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【レビュー】BIKE HAND「YC-503 CHAIN WEAR INDICATOR」
評価:3.5
BIKE HANDのチェーンチェッカー。6-11速対応。
購入動機
管理する自転車の台数が増えてきて、消耗品の交換のサイクルが若干掴めなくなってきました。Amazonの交流履歴に頼って交換時期を推定していますが、基本的には勘でチェーンを交換している状態です。
チェーンが伸びたのを放っておくと、チェーンリングやスプロケットにも悪影響があるということで、何とかしなければと決意。
定量的な基準が欲しい、と言うことでチェーンチェッカーを試してみることにしました。チェーンチェッカーは色々な会社から販売されていますが、1000円以下のものは形が同じで、色と刻印のみが違うものがほとんど。恐らく以下は本製品と同じもの。
・ACOR
・EGWORKS
この中で一番安かったBIKE HANDを選択しました。一応名の通ったメーカーですし。
製品概要
実測重量は33g。大きさは想像よりも小さく、全長は14cm。
対応チェーンは記載されていませんが、他社の同形製品を見る限り、6-11速のチェーンを想定しているはずです。
測定出来るのは、チェーンの伸び率(伸びた長さではありません)。0.75%と1.00%の2種類が判定できるようになってます。
使用感
現在、家で稼働している自転車3台のチェーンを、本製品でテストしてみました。
使い方
二又になっている突起をチェーンのリンク内にはめ込み、もう片方の突起がチェーンリンク内に入れば「伸びてます」判定。入らなければ、「まだ伸びてません」判定。至極単純。
片面が0.75%、片面が1.00%の伸び率を判定できるようになっています。
これは新品のチェーンの取付直後に、0.75%側を入れてみた所。奥まで入らないので、伸びていないということです。これで、本製品の精度自体も信用できそうだということが分かりました。
判定結果
家で稼働している3台の判定結果です。
→0.75%入らず
②LAPIERRE XELIUS (10速/2016年8月交換/走行4000km)
→0.75%まで入る、1%入らず
③GIANT ESCAPE RX (10速/2014年10月交換/走行5000km)
→1%まで入る、さらに余裕あり
Foilはまだ大丈夫そう。XELIUSはそろそろヤバい。ESCAPEは完全に使いすぎ。と言った所でしょうか。
結果考察
問題は、「一体どこまで伸びたらチェーンを交換するのか」という明確な基準がどこにも書かれていないことです。
少なくともSHIMANOのチェーンはSHIMANO公式のチェーンチェッカーを使うのが一番確実なのでしょう。SHIMANOのチェーンチェッカーには、判定できる伸び率が何%なのかは明記されていません。
PARKTOOLのチェーンチェッカーの説明書には、「10sチェーンは0.75%以上伸びていたら、11sチェーンは0.5%以上伸びていたら交換目安」と書いてあるようですが、これが全ての会社のチェーンに言えるのかどうか分かりませんし。
とりあえず、本製品で測れるのは0.75%が下限なので、それが入ったら交換検討という形にしようと思います。XELIUSは3月退役予定なので、もう少しこのまま使う予定です。ESCAPEは即交換です。大体チェーンの寿命は3000㎞程度という経験則は大きく外れているわけではなさそうですね。
まとめ
絶対的な交換基準として使うには心もとないですが、相対的な目安を知るのには良い工具だと思います。
値段も安いですし、1本持っておいても損はないでしょう。
評価
対象モデル: BIKE HAND「YC-503 CHAIN WEAR INDICATOR」
年式: 2017年
定価: 715円(税込)
購入価格: 573円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 33g
価格への満足度
かなり安い。
総合評価
精度は不明だが、目安としては役に立つ。
レビュアー情報
年齢: 32歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。