【レビュー】CADEX「Race Handlebar」

評価:4

CADEXのロードバイク向けカーボンハンドル。公称160gの超軽量ハンドルです。

購入動機

ディスクロードのハンドル周りが重かったので、軽量化の一環として購入しました。

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詳しい動機は上の記事に書きました。

製品概要

実測重量は156g(芯-芯400mm)。

サイズのバリエーションは、以下の通りで大きいサイズがありません。

・380mm (リーチ:68mm / ドロップ:120mm)
・400mm (リーチ:72mm / ドロップ:125mm)
・420mm (リーチ:72mm / ドロップ:125mm)
ドロップ部のフレアはなし。まっすぐ下に落ちています。

使用感

Bianchi INFINITO CVに取り付けて使用しています。主な用途はロングライド・ブルベです。半年で3000kmほど使用。

バーテープは、スパカズのスターフェード柄を使用しています。

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このハンドルの前に使っていたのは、3TのERGONOVA TEAMです。

重量

なんといってもこのハンドルの最大の特徴は重量でしょう。

 

実測156g。私が使う400mのカーボンハンドルの相場は大体200gくらいで、180gならかなり軽い方。160gを切ってくるのは「怖いくらいの軽さ」と表現出来ます。

普通のカーボン製ドロップハンドルは3ピース(トップ部と左右エンド部)を組み合わせて成型されるそうですが、本製品は1ピース成型とすることでこの軽さを実現しているとのこと。

それまで使っていたERGONOVA TEAMに比べて44gもの軽量化となりました。おかげでハンドル周りも軽くなり、当初の目的を達成できました。

CADEXに重量で対抗できる有名ブランドの製品といえば、TNIのPelotonくらいしか思い浮かばないです。

組み付け

組付けはショップに依頼しました。

 

一応、穴は空いているものの、こちらはDi2用。ブレーキケーブルやワイヤー式変速のシフトケーブルは内装出来ません。外側に沿わせる必要があるので、少し握りは太めになります。

ポジション

前に使っていたERGONOVA TEAMは、リーチが77mmでドロップが123mm。CADEXはリーチが72mmでドロップが125mm。リーチは5mm短く、ドロップは2mm長くなっています。

ハンドルが近く感じることを懸念していましたが、意外と大丈夫でした。これまでが少し遠かったのかもしれません。

見た目

バーエンドにはCADEXロゴが入っていますが、ここはバーテープで隠れます。

 

一応見える部分にもロゴは入っていますが、同色で目立ちません。良く言えば主張しない、悪く言えば地味なデザインです。

剛性感

156gのカーボンハンドルということで、「変にしなったらどうしよう?」と思っていましたが、そこはさすがCADEX。しっかりと剛性も出ています。

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一体型のMetronほどのガッチリさはありませんが、下ハンドルを持ってスプリントをしても不満のない剛性感です。ブルベ用途なのでスプリントはまずしませんが。

 

これまで使っていたERGONOVA TEAMに比べてドロップ部の長さが長く、下ハンドルが握りやすいのも好印象。これで少しドロップ部がフレア(外側に開いている)していたらなお良かったんですけども。

快適性

快適性はERGONOVA TEAMのほうが上だったと思います。というか、私に合っていたと言うべきですかね。

どちらのハンドルも卵型断面ではあるのですが、ERGONOVAのほうが平らで、CADEXの方が丸みがあります。長距離を乗る上では平らな方が手のしびれが出にくいので、ありがたいのですが。

スペック説明を見ると「楕円形断面のドロップデザインは、バーの剛性を高めながらグリップ力を向上」とあるので、この断面形状は剛性を高めるために必要だったのかもしれません。

まとめ

軽量かつ剛性もしっかり出ているハンドル。快適性は期待したほどではなかったですが、及第点ではあります。

挙動にも不安はなく、購入前に総掃除していた軽さと引き換えのデメリットは感じられません。

値段は税込44000円。ハンドル周りをこれだけ軽く出来ることを考えると高くはないですね。

あえてGIANTが別ブランドとして出しただけあって、見た目的にも他のバイクブランドとも合わせやすいハンドルだと思います。近年のハンドル完全内装ブームとは完全に逆を行く製品ではありますが、軽量性を重視する人には向くハンドルでしょう。

評価

対象モデル:  CADEX「Race Handlebar」
年式: 2021年
定価: 44000円 (税込)
購入価格: 44000円
公称重量: 157g
実測重量: 156g

価格への満足度

6/10

高価ではあるが、納得の重量と性能。

総合評価

8/10

完全内装の流れに逆行はするが、非常に軽量で使いやすいハンドル。乗り心地はそこそこ。

著者情報

年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)