【レビュー】Blackburn 「AIRSTIK SL」

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評価:2

Blackburnの超小型携帯ポンプ。公称重量は58gと最軽量クラスです。

目次

購入動機

わいわいセールで安売りになっていたので。

黒×赤が好みだったのですが、セール品は白一色でした。

製品概要

実測重量は60g。付属のボトルケージ共締めのブラケット重量は13gです。

対応するのは仏式バルブのみと割り切った仕様。補助チューブの類は米式バルブに対応していないと使えないため、本製品は単品で使う必要があります。

使用感

しばらくレース用マシンに取り付けて使っていました。使い勝手の悪さから、現在はairbone+お助けチューブの組合せにしています。

重量

多少サバ読みはあるものの、単体で60gの重量は十分軽量であると言えます。

ちなみに、airboneの99mmモデルは実測58gです。

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大きさ

小さいです。とは言ってもそれなりに容量のあるサドルバッグで無いと中には入らないでしょう。ツール缶やツールケースであれば中に入る大きさです(Vittoriaのには入りました)。私は付属のブラケットで、ボトルケージの脇に設置していました。

使い勝手

補助チューブを使えないので、バルブからずれないようにポンプを固定して空気を入れるしかありません。口金もネジなどは切っておらず、力の入れ方を誤るとバルブからズレてしまい、折角入れた空気が漏れてしまうことがあります。高圧まで入れるのはかなり難しいでしょう。出来なくはないですが、バルブを動かないように支える方の手の筋肉が悲鳴をあげます。

性能

IRC ASPITE PRO(24C)に対してテストを実施。

200回→3.9気圧

インナーシャフトを二気室にすることで一回のポンピングあたりの充填量を上げているようで、回数あたりの気圧は確かに高めです。

つまり、この出ている銀色の部分も中空になっているので、2倍空気が入るよ!ってことなのでしょうが……体重を掛けて入れられなくなる気圧は、他の超軽量ポンプとほぼ同じ。4気圧以上に上げるのはかなり大変だと思います。100回過ぎてから重くなり、150回から先は顔を赤くしながらポンピングしました……。

まとめ

見た目どおり、「軽量だけど空気圧は入らない」ポンプ。

単純に走行可能なレベルに回復するならば問題ないですが、根本対策用には向かないでしょう。あくまで近場のお散歩用です。

超小型携帯ポンプではairbone+補助チューブの出来が頭一つ抜けている印象です。

評価

対象モデル:  Blackburn「AIRSTIK SL」
年式: 2012年
定価: 2940円(税込)
購入価格: 1600円(税込)

価格への満足度

8/10

安く買えた。

総合評価

4/10

見た目通りの性能。

レビュアー情報

年齢: 30歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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