【レビュー】BONT 「A3」

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評価:2

Bontの廉価ロードシューズ。同社の製品は基本的に熱成型対応です。既に廃番。

目次

購入動機

「木靴のような硬さなのに、成型すると素晴らしいフィット感」という響きに惹かれて購入。熱成型は初めてだったので、一番安いモデルを購入しました。

一応、熱成型のノウハウがある店で購入したのですが……。

製品概要

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重量は42サイズ片足実測で250g。相当軽いです。熱成型が可能な範囲は多く、アッパーの上部を除いてほとんどが成型可能。

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ソールはカーボン製でかなりの硬さです。

使用感

右足でサイズ合わせて、42サイズのシューズを購入。これがミスでした。

人の足は左右の個人差が結構大きいものなのです。この時点では知らなかったのですが、私は左足の方が大きかったのでした。小さい方の足でサイズを合わせたので、左足の人差し指がどうしてもシューズ内部に当たってしまったのです。

 「熱成型シューズなので、それくらいは何とかなりますよ」
 
と店員さんは言うものの、何度成型し直しても左足の人差し指の当たりは消えず。多少しなやかなシューズなら何とかなるものの、ガチガチのBontではそういった訳にもいきませんでした。

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親指が一番長い足型(エジプト型)の人向けの形状であることが分かります。私は人差し指が一番長い足型(ギリシャ型)なので、どうしても人差し指があたってしまうのです。画像を見ると、人差し指部分を熱成型で何とかしようと頑張った歪みが見えると思います。

なお、上位モデルであるVayporにはギリシャ型の足型と、親指と人差し指が同じくらいの長さ(スクウェア型)に向けたAsian fitという別モデルが展開されていました。下位モデルには残念ながらAsian fitはありません。

そのまま捨てるのももったいないので、履いた状態で走ってみましたが、1時間ほどで指先が痛くなって走れない状態に。結局、このシューズはほとんど履かないままお蔵入りとなったのでした。

まとめ

多分42.5サイズを買っていれば、全く違ったレビューになっていたと思います。

今思えば、両足でちゃんとサイズを計測して買うべきでした。左足だけ微妙に大きいというのは、このシューズを購入する時に初めて知ったことです。この一件以降、シューズは両足を履いた上で買うのが習慣となりました。そういった意味では、良い勉強代だったのかなと思います。

効率が良い=タイトなシューズであるほど、サイズ選びはシビアになります。シューズを買う場合は、自分の足のサイズを計測した上で、両足履いた状態で試したほうが良いでしょう。また、座った状態と立った状態では足裏の肉の広がり方も異なります。立った状態で一定時間履いてみて、違和感がないかを確かめたほうが良いと思います。

評価

対象モデル:  BONT「A3」
年式: 2011年
定価: 22050円(税込)
購入価格: 20000円(税込) 熱成形代込

価格への満足度

2/10

勉強代と考えています。

総合評価

4/10

足型の相性が大きい、剛性は素晴らしい。

レビュアー情報

年齢: 30歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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