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【レビュー】CATEYE「H-34N フレックスタイトブラケット」
評価:5
CATEYEのフロントライト用ブラケット。基本的にライトに付属してきますが、単体で売られてもいます。
購入動機
私の現在のメインフロントライトは、Voltシリーズ。400/800を用途に応じて使い分けています。場面によっては、URBAN(EL-145)などが混ざることも有りますが、基本的にはCATEYEでライトを固めています。
最近は色々ライトを試していて、OLIGHTのRN1500を導入中です。ただ、これも「ゆるふわーくす」の変換アダプタを使い、CATEYEのブラケットに取り付けています。
CATEYEを選ぶ理由については、ライト自体の性能もさることながら、ブラケットの優秀さにあります。
製品概要
単体重量は17g。対応する径は22-32mm。
左右にライトをの向きを若干(左右5°程度)変えられる機能があります。
使用感
私の所有する全ての自転車のハンドルには本製品が取り付けられています。用途によって、取り付けるライトを切り替える運用です。
固定力
最大の魅力はコレ。ハンドルにしっかりとライトを取り付けられます。
オンロードに限れば、段差や振動でもズレません。お辞儀もしません。これが出来ていないライトブラケットが世の中には沢山あります。ライト自体は良くても、その点だけで台無しです。
汎用性
丸断面のハンドルはもちろん、極端に扁平なエアロハンドルでなければ、ある程度特殊な断面のハンドルにも対応します。工具も要りません。
ライトの照射角度を変える際にも、少しだけブラケットを緩めれば調整可能。また、左右への首振り機能もあり、例えば道路の左端だけを優先して照らすことも可能です。
互換性
強調したいのは「CATEYEのフロントライトならば、大体このブラケットに取り付けられる」ということです。
moonのライトやdosunのライトの場合、モデルや年式によってブラケットが異なったりするのです。
その点、CATEYEのフロントライトの場合は、よほど古くない限り、ほぼ全ての製品のブラケットに互換性があります(Volt6000, VoltXCシリーズは除く)。
ブラケットが共通ということは、ライトだけを差し替えて利用できるということ。便利です。
他製品との連携
CATEYEからはOH-2400という、本製品のバンドに対応したベルが発売されています。省スペースで軽いので、ハンドルスペースの有効利用が可能です。
メンテ
たまにライトのガタツキが出ることがありますが、それはネジの緩みが原因であることが多いです。
対処法はこちらの記事にまとめています。
その他
余ったバンドの処理について。私は切っていません。
「切らないんですか?」と聞かれることはあります。実際、昔は切っていました。しかし、あまりギリギリに切ってしまうと、一度外した後の取り付け時に結構苦戦します。
フロントバッグやサイクルコンピュータとの兼ね合いで、ライトの位置を変えたりすることが日常茶飯事なので、ここは重要。シビアに重量を気にするレースではそもそもブラケットごと取ってしまいますし、切っても大した軽量化にはならないと思っています(2g程度)。
まとめ
工具要らずで調整も楽。汎用性・互換性も高い。大変優秀なライトブラケット。
コレのためにCATEYEのライトで揃えている人も多いと思いますし、実際ユーザの囲い込みにも成功しているでしょう。壊れても入手性が高いのも嬉しい所です。
個人的には、世界的なライトブラケットの統一規格になって欲しいとさえ思っています。BB規格やスルーアクスル規格の統一も結構ですが、ライト沼の住人たるロングライダーには、ライトブラケット規格の統一も有難いのではないでしょうか。
評価
対象モデル: CATEYE「H-34N フレックスタイトブラケット」
年式: 不明
定価: 660円(税込)
購入価格: 524円(税込)
公称重量: 17g
実測重量: 17g
価格への満足度
単体売でこの安さ。
総合評価
最高の自転車ライト用ブラケット。
レビュアー情報
年齢: 36歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。