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【レビュー】Dosun 「S1 Delux」
評価:3
DOSUNの電池式ライトです。S1の後継機で、単三電池の充電機能が付いています。
購入動機
秋葉原のジャンク街で2480円で投げ売られていたので購入しました。
製品概要
実測重量は73g(ライト、ブラケット込)。
裏面にはMicroUSBの端子があり、セットした単三電池を充電することが出来ます。
光量とランタイムは以下の通り。
・Low(50%/6.5時間)
参考までに、無印S1は以下の様な感じです。
・Mid(60%/5時間)
・Low(30%/10時間)
・点滅(15時間)
・ストロボ(6.5時間)
使用感
通勤&街乗りのクロスバイクのハンドルに、無印S1とS1 Deluxをダブルで付けて使っています。以下、比較してのレビューです。
無印S1との比較
筐体の見た目を比較してみます。
左がDelux、右が無印です。筐体の形は全くと言ってよいほど同じです。
電池カバーを外して見た図。こちらもほぼ同じ。ただ、充電機能を入れたためなのか、電池の取り外しはDeluxの方がキツいです。
重量
単体重量はS1 Deluxが73g(ライト、ブラケット込)。無印S1が70g。
充電機構の分、少しだけDeluxの方が重いようです。電源は単三電池2本。エネループプロで大体+60g程度です。
明るさ
明るさは正直、無印S1と大差はありません。
上がDeluxで、下が無印です。
どちらもDOSUNの特徴である、上方向の配光をカットして、斜め下方向を幅広く照らす点は同じ。Deluxの方が綺麗な台形の配光となっています。
ハンドルの上に付けた場合は理想的な配光で、足元を広く照らしてくれます。
モード遷移
無印S1よりもモードが2つ減っています。なお、点灯モードはボタンを押すごとに以下のように切り替わります。
点滅→Low→High
High→Mid→Low→点滅→ストロボ
無印S1に比べてDeluxが若干使いづらいと感じるのは、点灯モードが「点滅始まり」であることです。私は基本的に点滅ではなく点灯モードで使います。
無印の場合は、最初がHighモード始まりなので、そのままにしておくことが多かったのですが、Deluxの場合は少なくとも2度押さないと点灯モードになりません。
点灯モードのメモリー機能もないので、使う度に2度押す必要があります。
点灯時間
ランタイムに関しては、ロングライドで使うには不満が残ります。Lowモードで6.5時間なので、一晩持ちません。
ただし、このライトは充電しながら点灯することが可能です(実験済み)。モバイルバッテリーとケーブルがあれば、充電しながら使うことでランタイムをかなり伸ばすことが出来るでしょう。
まとめ
充電しながら点灯出来るという点では無印S1に勝りますが、その他の点は無印S1から改悪されている部分も多いと思います。
そもそも、S1 Delux本体で充電するより、急速充電器を使ったほうが早く充電できるので、わざわざライト自体にそんな機構を設ける必要があったのか?という部分には疑問が残ります。
点灯モードが減っているのは個人的に痛い点です。ストロボは要らないですが、点灯モードは3つ欲しかったですね。あと、点灯モードの順番も点灯始まりの無印S1の方が好きです。
メインライトとして使うならば、「日帰りライドの時に念のため付けていく」くらいの使い方になるでしょう。サブライトとして、追加で光量が欲しい時に使うようなライトだと思います。
評価
対象モデル: Dosun「S1 Delux」
年式: 2013年
定価: 4324円(税込)
購入価格: 2480円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 70g
価格への満足度
安く買えた。
総合評価
無印S1の方が実用的。
レビュアー情報
年齢: 29歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。