【レビュー】Deuter「フロントトライアングルバッグ」

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評価:3

ドイターのフレームバッグ。トップチューブにぶら下げて3点ベルクロで固定します。

目次

購入動機

この手のトップチューブにぶら下げるバッグは、重心に近い位置にあるので自転車の挙動に与える影響が少ないもの。出来ればサドルバッグやフロントバッグよりもフレームバッグを使いたいと考えているのですが、私にはコレが使えない理由がありました。

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上記の類似製品のレビューでも書いたのですが、「ペダリング時に太ももに当たる」のです。少しでもトップチューブから外に出ているとダメ。

でも、使えるものなら使ってみたい。ということで、なるべく細いフレームバッグを探すことにしました。現行製品で最も細いと思われるのが、このドイターの製品です。値段もそんな高くないので、お試しということで購入しました。

製品概要

実測重量は142g。容量は1.3L。生地はマイクロリップナイロン。

内部へのアクセスは右側からのみ。左には空間はありません。

使用感

いきなりロングライドに投入するのは不安だったので、近所のライドでテスト的に何度か使いました。

取り付け

トップチューブに2箇所、ダウンチューブに1箇所、計3箇所をベルクロで固定。滑り止めなどは付いていないので、多少左右に揺れます。

容量

他社製品より薄く、全長も短いということで、容量は小さめ。それでもオルトリーブのMサイズと同程度の容量があります。また、上下にはプラスチックの骨組みが入っており、型崩れにも強いのが特徴です。

デメリット

事前に予想はしていましたが、やはりコレも太ももに擦れました。

具体的には、この手前のベルクロが問題。ちょうど膝の可動範囲にベルクロが来てしまい、ここが擦れます。もう少し全長が長ければベルクロの位置が後ろに来るので擦れることも無いはず……惜しい。

多少意識して膝を外に開いてペダリングすれば擦れることはないのですが、やはり普段と違うのでギクシャクしてしまいます。

ボトルの取り出しについても、FAIRWEATHERの製品と同じ印象でした。やはり出す際に違和感。慣れればどうということも無いのかもしれませんが……。

まとめ

結局、本製品もお蔵入りとなりました。

膝を内側に入れて漕ぐタイプの人には、この手のフレームバッグは向かないのでしょうか……。ただ、本製品の場合はもう少し全長があってベルクロの位置が違えば、私でも使えたかもしれません。

今度は懲りずにRevelate Designsのフレームバッグを試してみる予定です。これでダメなら諦めます。

評価

対象モデル:  Deuter「フロントトライアングルバッグ」
年式: 2015年
定価: 2750円(税込)
購入価格: 2500円(税込)
公称重量: 136g
実測重量: 142g

価格への満足度

8/10

他社製品と比べると半額以下。

総合評価

6/10

ベルクロの位置さえ違えば…。

レビュアー情報

年齢: 31歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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