【レビュー】ELITE「FLY BOTTLE 750ml」

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評価:3

ELITEの軽量ボトル。今回レビューするのは750mlのレッド/ブラックです。

目次

購入動機

サイクルキューブの店頭で見かけて安かったので購入。

元々この製品は2017年にチームモデルのみが発売されましたが、好みの色がBMCのみ。BMCに乗っているわけでもないので食指が動かず。更に、容量も550mlとロングライド派には少なすぎました。

2018年から発売された非チームモデルには、赤と黒のカラーのモデルがあったので、赤メイン(レッド/ブラック)のカラーを購入。黒メイン(ブラック/レッド)の方が色バランスとしては好きなのですが、夏場に熱くなりそうだったので赤モデルにしました。

製品概要

実測重量は58g。容量は750mlです。

以下の4種類のカラーが550mlと750mlの両方で展開されています。

・クリア/グレー
・ブラック/レッド
・ライトブルー/ブラック
・レッド/ブラック

使用感

ロングライドメインで使用しています。ボトルケージは、BLACKBURNのCAMBER UDを使用。

重量

58gという重量は、手持ちのボトルで最軽量です。ポディウムボトルの650mlモデル(72g)よりも軽量。さすが、軽量性を追い求めて作られただけのことはあります。

柔らかさ

軽量性とともに売りである柔軟性ですが、こちらも確かに向上しています。柔らかいです。

バルブ

新型のバルブは流量が増えて、少しボトルを握るだけで大量にドリンクが出てくるようになりました。ただ、どうも構造的にシンプルにしすぎているせいか、開放状態とロック状態の境界が曖昧です。

ボトルの柔らかさに加えて、飲み口のバルブが自然にロック状態に戻る(正確には半開き)ため、飲んだ後にボトルケージに戻すとボトルが凹んだままになることが良くありました。

凹んだままだと、当然ボトルの径が少し細い状態になります。74mm径のエリート純正ボトルケージとの組み合わせだと問題が無さそうですが、他社の75mm径のボトルケージだと振動で抜け落ちることがあるかもしれません。

凹みやすさ

ボトルケージにこのボトルを一晩入れて置いたのですが。

ボトルケージの形に凹んで、元に戻らなくなっていました。柔らかいとは思っていましたが、まさかボトルケージに負けてしまうとは。さすがにちょっと弱すぎです。

どうするか考えあぐねた末、食洗機に入れてみることにしました。熱を加えたら戻るんじゃないかと。

結果、見事に凹んでいた部分は元に戻りました。一応、ELITEの英語サイトにあった説明書には「Dishwasher Safe」と記載されているので、多分問題はない……はず。

その他

表面の印刷はかなり弱いです。最初のライドで消えかけていました。見た目は良いだけに残念。

まとめ

まさにプロ仕様、使い切り前提のボトルという印象。

軽さと柔らかさが売りですが、それらは「ボトルの薄さ」によって実現されています。持った感じだとペットボトルよりボトルよりも薄いんじゃないでしょうか。耐久性は期待できないと思います。作る側もそれを分かっているからこそ、この価格(1000円以下)なのでしょう。

反面、1gでも軽くしたい決戦用には良いと思います。意外とボトルって重いのです。保冷剤の入っていないものでも100g前後あるものがほとんど。保冷剤が入るとボトルだけで150gある場合も。ボトルのみで50g近く軽量化できるのは魅力ですね。

評価

対象モデル:  ELITE「FLY BOTTLE 750ml」
年式: 2018年
定価: 880円(税込)
購入価格: 750円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 58g

価格への満足度

6/10

短期使い捨て前提の低価格。

総合評価

6/10

ロングライド目的というよりはレース決戦用。

レビュアー情報

年齢: 33歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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