【レビュー】Dosun「LR200 Rear Bike Light」

評価:4

Dosunの電池式テールライト。単4電池×1本で動作します。

購入動機

通販で「送料無料ラインまであと1000円足りない」というシチュエーションで投げ売りされていたのが、今回レビューする「LR200」でした。

Dosunと言えば、2010~12年ごろまでブルベ界隈で絶大な人気を誇ったライトメーカーです。当時のDosunには以下のような特徴がありました。

・電池駆動
・電池が減っても明るさが落ちない(一定光量)
・上側カット配光
世界で一番厳しい自転車に関する道路交通法である、ドイツのStVZOに準拠したライトが多く、非常に実践的なメーカーでした。
ただ、時代は充電式ライトの時代に移行し、Dosunの影は次第に薄くなっていったのでした。
そんなDosunのテールライト。実は使ったことがありません。
関連記事

DOSUNの電池式ライトです。S1の後継機で、単三電池の充電機能が付いています。 購入動機 秋葉原のジャンク街で2480円で投げ売られていたので購入しました。 製品概要 単体重量はS1 Deluxが73g(ライト、ブラケット込)。無[…]

関連記事

DOSUNの充電式ライトです。何故かY's Roadのセレクト商品である「Y's Collection」としても売られています。 購入動機 発売当初からヘルメット用のライトとして注目はしていたのですが、品薄のようで手に入りませんでした。[…]

フロントライトは結構持っているのですけどね。
Dosunのテールライトがどの程度の実力なのか? 試してみることにしました。なお、この製品は2015年から存在しているようです。

製品概要

実測重量は28g(アルカリ電池・Mサイズストラップ込)。

単4電池×1本で駆動し、スペックは以下です。

・ハイモード: 5時間(12ルーメン)
・ローモード: 9.5時間
・点滅: 10.5時間

付属品は3種類のストラップ。巻きつける部分の太さに応じてストラップを選ぶようになっています。

・Sサイズ: φ18~26mm
・Mサイズ: φ26~35mm
・Lサイズ: φ35~50mm

使用感

普段の夜練で使用。Bianchi OLTRE XR4のシートステーに取り付けています。

関連記事

TOPEAKの電池式テールライトです。スリムなシルエットを持ち、空気抵抗が少なく設計されているようです。 購入動機 エアロロードであるFoil用のテールライトとして買いました。Foilは基本的にロングライド用ではなく、普段の練習やレース[…]

関連記事

OLIGHTのテールライト。シンプルな機能ですが、赤外線センサを搭載しています。 購入動機 ブラックフライデーセールで2個目のRN1500と共に購入しました。 セールの割引率が、フロントライトとテールライトのセットの方が高[…]

比較する製品は、同様の形状である上記製品です。

重量

公称30gで実測28g。Dosunは丁寧にも「30±5g」と表記しているのですが、ちゃんとその範囲に収まっています。

重量的にはTOPEAKやOLIGHTのものとほぼ同じ。この手のシートステーの幅に収まる細身のテールライトは30g前後に落ち着くのでしょうか。

取り付け

シリコンバンドで固定します。

 

OLTRE XR4のシートステーは結構太いのでMサイズのバンドを用いました。シートステーからライトがはみ出さず、見た目がかなりスッキリしています。

Lサイズのバンドならば35mm径まで対応しているので、円形のシートポストであれば取付可能だと思います。

モード切替

シングルクリックで、

点灯(ハイモード)→点灯(ローモード)→点滅→消灯

と切り替わります。シンプルな操作性です。

ランタイム

普段の夜練はハイモードで使っていますが、ブルベならローモードで使うことになると思います。さすがに5時間は短いので。

 

ただ、公称スペックと実際のスペックは異なるもの。今回も例によってランタイム実験を実施しました。新品のアルカリ乾電池を入れて、ローモード・ハイモードで点灯の様子を観察します。

ローモード

まずは公称9.5時間のローモードを実験。以下のような結果となりました。

~11時間00分: 明るさ変わらず点灯
11時間00分~11時間30分: アラート的に点滅
11時間30分~12時間20分: 点灯に戻るが、少しずつ暗くなる
12時間20分: 消灯

Dosunらしく、公称点灯時間の間は明るさが変わらずに点灯。最終的には12時間以上持つことが分かりました。一応電池切れ間際にも点滅になるので電池の替え時も検知できます。

ハイモード

次に、公称5時間のハイモードを実験。以下のような結果となりました。

~5時間00分: 明るさ変わらず点灯
5時間00分~6時間50分: 少しずつ暗くなる
6時間50分: 消灯
ということで、こちらも公称点灯時間の間は明るさが変わらずに点灯しました。スペック詐欺をしないDosunには好感が持てます。
ただ、ローモードにはあった点滅モードによる電池残量警告は無し。何故?

明るさ

RedLite Aero(左)と比較してみました。この写真は、双方新品のアルカリ電池を入れて撮影したものです。この時点ではほぼ同じ明るさと言って良いでしょう。しかし、時間が経つと如実に差が現れます。

RedLite Aeroはどんどん暗くなりますが(いわゆる”ダラ落ち”)、前述の通りDosun LR200は明るさがほぼ変わりません(一定光量)。

その代わり、公称ランタイムはRedLite Aeroが40時間に対し、LR200は5時間です。なんと8倍。ダラ落ちと一定光量では、最初の明るさが同じでも、ランタイムにここまでの差が出ます。

とはいえ、どちらも単4電池×1本という非力なバッテリー。どちらも単4電池×2本のライトには明るさ・ランタイムともに負けます。そこは大きさとのトレードオフですね。

安定性

走行中に勝手に消えたりせず、安定して動作しました。

防水性

「防水である」との記載はありません。構造からすると水は入りそうにないですが、暴風雨だと分かりませんね。

その他

ちょっと面白いのがLEDの配置です。

 

5個のLEDが縦に並んでいるのですが、3つ目(中央)のLEDの左右に、もう一つずつ小さなLEDが付いています。これで横方向への被視認性を確保しようということでしょうか。コレは面白い。

この横方向へのLED配置により、300°の被視認性を持っているとパッケージに記載されています。細かい点まで考慮されてますね。

まとめ

単4電池×1本にしては中々アピール度の高いテールライト。公称ランタイム中は明るさが落ちないのもさすがDosunです。

とはいえ、所詮は単4電池×1本なので、2本のライトよりは明るさ・ランタイムともに劣ることが多いと思います。複数個運用してサブライトとして使うのが良い使い方かなと。

Dosunが真面目に乾電池式のテールライトを継続開発してくれれば良いものが出来たと思うんですが、これの後にDosunが乾電池式のライトを出した記録はありません。残念。

 

created by Rinker
Dosun(ドゥサン)
¥909 (2021/10/16 23:13:48時点 Amazon調べ-詳細)

評価

対象モデル:  Dosun「LR200 Rear Bike Light」
年式: 2015年?
定価: 不明
購入価格: 1000円 (税込)
公称重量: 30g
実測重量: 28g

価格への満足度

10/10

投げ売り価格でした。

総合評価

8/10

明るさはそこそこだが、公称スペックに嘘がなく堅実な作りのライト。

著者情報

年齢: 36歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)