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【レビュー】BBB「ヘビーデューティ OSS BWS-02B」
評価:4
BBBの防寒シューズカバー。靴底はベルクロ留めになっており、MTB用シューズにも対応します。
なお、OSS = OverShoeS の略と思われます。
購入動機
3シーズンほど使っていたBBBのシューズカバー(下の記事)がボロくなってきました。

なかなかこちらのシューズカバーの防寒性能も悪くなかったのですが、今年の冬はかなり寒い。
ということで、BBBのシューズカバーの中で一番温かいこちらのシューズカバー「ヘビーデューティー OSS」を購入することにしました。
SPD派の私としては、シューズ底がマジックテープで着脱できるタイプでないと使用することが出来ません。BBBはそういったモデルを多数ラインナップしてくれているのが有り難いですね。
ブラックとイエローがありますが、何故かブラックのほうが安いのでブラックを購入しました。
製品概要
実測重量は172g(43-44サイズ/両足)。
厚さ3mmのネオプレーン素材(スチレン・ブタジエンゴム&ポリアミドとの記載あり)を使用。防水ではありません。
製造は台湾、ジッパーはYKK製です。
使用感
冬期の関東地方南部を走る際のシューズカバーとして使用しています。ブルベでも一度使用。雨天では使用したことがありません。
比較対象は、それまで使っていた同社の「ウォーターフレックス」です。
重量
左右で172g。
ウォーターフレックスの121gと比べると随分と重いですが、これはウォーターフレックスがかるすぎただけ。冬用のシューズカバーとしては標準的な重さだと思います。
感触
非常に薄いウォーターフレックスほどではないですが、3mm厚のネオプレーンとは思えないほどしなやか。着脱しやすいです。
YKK製のジッパーも滑らか。縫製もしっかりしています。
しなやかであるため、ペダリングがしやすいのはウォーターフレックスと同様。シマノのネオプレーン製シューズカバーも持ってますが、それより明らかに足首を動かしやすいです。
防寒性
私は足先が冷えやすい方ですが、本製品+夏用靴下でも5℃付近までは暖かく快適です。
ブルベで使用した時はかなり冷え込み、横浜市内で氷点下5℃を記録。本製品+冬用靴下ではこの気温はちょっと耐えきることは出来ず、指先が寒さで痺れました。ビニール袋を靴下の上から被せるか、靴用回路を入れておけば対策出来たかも?
気温が上がって0℃を超えると指の痺れも無くなって快適に走ることが出来ました。
本製品は裏面が起毛していませんが、更に起毛させて空気の層で保温するようにしても良い気はしました。
防水性
ウェットスーツに使われる素材で作られていますが、特に防水というわけではありません。
被視認性
かかと部分に反射材が貼り付けられています。
各種ロゴテープも反射素材を採用しているようで、なかなか目立ちます。
耐久性
ウォーターフレックスに入っていた爪先とかかとの補強が本製品には入っていません。ちょっと耐久性は不安が残りますね。
特に爪先は補強が入っていても結構すぐに穴が開いてしまうもの。「ヘビーデューティー」を冠するならば耐久性にも気を使ってほしいです。
その他
この世代の製品から、BBBのロゴが新ロゴに変わっています。
一見「3」ですが、「B」だと思います。
まとめ
一桁気温で活躍する冬用シューズカバー。ロード用シューズだけではなく、MTB用シューズにも使えるのが良いです。
ただ、どちらかというとロード向けのようで、補強の類がかなり省かれています。補強を省くことで軽量化&しなやかさを出しているのだと思いますが、あまり耐久性は期待出来なそうに見えます。ヘビーデューティーの名に恥じない耐久性もほしい所。どれくらいの期間使えるかは、数シーズン後に追加レビューを書きたいと思います。
評価
対象モデル: BBB「ヘビーデューティー OSS」
年式: 2020年
定価: 4620円(税込)
購入価格: 3696円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 172g
価格への満足度
適価。
総合評価
柔軟性が高く、防寒性にも優れたシューズカバー。耐久性は低そう。
レビュアー情報
年齢: 36歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。