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【レビュー】ErgoGrip「EBK-902」
評価:4.5
ErgoGripブランドのミドルフィンガーグローブ。
手のひらのグリップと、パッドの配置に特徴があるブランドです。
購入動機
「3つの”ル”を重視すべき」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
3つの「ル」
3つのルとは、以下のものを指します。
・サドル
・ペダル
これら3つの場所は、人間と自転車の接点となっています。特に、ロングライドでは手の痛みや尻の痛みが出やすいことから、ハンドルとサドルが大事であると私は考えています。
グローブ沼
さて、今回はグローブの話。3つの「ル」のうちの一つであるハンドルを掴む道具であり、選択を誤ると手のしびれや痛みを誘発することになります。
私はなかなかしっくり来るグローブに出会うことができませんでした。買ったグローブは数しれず。
これまでに以下のブランドのグローブを購入しました。
・Cannondale
・BBB
・GOLDWIN
・Pearl Izumi
ErgoGripとの出会い
製品概要
重量は未測定。
衝撃吸収パッドを採用し、指の長さは第二関節まであります。指を曲げた形でしわが寄らないように縫製されているのが特徴。
カラー展開は以下の通り。
・赤
・青
使用感
ロングライド・ブルベで使用しています。
パッドの配置
このグローブの最大の特徴はパッドの配置です。手の小指側の側面全体にパッドが配置されています。
実はあまりこの部分にパッドがあるグローブって存在しないんです。下の写真は私が持っている他のグローブです。
形状
通常の指抜きグローブは第一関節までしかカバーされないことが多いものです。
それに対して、このグローブは第二関節までカバーされています。このグローブであれば、夏場に指先に日焼けの境界線が出来ることはないはずです。
また、立体裁断を採用しており、最初から「握った状態」の形になっているのも特徴。
これにより、グリップ力の向上と、無駄な反発力の排除が見込めるのだとか。そのおかげか? 東京大阪キャノンボールの終盤でも握力が無くなるということはありませんでした。
グリップ力
「ErgoGrip」と名乗っている通り、グリップ力は高いレベルにあります。
自分の持っているタイプは2010年モデルですが、2011年モデルからは手の平の素材がゴム素材に変更されたようで、さらにグリップ力が向上していると思われます。
不満点
色々絶賛してきましたが、もちろん不満点もあります。汗拭きパイルが貧弱な点です。
一応、「汗拭きパイルも装着」とあるんですが、起毛していない(=表面積が少ない)のであまり汗を吸ってくれないのです。メールで改善を要望したが、現在にまで改善は見られません。
まとめ
評価
対象モデル: ErgoGrip「EBK-902」
年式: 2011年
定価: 3465円(税込)
購入価格: 3465円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 不明
価格への満足度
凝った作りなので納得の値段。
総合評価
夏用グローブでは最高。汗拭きパッドだけ残念。
レビュアー情報
年齢: 28歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。