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【レビュー】DEDA「ZERO2 Stem」
評価:3
DEDAのアルミステム。入門用のロードステムという点では兄弟モデルのZERO1と一緒ですが、若干の違いがあるようです。
購入動機
長いこと3T ARX TEAM 100mmステムを使っていたのですが、ポジションの変更によりハンドルが遠く感じるように。少し短いステムが欲しかったのですが、いきなり高級ステムを買うのには抵抗があったので、サイズ合わせのために安めのステムを購入することにしました。
Y’sに行ってみると、安くて色が気に入った(ここ重要)のは、DEDAのZERO1とZERO2。しかし値段も大して違わないし、何が違うのかよく解らない。ZERO2が新モデルでZERO1が旧モデルなのか?と思ったけれど、どちらもカタログに載っているモデルのようで。店員に聞いてみると、
「ZERO2の方が剛性が高いです」
との回答。そんなこと、公式のソースにはどこにも書いてないんですが、ここは宣伝文句に乗ってZERO2を買ってみることにしました。
製品概要
90mmを使用。実測重量は測定していません。
アングルは7°と、他社と少しだけ違います。
公称重量は110mmで135g。ちなみにZERO1の公称重量は133gなので、設計上はZERO2の方が重いことになります。
使用感
フレームはLAPIERRE XELIUS、ハンドルは3T ERGONOVA TEAMの環境で使用。3T ARX TEAMからの乗り換えです。用途はレースではなくロングライドになります。
剛性に関してはARX TEAMと比べて差は体感できず(長さが違うので一概には比較出来ませんが)。ARX TEAMは剛性高めのはずなので、ZERO2も剛性は比較的高いと言えると思います。PRO VIBE7Sと比べると若干ねじれる感じはありますが、ロングライド用途であれば気になるほどではありません。
「ZERO1よりZERO2の方が剛性が高い」と店員が言っていた件ですが、家にあったZERO1ステムと見比べてみました。違いは以下です。
→ZERO1は正方形、ZERO2は台形(下側が長辺)
・スタックハイト(ステムの高さ)
→ZERO2の方が若干厚い
・角度
→ZERO1は84度、ZERO2は83度
と言うことから、ZERO2の方が外形が大きめということになります。
正方形と台形、どちらが剛性が高いのかという点については諸説あるようですが、この形が剛性の秘密なのかもしれません。角度についてはARX TEAMI(83度)からの交換だったので違和感は無し。
なお、DEDAのクランプ径は31.7mmと通常(31.8mm)より若干小さめで、DEDAのハンドルとセットで使うことが推奨されていますが、私は別に他のメーカーのハンドルを使っても問題はありませんでした。
まとめ
ネジが鉄で錆びやすいのが残念といえば残念ですが、それ以外は性能的に不満はありません。ただ、剛性はそこそこなのでレースには向かないでしょう。
サイズ合わせ用に買ったステムですが、結局他のものに変えることなく使い続けています。
値段も安く、色も白と黒の両方あるので、中々良いステムではないかと思います。
評価
対象モデル: DEDA「ZERO2 Stem」
年式: 2014年
定価: 4200円(税込)
購入価格: 4000円(税込)
公称重量: 135g (100mm/7°)
実測重量: 未測定
価格への満足度
コストパフォーマンスは高い。
総合評価
値段なりの性能は出ている、ロング用としてはそこそこ満足。
レビュアー情報
年齢: 30歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。