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【レビュー】BBB「カーブストップハイパフォーマンス BBS-29HP」
評価:4.5
BBBのカーボンリム用ブレーキシュー。シマノ/スラム/カンパの3社の舟に対応しています。
購入動機
普段、レース用ロードに付けているカーボンホイール(Racing Zero Carbon)を、ロングライド用ロードに付けることになりました。普段こちらはアルミリムで運用しているので新たにカーボンリム用のブレーキシューを買う必要がありました。
普段使っているのはカンパニョーロの純正シュー。
こちらの性能には全く不満はないのですが、いかんせんお高い(4個で4500円)。ここで、普段ロングライド用ロードで使っているBBBもカーボンリム用のブレーキシューを出していることを思い出しました。こちらは4個で3000円程度となかなかリーズナブル。知人の実業団レーサーも絶賛していたので、こちらを使ってみることにしました。
製品概要
実測重量は4個で24g。カーボンリム専用。シマノ/スラム/カンパすべて共通で使用可能です。
「トリプルフェイスプロファイルデザイン」を採用し、雨天時での制動力が従来製品に比べて20%上がっているとのこと。
使用感
Dura9000のブレーキに、Racing Zero Carbonの組み合わせで使用。現在までの走行距離は700km程度。比較対象は、カンパの純正ブレーキシュー(BR-BO500X1 )です。
取付
重量はアルミ用のウルトラストップと変わらず。ブレーキ面のパターンも全く同じです。ウルトラストップはゴムの色が青、カーブストップは灰色という違いのみ。
今回はシマノの舟に取り付けましたが、カンパ・スラムの舟にも取付可能となっています。
制動力
ドライ条件における制動力はカンパのブレーキシューと同程度。シュー自体に柔らかさがあるので、初期制動は穏やかですが、握り込むとしっかり効きます。特性的にはアルミ用のウルトラストップとよく似ていますね。
今回の使用期間には雨がふらなかったため、ウェット条件下ではテストできず。
汚れ
こちらもウルトラストップ同様にカスが多く出ます。フレームの汚れは多いですが、これはカンパのシューでも同様。削れるのが早いということは、リムへの攻撃性が低いということでもあります。
寿命
ドライ条件で700km使っただけですが、結構削れてきています。持って3000km程度といった所。アルミ用のウルトラストップに比べたら寿命が短そうです。
まとめ
アルミ用のウルトラストップの特性そのままのカーボン用ブレーキシュー。非常にコントローラブルです。
ウェット条件で試せなかったのは残念ですが、こちらも恐らくウルトラストップ同様の性能はあるでしょう。
性能に破綻はなく、コストパフォーマンスは良いと感じるので、カーボンリム用ブレーキシューはカンパからこちらに切り替えようと考えています。
評価
対象モデル: BBB「カーブストップハイパフォーマンス BBS-29HP」
年式: 2019年
定価: 3080円(税込)
購入価格: 3024円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 24g
価格への満足度
カーボン用としてはなかなかのコスパ。
総合評価
不満なし。ウェットは未知数。
レビュアー情報
年齢: 35歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。