この記事は約 3分で読めます。
【レビュー】オダックス埼玉「ADX-V」
評価:5
国内ブルベでは定番と言える反射ベストです。埼玉のブルベ主催団体「オダックス埼玉」が開発したオリジナル品。
オダックス埼玉をはじめ、各ブルベのスタート地点/ゴール地点で頒布されています(要スタッフに確認)。
購入動機
ブルベに参加する場合、反射ベストまたは反射タスキの着用が義務付けられています。主催者によっては反射ベストしか認められない場合もあります。
ADX-V、通称「オダ埼ベスト」は定番品であり、国内ではブルベ参加者の目印とも言える存在です。はじめてブルベに参加するにあたって、知人に購入してもらいました。反射面がくたびれたので、2着目はAJ群馬の会場で購入しました。
製品概要
実測重量は69g。とても軽く、重さを感じません。
色はオレンジとイエローの2種類。オレンジのほうが人気があり、品薄であるようです。
生地は全面メッシュで、胸の部分と背中の部分に反射材が貼り付けられています。留め具はマジックテープ式です。
使用感
国内ブルベの参加時や、ブルベ以外でもナイトランで活用しています。
反射材の配置
前述のように、ブルベでは反射ベストの着用が義務付けられます。ウインドブレイカーや雨具を着るときは、その上から反射ベストを着なければなりません。
一番の特徴ですが、裾が短めの形状です。バックポケットを塞がないのが嬉しい。
反射面は後ろが大きめ、前が小さめ。前傾姿勢になることを考えると、前は上の方に付いていれば問題ないという判断からでしょう。その通りだと思います。
2014年以前は反射材が洗濯等で剥がれやすかったのですが、2015年版からコーティングされたバージョンとなり、洗濯でも剥がれにくくなっています。
空気抵抗
メッシュ生地であるためかほとんど感じません。ただ、細身の人は少しバタつくかもしれませんね。あと、100kg以上あると、なかなか胴回りがキツいかもしれません(80kgの私で結構ギリギリ)。
重量
体感できるほどではなく。ただ、夏場は少し暑苦しく感じることはあります。それでも他の反射ベストから考えると通気性確実に良いです。反射タスキには敵いませんが。
その他
PBPで使用できる反射ベストは「EN1150」という規格に準拠している必要があります(2015年以降)。しかし、ADX-Vは準拠していないため、PBPでは使うことが出来ません。
まとめ
ブルベを走る人たちの中でも、特に初期からやっている人たちが企画制作しているだけあり、ツボを抑えた逸品となっています。定番となるのも分かります。
また、ブルベは非商業の理念があるので、このベストも「販売」ではなく「頒布」という言葉が使われています。恐らく、ほとんど実費に対して利益は乗っていないはず。
これからもブルベに限らず、オーバーナイトランの場合にはありがたく使わせて貰う予定です。
評価
対象モデル: オダックス埼玉「ADX-V」
年式: 2015年
定価: 1900円(税込)
購入価格: 1900円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 69g
価格への満足度
恐らく、ほぼ原価。
総合評価
通気性やバックポケットのアクセスなど、非常によく考えられている。
レビュアー情報
年齢: 32歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。