【レビュー】CICLOVATION「FUSION LEATHER TOUCH」

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評価:3.5

台湾のCICLOVATIONのバーテープ。カラー展開が豊富です。今回レビューするのは一番基本のモデルになります。

目次

購入動機

私よりも先に妻がCICLOVATIONのバーテープを導入しており、なかなか良さそうだったので私も購入しました。

CYCLOVATIONは台湾のブランド。ブランド名は、イタリア語のcicloと英語のInnovationをあわせた造語です。

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ワイズロードでOLTRE XR4を組んでもらった際にCICLOVATIONのバーテープを巻いてもらいました。

製品概要

実測重量は未測定。厚みは3mm。

ポリウレタン – マイクロファイバー – フォームレイヤーの3層構造。裏側に両面テープはなく、滑り止めのゲルが付いています。

カラーバリエーションは多数。ちなみに商品名の「FUSION」は、ドロップ部がグラデーションとなっている、このデザインを表した名称であるようです。

使用感

FUSIONのレッドカラーを使用。主な用途は夜練と週末のライドです。

構造

表面はポリウレタン、その下にマイクロファイバー、最下部にフォームレイヤー(ゲルパッド)の3層構造です。

こちらはワールドサイクルの商品ページに掲載されている断面図です。

通常のバーテープがどのような構造になっているかは正直良く知らないのですが、なかなか凝った構造に見えます。

握り心地

最近流行りの、しっとりした表面の質感です。グリップもしっかりしてます。

厚みも3mmあり、フカフカした感触。ダイレクトな質感を好む人には向かない気がしますが、ロングライド向きの衝撃吸収性能の高さはあります。

見た目

バーエンドのグラデーションカラーがカッコいいです。これに惹かれて購入した人も多いはず。

耐久性

ちょっとイマイチだと感じたのは耐久性です。

こちらは同じバーテープを使っていた妻のロードバイクの写真ですが、表面の層が剥離していることがお分かりになるでしょうか。私のも半年ほどで同様の状態となりまして、交換することになりました。

Twitterを検索してみると、同様の状態になっている人が少なくとも2名見つかりました。他のバーテープではなかなかこういう状態になることはないのですが、このバーテープには良くある事例のようです。

私がよく行くショップでも良くある事例のようで、お店の方は「下の層と上の層の素材の伸び率が大きく違うのではないか」と推測していました。本製品は3層構造であり、素材間の剥離が起きてもおかしくない構造ではあります。

また、他のバーテープよりもズレやすいのも気になりました。裏側に両面テープがないため、キツく巻かないとズレやすいのかもしれません。

まとめ

実用面での性能(グリップ性能や衝撃吸収性能)は高く、見た目の良いバーテープ。

ただし、耐久性は低め。素材の層が剥離しやすいです。

使っている間の印象は良かったのですが、短いスパンで交換するには高級過ぎる(現在の定価5280円)ので、リピートはしませんでした。

評価

対象モデル:  CICLOVATION「FUSION LEATHER TOUCH」
年式: 2021年
定価: 5280円(税込)
購入価格: 3850円 (税込) ※購入当時の定価

価格への満足度

4/10

耐久性の割に高い。

総合評価

7/10

性能は良いが、割と早く剥離してしまう。

著者情報

年齢: 38歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

 

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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