【レビュー】BM WORKS「スピードエクステンダー」

評価:3

BM WORKSのハンドル用エクステンダー。ライトやサイクルコンピューターをマウントするために使います。

購入動機

購入記録を見ると、2014年7月の購入となっています。

ハンドル上の整理のために購入

この時期何をやっていたかと言えば、本州一周が終わって装備の見直しをしていた頃だったはず。

BM WORKSのエクステンダーは、当時としては異形でした。こんなに長いエクステンダーは他に無かったからです。当時はこれの半分くらいの長さのものしかなかったはず。

ハンドル周りの整理のために良いかと思って購入したわけですが、色々付けすぎてハンドル周りが重くなっていたのでしばらくお蔵入りしていました。

フロントバッグの台座として復活

さて、誕生日に妻からmorimonoのフロントバッグを頂きました。

ダイニーマ生地を使った、わずか80gのフロントバッグです。これでブルベでもハンドル周りを軽量に!

……と思ったのですが。取り付けようとした所、バッグがシフトワイヤー・ブレーキワイヤーと干渉してしまい、物凄くバッグが浮いてしまうことが分かりました。具体的に言えば、ハンドルより上にバッグの一部が出てしまう状態です。

恐らくこのフロントバッグは、最近流行りのケーブル内装ハンドルのディスクロードを前提に設計されているように思えました。リムブレーキのケーブル外装ハンドルだと上手く取り付けられなかったわけです。

 

そこで久々に登場願ったのが、こちらのスピードエクステンダーでした。

フロントバッグとライトを左右に付けて丁度いい長さ。これで完璧!……と思ったのですが。続きは「使用感」で。

製品概要

実測重量は78g。ポリカーボネート製です。

全幅は180mmあります。

ハンドルは31.8mm径に対応。同梱のシムを使うと25.4mmハンドルにも対応します。

耐荷重は500gとされています。

使用感

ライト(170g, 150g)と、フロントバッグ(80g)を取り付けて100kmほど走行しました。

分割式

本製品は分割式となっています。左右の追加部分が「スピードバー」。ここにアクセサリー(ライトやサイコン)を付けてから差し込んで使う……という想定をされているようです。普通に差し込んでからライトを取り付けても良い気はしますが。

 

組み立てるとこんな感じ。かなり長いですね。

取り付け

サンワダイレクトのサイトに動画があったのでそちらを貼り付けて手を抜きます。

 

ポリカーボネート製ということもあり、ネジを強く締めると本体に食い込んでしまいますね。取り付けには気を使います。

重量

180mmとかなりの長さですが、総重量は78gとかなり軽く収まっています。

ポリカーボネート製というのが効いているでしょうか。アルミで同じ形状だともう少し重くなりそうです。

効果

それまでハンドルに付いていたライトを本製品に取り付けることで、ハンドル上はすっきり。上ハンドルを持つ際のストレスはなくなりました。

180mmもあるので取り付けスペースが広く、ライトとサイコンの距離が開けられたのも良かったです。

 

変更前の写真。ハンドル上だけで完結させようと思うと、ライトとサイコンの距離が近くて窮屈ではあったんですよね。

反面、エクステンションバー+フロントバッグで160gほどハンドル周りの重量が増えたので、やはり自転車の振りは重くなった気がします。

安定性

早速取り付けて走ってみたのですが……ライトが凄く揺れます。左右方向ではなく、前後方向に。

 

具体的にはこんな感じです。

この日は昼間しか走らなかったから良いのですが、夜にライトを使っている最中にこれだけ揺れると、光軸がブレてしまって走りにくくなります。ちょっと実用には辛いですね。

てっきり分割部分から揺れていると思ったのですが。右のライトを前後に動かすと、左のライトも連動して前後に動きます。

これはつまり、ハンドルから伸びる2本のアームが動いてしまっているということですね。アームの剛性が足りていないということです。

わざとしならせて折れることを防止しているのかもしれませんが、ライトやサイコンがハンドルに対して揺れてしまうのは問題です。

その他

MADE IN KOREAの文字が刻まれています。BM WORKSがどこのブランドかはわからないのですが、韓国だとしたら中々珍しいですね。自転車関連で韓国メーカーって少ないので。

 

ライトの脱落防止のために、バーの端が少しせり上がっているなど、全体的に作りは丁寧で良いです。それだけにアームの剛性不足が残念ではありますね。

まとめ

軽量かつ長さもあり、さまざまなアイテムを取り付けることが可能なエクステンションバー。

ただし、アームの剛性不足に起因する安定性の低さがあり、ライトを取り付けると光軸が揺れてしまいます。ナイトライド主体のかたにはオススメできません。

私は、KCNCのこちらのエクステンションバーに乗り換えました。2018年発売。アームの剛性が高く、同じ構成(ライト×2、フロントバッグ)を取り付けても全く揺れることはありません

現在でこそこうした上位互換とも言える製品が出ていますが、2014年当時は「長いエクステンションバー」がBM WORKSの他には存在しませんでした。

当時評価したらもう少し高評価になったかと思いますが、現時点の評価だと★3くらいの微妙な評価になってしまいます。

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なお、この記事を書いた時点ではAmazonでまだ購入可能。耐荷重が500→900gに増えているのが気になります。補強されたんですかね? でもその割に重量は増えていないようだし……誤表記かもしれません。

評価

対象モデル:  BM WORKS「スピードエクステンダー」
年式: 2014年
定価: 2880円 (税込)
購入価格: 2880円 (税込)
公称重量: 80g
実測重量: 78g

価格への満足度

7/10

当時としては安かったと思う。

総合評価

6/10

拡張性は高かったが、アームの剛性の低さが残念。

著者情報

年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)