えられている。

レビュアー情報

年齢: 32歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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