この記事は約 3分で読めます。
【レビュー】CATEYE「BA-3.4(534-2681)」
評価:5
CATEYEのVoltシリーズ向け予備バッテリー。内蔵電池の容量が3.4Aのタイプです。
購入動機
2017年のある日、店頭で売っていたVolt800を見たところ、違和感を持ちました。バッテリー容量が3.4Aとなっているのです。
私の記憶が正しければ、もともとは3.1Aだったはず。
調べてみても、やはり以前は3.1A。どうやら最近容量アップを果たしたようです。時期を調べてみると、少なくとも2017年5月から切り替わっていたようでした。単体で販売されている予備バッテリーも3.4Aのものが売られるようになっています。
1割容量アップすれば、ランタイムも1割伸びるはず。ということで、愛用のVolt700/800用にバッテリーを買い足したのでした。
製品概要
実測重量は73g。容量は3.4Ahです。
使用感
Volt800用の予備バッテリーとして使用しています。
重量
BA-3.1と全く変わりません。容量が増えたら少し重さも増えそうな気もするのですが……。
容量
中身は18650電池です。18650電池の容量は眉唾なことが多いのですが、信頼できるメーカーでは3.5A前後のものが多数。3.4Aは現状では最大級の容量と言えると思います。
ランタイム
Volt800を使って、BA-3.1とBA-3.4の比較実験。弱点灯モードでの赤点滅までの時間を計測しました。
BA-3.4 → 10時間15分
1時間30分伸びました。525分→615分なので、ランタイムは16%伸びたことになります。容量以上の伸び率にはちょっと疑問はあるのですが、個体差でしょうか。もしくは、気温差なのか。とはいえ、10時間点灯すれば日本の冬でもオーバーナイトライドに十分ですし、有難いですね。
運用
我が家には本製品を含めた大量のVolt用予備バッテリーがあります。1000kmブルベや1200kmブルベではこれらをフル活用します。
2~3本をフロントバッグに入れて持ち歩き、電池が切れたら交換を繰り返すことで、ライトの残り点灯時間を気にせず使えるのが魅力です。本体内蔵バッテリーの場合だと、宿で充電をしないといけないので結構ライトの点灯時間に頭を悩ませることになります。カートリッジ式バッテリーだと、バッテリーだけ持っておけば良いので楽ですね。実質的に乾電池のライトと同様の運用が可能になります。
寿命
バッテリーにも使用限界があり、CATEYEの公式には300回の充電で寿命とされています。私は結構使用頻度が高いので、2年くらいで寿命を迎えそうです。
私はこのテスターを使って、満充電時の容量が落ちていないかを確認しています。
まとめ
重量は増えずに容量のアップしたバッテリー。Voltシリーズ愛用者には嬉しい製品です。
前回の容量アップから3年、「そろそろ3.6Ahくらいにまた容量アップしないかな?」と思いましたが、Panasonicセルの18650電池は未だに3.4Ahが上限っぽいですね(恐らくBA-3.4内の18650はPanasonic製)。この辺りで頭打ちなんでしょうか。
評価
対象モデル: CATEYE「BA-3.4(5342681)」
年式: 2017年
定価: 3850円(税込)
購入価格: 3000円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 73g
価格への満足度
少々割高には感じる。
総合評価
Voltシリーズを乾電池ライトと同様の運用を可能にするアイテム。
レビュアー情報
年齢: 36歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。