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【レビュー】AZ「MCC-002 チェーンクリーナー パワーゾル 650ml」
評価:4
AZのチェーンクリーナー。遅乾性かつ、シールを傷めないのが特徴です。
購入動機
ワコーズの動画で「遅乾性のチェーンクリーナーは掃除をしやすい」ということを知り、ワコーズのチェーンクリーナーを購入しました。

が、これがなかなか高価。330mlで1620円。こだわりの豚毛ブラシが付属するものの、ブルベでよくチェーン洗浄をする私には運用コストがかさみました。
そこで思い出したのが、庶民のケミカル「AZ」。
きっと似たような製品があるはず……と思って検索したら出てきたのが本製品でした。遅乾性、そしてチェーンのシールを傷めないタイプ。更にブラシまで付属。これは完全に意識しているような? そして値段は安価。さすがAZです。
まずは1本買って試してみることにしました。
製品概要
容量は650mlと840mlがあります。スプレータイプで、主成分は石油系溶剤。
速乾性ではなく、しばらく乾かない遅乾性です。また、Oリングを傷めないシールチェーン対応も特徴です。
使用感
ワコーズのチェーンクリーナーとの比較でレビューします。

家や近所に水を使って洗浄できる場がないので、室内で本製品とワコーズ「フォーミングマルチクリーナー」を使ってチェーン洗浄を実施しました。
洗浄力
確かに乾くのが遅く、その間に汚れをブラシでかきだせるのが良いところ。
ただ、単純な洗浄力はワコーズのほうが上だと思います。ワコーズと同じだけの綺麗さを出そうと思うとそれなりにスプレーを大量に使用する必要がありました。
匂い
揮発が遅いので、刺激臭の発生も少ないと思います(臭いはあります)。ワコーズのは「非乾燥」なので、それよりは揮発はします。
本製品を使う際には換気はちゃんとしましょう。
攻撃性
DuraAceのチェーンはローラーにグリスが封入されているということであまり強いディグリーザーを使うとグリスが溶かされてしまうそうです。
本製品は「シールを侵さない」とは書いてありますが、「Oリングを傷めない」と書かれているに過ぎないため、果たしてグリスを溶かさないのかどうか……。実際にそこに悪影響がないかは目で見て分かるものではないので判定は出来ませんが、とりあえず掃除後に動きが渋くなるようなことはありませんでした。
ブラシ
付属するブラシの品質は、さすがにワコーズのものが上。
本製品付属のブラシは抜け毛が多く、チェーンの掃除に使うとたまにコマの間に毛が入り込むこともありました。
なお、ブラシは650mlタイプのみ付属するようです。
まとめ
安価で作業性の良いチェーンクリーナーです。
揮発しにくいので室内作業にも向いているはず。付属のブラシの品質は良くありませんが、チェーンクリーナーとしては良いものだと思います。
1本使ってみてよかったため、3年前に650ml×4本セットで購入。先日ついに4本とも使い切りました。
価格的にはAZオフィシャルストアで買うのが一番安いと思います。840mlでも1本440円。ブラシは付属しませんが。
評価
対象モデル: AZ「MCC-002 チェーンクリーナー パワーゾル 650ml」
年式: 2019年
定価: 2062円 (税込)/4本
購入価格: 2062円 (税込)/4本
価格への満足度
性能からすると異様に安い。
総合評価
量あたりの洗浄力はワコーズのほうが良いが、安いのでじゃぶじゃぶ使える。室内でも最低限の換気で済むのは良い。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。