【レビュー】Fabric「Cageless Water bottle」

評価:2

fabricの、ボトルケージを使わないボトル。ボトルケージ取付用のネジに突起を取り付け、そこにボトル本体を引っ掛けて固定します。

購入動機

ワイズロードで売っているのを見て、なんとなく。少しでも軽量化したいヒルクライムレースに使えるかも?と思ったのですが……。

製品概要

ボトル単体の実測重量は66g。突起の重量は2個で5g。突起に、ボトルの凹みを合わせて固定する機構です。内容量は600ml。

なお、フレームに固定する突起は2セット付いています。赤いボトルには赤と黒の突起が付いていました。ダウンチューブとシートチューブ用ってことでしょうか。

使用感

レース用フレームであるFoilに取り付けて20kmほど走ってきました。

取り付け

ボトルケージの代わりに、突起を取り付けるだけ。簡単です。

重量

通常、ボトルケージは30g前後。そしてボトルは100g前後(600ml)。計130g程度となります。

それに比べて、本製品は計71g。60g前後の軽量化は決して小さくありません。ボトル自体も66gと、600mlのボトルにしては軽量です。

見た目

ボトルがそのままフレームに付いているかのような見た目は、なかなか不思議。ボトルを付けていない時はフレーム側の突起だけが残るので、ロードバイクのシルエットを崩さないのは利点と言えるでしょう。

私のFoilはダウンチューブが赤色、シートチューブが黒色。2色の突起がちょうど色が合って良い感じ。

飲みやすさ

飲み口は新型のポディウムボトルと同程度の大口径で、一度に出てくる水の量は多め。ボトルも固すぎず、飲む分にはストレスはありません。

抜き差し

ボトル&ボトルケージの最も重要な性能は「抜き差しのしやすさ」だと思うのですが、ここに致命的な難がありました。

まず、抜く方ですが、かなり固くて中々抜けません。最初この製品を見た時に、「段差などで脱落するのでは?」と思ったのですが、その心配は無さそうです。何しろ、かなり頑張らないと抜けない。ただし、これは突起側の個体差もあるようです。黒い方の突起は、赤い方の突起よりも抜く際に力が要りませんでした。

次に差す方ですが、通常のボトルケージのようにいい加減に入れることは出来ません。ボトル側の凹みと、突起部分の角度を合わせて入れる必要があるからです。昼間に落ち着いてやれば問題なく差すことは出来そうですが、夜間には中々差すことが出来ませんでした。街中でコレなので、ロングライド中の夜の峠では差し込める自信がありません。レースみたいな落ち着かない環境で差すのは、私には無理です。

まとめ

軽量化、見た目の良さと言った利点はあるのですが、それ以上に抜き差しのしづらさが際立っています。走行時に一切抜き差しを行わず、停車時にのみ抜き差しを行う人であれば問題は感じないかもしれません。

ただ、このボトル取り付けの発想は非常に面白いと思っています。走行中に抜き差しを行わないという前提であれば、ボトルの形が制約を受けないし、軽量化にもつながります。ボトル自体にも傷がつきません。

……この機構って、ツール缶でこそ生きる機構なんじゃないでしょうか。ツール缶を走行中に抜き差しする人はいませんし。ボトルの形が制約を受けないと容量も増やせるし。しかし、本国のサイトを見ても、この機構を採用したツール缶はありませんでした。惜しい。

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追記(2020年3月29日)

このレビューを書いてから4年ほど経ちますが、当時はなかったツール缶バージョンが発売されていました。

ちょっと容量が小さいですが、気になります。

評価

対象モデル:  Fabric「Cageless Water bottle」
年式: 2015年
定価: 1836円(税込)
購入価格: 1836円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 71g

価格への満足度

6/10

ボトルケージを買わなくて良いと思えば安い?

総合評価

4/10

走行中に飲むのはかなり難しい。

レビュアー情報

年齢: 31歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。