【レビュー】Enemoti「クルミ餅」

評価：2.5

Enemotiブランドのクルミ餅。パラチノースを配合しているのが特徴です。

購入動機

行きつけのサイクルショップで見かけて、試しに購入してみました。

製品概要

内容量は40g。カロリーは145kcal。

成分は以下です。

使用感

週末のライドで試してみました。

パッケージ

パッケージには「easy open」の文字が印刷してあり、そこをめくると開く仕組みです。

このパッケージ、自転車目線だと開けづらいです。今回は週末のライドなので両手を使ってパッケージを開けましたが、片手ではちょっと開ける自信がありません。古フィンガーグローブをしていたらなおさら。レースでの補給食として使うことを考えると、「握っただけで出る」スポーツようかんや、「口で開けやすい」切り込みが入った昔ながらのエナジージェルのほうが良いでしょう。

味

正直言って普通のクルミ餅です。コンビニで売っている1本100円の黄色いクルミ餅スティックと大きく違いはありません。

裏側を見てみると、「製造者: 天狗堂宝船」の文字。天狗堂は上記の黄色いクルミ餅スティックを出している会社です。同じ会社のものであれば、味が似るのも当然ではあります。enemoti公式サイトを見ると、天狗堂のクルミ餅が本製品のベースになったと記載がありました。

食べ比べてみると、食感に違いがありました。本製品のほうが柔らかく作られています。てっきり気温のせいかと思ったのですが、同じ気温でも明確に柔らかさに違いがありました。スポーツ用途ということで柔らかくしているのだと推測します。

補給として

本製品の特徴は、パラチノースを配合していること。パラチノースは血糖値の上昇がショ糖よりも緩やかな特徴があり、それをもって「エンデュランススポーツに向く」としているようです。

確かに羊羹のように、食べてすぐに目が冴えるようなものではなく、20分後くらいに効いてくる印象はありました。が、カロリーは145kcalしかないので、持続時間はゆっくり走って30分程度というところでしょうか。ちょっと使いどころがわかりません。

価格

税込292円。ベースとなったクルミ餅が税込108円なので、約3倍です。パラチノース配合＆特別なパッケージを採用しているとはいえ、3倍の価格はちょっと高すぎると感じました。

特にパッケージは完全に裏目に出ており、ベースとなったノーマルのクルミ餅の紙パッケージの方が自転車目線では開けやすいです。口で開けられるので。

同じく特別なパッケージを採用して、成分にも工夫のある「井村屋 スポーツようかんプラス」の値段が1本105円である(実はパラチノースも入っている)ことを考えると、市場調査がちょっと足りていないようにも感じました。

まとめ

味は良いです。が、常用するには価格が高すぎ、開けにくいパッケージなので使いにくいと思います。自転車専用ではないと思うのですが、サイクルショップに置くならもう少し運用を考えてほしいなと。

実は私は、上記の天狗堂の黄色い紙パッケージのクルミ餅は良く買います。すべてのコンビニにあるわけではありませんが、結構な高確率でミニようかんの隣に置かれてます。ミニようかんやチョコバーの甘さに飽きてきた時に、これを発見すると即購入。ほっとする適度な甘さというか。食感もクルミがアクセントになっているし、補給食としては確かに良いと思うのです。パッケージも開けやすいし。ただ、紙パッケージなので雨の日は困るのですが。

値段面とパッケージ面で、もうひと頑張りを期待したいところです。

 

評価

対象モデル:  Enemoti「クルミ餅」
年式: 2018年
定価: 302円(税込)
購入価格: 292円(税込)

価格への満足度

天狗堂くるみ餅と比べて、かなり割高に感じる。

総合評価

味は良いがパッケージが開けづらい。

レビュアー情報

年齢: 33歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年～
年間走行距離: 10000～15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。