【レビュー】ELITE「VIP Bottle Cage Clips」

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評価:5

ELITEのボトルケージ増設パーツ。

2014年後半にバージョンアップが行われ、新モデルになりました。

目次

購入動機

2015年に、ワイズロードで新モデルになっているのを見て即購入。

元々はシングルスピード車やシクロクロス等のボトルケージが付属していないフレームにボトルケージを増設するもの。ただし、最近はブルベ勢を中心に、ダウンチューブのクランク横にツール缶を設置するために使われることが多いパーツです。

旧モデルから愛用していましたが、新モデルがどの程度進化しているのか気になっていたのです。

製品概要

実測重量は全てセットで29g。旧モデルは重量をテストしていないので分かりませんが、構造から考えると少し重くなっている気がします。

内容物はバンドが2本と、船型のベースの3点セットです。

使用感

ダウンチューブ下にボトルケージを増設するために使っています。

設置

旧モデルからは構造が一新されています。

旧モデルは2本のバンドがあるのみ。仮止めをした後に、実際にボトルケージのネジ穴の位置を合わせた上で位置を決定する必要がありました。しかし、新モデルは2本のバンドの位置が船型のベースで一意に定まるため、頭を悩ます必要がありません。これは便利。

固定方式も、新型になっています。CATEYEのフレックスタイト方式に似ています。マイナスドライバー使用。ただ、10円玉の方がネジを舐めにくいと思います。

ダウンチューブに取り付け終わった様子。不要部分はカットします。

対応する周長も相当長くなっています。公称では旧モデル(50mm)から、新モデル(70mm)となっていますが、実際にはもう少し太くても使えそう。写真のESCAPE RXのダウンチューブの周長は55mmですが、それでもこれだけ余っています。周長90mmとかでも回ってしまうのではないでしょうか。旧モデルでは対応しなかったTREKのMADONEでも、これなら回りそうです。

運用

このような感じでGIANT ESCAPE RXに付けて、300kmブルベに参加しました。

旧モデルでも走行中にズレることはなかったのですが、新モデルの方がより安定している気がします。船型のベースが何気に仕事をしている感じ。ネジ穴の位置が固定されるというのは大きいかも。300km走ってもズレはありませんでした。

ただ、長期間付けていると、クリップとフレームの間に砂や泥が入り込み、傷の原因となります。下記の製品のような、透明な保護テープを巻いてから付けたほうが良いでしょう。

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まとめ

設置方式、安定性、共に大きく進化した印象です。似たようなボトルケージ増設パーツは色々ありますが、カバーする直径の範囲の広さ、位置決めの容易さ、取付け易さではこれが一番だと思います。

かなりのニッチ製品だと思っているのですが、力を入れてバージョンアップさせている所を見ると、実は売れ筋商品なのかもしれません。

ダウンチューブにボトルケージを付けると、サドルバッグに入れる荷物を減らすことが出来ます。重心が下がるので、ダンシングの振りが軽くなるのが良いですね。私は必要最低限の工具やワイヤーロックはすべてここに付けたツール缶の中に入れています。

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評価

対象モデル:  ELITE「VIP Bottle Cage Clips」
年式: 2015年
定価: 1100円(税込)
購入価格: 1100円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 29g

価格への満足度

6/10

値上がりは痛いですが、開発費を考えると妥当。

総合評価

10/10

ダウンチューブ下へのボトルケージ増設ならコレ。

レビュアー情報

年齢: 35歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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