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【レビュー】CATEYE「Volt200 (HL-EL151RC)」
評価:3
CATEYEの充電式フロントライト。軽量な入門機です。
購入動機
たまーにブルベでヘルメットの脳天部分にライトを付けることがあるのですが、そのために使っていたDosunのライトが寿命を迎えました。

その後釜として目をつけたのが、Volt200です。
リチウムポリマー電池を採用し、重量は公称58g。これくらいならば首にも負担にならないだろうということで購入しました。
製品概要
実測重量は58g(本体のみ)。
1000mAhのリチウムポリマー電池を搭載。取り外し不可です。
点灯モードは以下の通り。
モード | 明るさ | 点灯時間 |
点灯(ハイ) | 200ルーメン | 2時間 |
点灯(ロー) | 50ルーメン | 6時間 |
点滅 | – | 30時間 |
使用感
ヘルメットに付けたり、山岳ツーリングでハンドル周りを軽くしたい時に使っています。
重量
公称通りの実測58g。
CATEYEで実用照度を持つライトの中ではトップクラスに軽いです。
CATEYEから販売されているヘルメットブラケットを使うことでヘルメットにも取付可能です。
これくらい軽いと頭の上に付けていてもそれほど気になりません。あまり長時間は付けていたくないですが。
ヘルメットライトとして使うのはブルベ等で夜間に長い山のダウンヒルをこなす場合なので、そんなに長時間は使いません。ヘルメットにライトを付けると、首が向いた先を照らせるので便利なのです。
取付
ブラケットはCATEYE安定のフレックスタイトブラケットに対応。
残念ながらブラケットスペーサーは一体成型で、交換不可。ここは徐々に摩耗してくるとガタが出るので交換可能のほうが有り難いです。
点灯モード
200ルーメンのハイモードと、50ルーメンのローモード、そして点滅という3モード。
1000mAhと電池容量が小さいので、200ルーメンで2時間しか持たない、ちょっとロングライドには辛いスペック。
ただ、前述の通りヘルメットライトとして使う場合には1時間程度だけ集中して使うので、そこまで問題はありません。
配光
かなりのスポット配光です。
レンズはこのような感じで上下非対称。逆さに吊って使うには向きません。
左がVolt800の200ルーメン、右がVolt200の200ルーメンです。
Volt200は一点集中タイプ、Volt800はそれなりに広い範囲を照らすタイプ。Volt200は単体で真っ暗の場所で使うのはちょっとキツいですね。あくまでも補助用というイメージ。
詳しい配光比較は、「自転車ライト配光比較ツール」からどうぞ。
照度変化
照度計を使って、明るさの時間変化を計測しました。
残念ながらダラ落ちタイプ。それなりの明るさは保ってくれますが……。
充電
microUSB端子で、満充電までは3時間。電池が小さいので充電時間は短いですが、充電時間より点灯時間のほうが短いですね。
防水性
防水性能はIPX4(防沫系)。「あらゆる方向からの飛沫の影響を受けない」とされており、ちょっと自転車用ライトの防水等級としては低めです。
パッキンはちょっとチープなので、果たして大雨に耐えきれるかは……? 恒例のシャワーテストでは浸水しませんでした。
見た目
プラスチッキーでチープです。5000円のライトとしてはもう少し高級感がほしいところ。
その他
結構作りはチープな割に、定価は5170円。入門用ライトとしてはいささか高い。

「最初の1本目」としてならば、メインライトとしても使える上に性能的にも上なAMPP300を私は推します。
まとめ
軽量な補助用ライト。
これ単体で真っ暗な道での夜間走行はキツイです。用途としてはあくまで補助用か、街乗り用に留まると思います。
イマイチ、このライトに「Volt」の名前を与えた理由が分かりません。電池が替えられるわけでもないですし。
夜間の山岳ダウンヒル時のヘルメット用補助ライトとして今後は使っていこうと思っています。
評価
対象モデル: CATEYE「Volt200 (HL-EL151RC)」
年式: 2021年
定価: 5170円 (税込)
購入価格: 2927円 (税込)
公称重量: 58g
実測重量: 58g
価格への満足度
スペックからすると高すぎる。
総合評価
軽量な補助ライト。ヘルメットライトに向く。メインとして使うには非力。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。