【レビュー】ビッグウイング「しろくまのきもち」

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評価:4.5

主にアウトドア用品の代理店をしているビッグウィングのオリジナル商品。首に巻いて気化熱で温度を下げるスカーフです。

目次

購入動機

2012年に最初に使用。その時は、肌触りが気に入らなくて使用を断念。

その後、改めて使ってみたところ、肌触りが改善されており、以来夏のライドの必需品になっています。

製品概要

実測重量は不明。水の含み具合でかなり重量が変わります。

水を蓄える高分子ポリマーシート(要はおむつの中身と同じ)を、綿の布で包んだ構造をしています。

カラーはたくさんあり、私が使っているのはペイズリー柄です。2017年限定のカラーのようでした。

使用感

真夏日のライドで3日連続使用しました。一応毎日洗濯をしています。

使い方

水に数分漬けておくと、高分子ポリマーシートに保水されます。

首に巻いて、リングで固定します。

効果

気化熱で表面温度を奪って涼しくなるという仕組みで、単純に首に巻いているだけで涼しいです。

加えて、走行風のある自転車では高い冷却効果を発揮します。気化熱で涼しくなるだけではなく、首周りに直射日光が当たることも防いでくれるため、日焼け防止で体力を温存出来ます。これが無いと、夏の昼間に走るのは厳しいと感じるほど。

以前のモデルは首に巻いていると痒く感じることがあったんですが、今はそれもなく。何らかの表面素材の変更があったんでしょうか? 私が最初に使っていた2012年当時は「15分以上水につけて」とあったのに、今は「3~5分水につけて」となっているので、地味にバージョンアップを重ねているのかもしれません。

持続性

この高分子ポリマーの保水力は恐ろしく高く、35度の炎天下に一日干しておいたものを取り込んでも、表面が湿っています。もちろん、数時間ごとに水につけたほうが効果は持続しますが、何もしなくても1日程度なら効果は持続するでしょう。

ただ、この保水力が仇となることもあります。「臭くなりやすい」点です。常に湿っている状態なので、雑菌が繁殖しやすいのでしょう。相当念入りに干さないと駄目です。臭いが強い時には、熱湯消毒をするようにしています(これはOKとされている)。

値段(600円程度)を考えると、数回使って捨てるくらいでちょうどよいかもしれませんが。

その他

特別暑い時は、コンビニで氷と水を買うと思います。余った氷と水に本製品を突っ込むと、かなりの冷却効果を持つスカーフが出来上がります。効果は長く続くわけではありませんが、しばらく清涼感を味わうことが出来ます。

まとめ

夏場のライドで首周りを日焼けから守り、更に冷却効果のあるスカーフ。熱中症の防止に効果的だと思います。

ただし、その高すぎる保水力のため、臭いが出やすいのには注意が必要です。念入りに洗って(洗濯機は禁止らしい)、長時間干せばそれなりに長く使えるかもしれませんが、実際には臭いが出た時点で買い換えた方が良いでしょう。

真夏ライドの必需品です。

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ビッグウィング
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評価

対象モデル:  ビッグウイング「しろくまのきもち」
年式: 2017年
定価: 759円
購入価格: 600円
公称重量: 不明
実測重量: 未測定

価格への満足度

6/10

安いけれど、長くは使えないので。

総合評価

9/10

夏ライドの必需品。臭いに注意。

レビュアー情報

年齢: 35歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

 

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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