【レビュー】CAMELBAK「ポディウム アイスボトル 21oz(2019)」

評価:4

CAMELBAKの保冷ボトル。同社の「ポディウムチル」より上位のモデルで、保冷力はポディウムチルボトルの2倍とされています。

2019年にリニューアルされたデザインのモデルのレビューとなります。

購入動機

2020年夏に、サーモスの保温ボトルを買いました。

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これを買ってから個人的に「保温ボトルブーム」が来まして、次に買ったのが今回レビューする「ポディウムアイス」です。

同社の代表的な保冷ボトルである「ポディウムチル」は普通の自転車用ボトルの2倍の保冷性能を有していると書かれています。「ポディウムアイス」は普通の自転車用ボトルの4倍。つまり、「ポディウムチル」の2倍は保冷性能が高いということです。

値段もポディウムチルのおよそ倍(チル2145円、アイス3960円)ということで迷いましたが、商品券が3000円分余っていたのでそちらを使って購入しました。

製品概要

実測重量は141g。

サイズは21オンスの1サイズ展開。容量は620mlです。

エアロジェルテクノロジーなるもので保冷性能を確保しているそうですが、詳細は不明。

カラー展開は以下の5種類。

・ホワイト/ブラック
・ホワイト/レイクブルー
・セージ
・オックスフォード
・フェアリーレッド

使用感

真夏のライドで使用。ダブルボトル運用時のサブボトル用途です。比較対象は、魔法瓶構造を持つ、サーモスの「真空断熱ケータイマグ FJF-580」です。

重量

141gと、620mlの容量としては重いです。

同サイズ(≠同容量)のポディウムボトル(保冷機構なし)が88g。ポディウムチルボトル(保冷機構あり)が120g前後。更に20g分重くなっています。

これは、外周部に配置された保冷剤の量によるものだと思われます。保冷剤の入らないポディウムボトルは軽いですし、保冷剤が入っても量がそれほどではないポディウムチルボトルはそこそこの重量に収まっています。

保冷剤の量が一番多いポディウムアイスボトルは必然、重くなるわけですね。説明を読んでみると「エアロジェルテクノロジー」なるものが適用されているようなので、単純に量が違うだけではなく保冷剤の材質自体が違うかもしれませんが。

容量

前述の通り、容量は620ml。ただ、外側のサイズは容量710mlのポディウムチルボトルと同じです。

これも保冷剤の量の問題で、ポディウムアイスボトルは保冷剤が多いのに外径は変わっていないので、容量が減っているということです。

あまり水が多く入るわけではないので、夏場にこのボトル1本では厳しいですね。30分に1回はコンビニ休憩を挟むことになると思います。炎天下ならそれくらい休憩を入れたほうが良いかもしれませんね。

握りやすさ

適度にソフトですが、保冷剤が多い分、ポディウムチルボトルやポディウムボトルと比べると明らかに固いです。必要な握力が多いですね。

CAMELBAKのポディウムシリーズは、握らなくても吸い込めば出てくる仕掛けになっているので、吸い込んで飲むようにしたほうが良いでしょう。

保冷性能

一言で言えば、額面通りの性能です。

ポディウムチルボトルの倍の時間は氷が溶けずに持ちます。ただ、魔法瓶構造のサーモスと比べたら、チルもアイスもどっちもどっちという印象。

35度以上の炎天下で走行した場合の性能差は以下です。

・サーモス: 12時間以上の走行をしても氷が残っていた。
・ポディウムアイス: 1時間ほどで氷が全部溶けた。
サーモスはポディウムアイスの2倍の重量がありますし、魔法瓶構造なので比較するのも酷ではあるのですが。単純に保冷性能を求めるなら魔法瓶タイプを買うべきです。
しかし、このボトルが片手落ちだと思うのは、フタが他のポディウムシリーズと共通であることです。
重量を測ってみましたが、保冷性能の無いポディウムボトルと同じでした。色は違いますが、モノは同じ。ボトル側だけ保冷性能をこだわっても、フタから外の熱気が入ってきたら結果として保冷性能は下がると思うんですが……。
3960円と凄い値段なので、フタの保冷性能にもこだわってほしかったです。そしたら5000円になるのかもしれませんが。

お手入れ

食洗機が使えるかどうかについての記載はありませんでした。

フタは大丈夫そうですが、ボディ部分は少々怪しいので手洗いをしています。

その他

このボトル、夏場にしか出番がないものかと思いこんでましたが、知人は冬にも使うそうです。

その理由が「氷点下でも中の水が凍らないから」。ボトルの断熱性が高いので、極端な寒さも中まで達しないということですね。

まとめ

ソフトな自転車用ボトルとしては最高峰の保冷性能を持ったボトルだと思います。

魔法瓶構造を持つサーモスと比べると保冷性能は雲泥の差がありますが、サーモスはボトル自体が硬い(ボトルケージが食い込まないので振動で飛び出しやすい)のでボトルケージをかなり選びます。

その点、ポディウムアイスは多少握る時に固いくらいで、基本的にはソフトな自転車用ボトルと扱いが変わりません。中途半端といえば中途半端ですが、使い勝手は悪くないと感じました。

ただ、ポディウムチルボトルの倍の値段を出す価値があるかと言われると……なかなか難しいです。まぁ、値段が2倍になって性能が2倍になるのは商品としては良心的ではあるのですが。ボトルに4000円はちょっと躊躇するのも事実ですね。フタまで保冷性能にこだわってくれたら、その金額を出す価値はあると思います。

 

評価

対象モデル:  CAMELBAK「ポディウム アイスボトル 21oz(2019)」
年式: 2020年
定価: 3960円 (税込)
購入価格: 3960円 (税込)
公称重量: 不明
実測重量: 141g

価格への満足度

4/10

自転車用ボトルの中では最高クラスに高価。

総合評価

8/10

保冷性能の高さと、普通のボトルケージでも使えるバランスの良さがある。

著者情報

年齢: 36歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)