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【レビュー】FFWD「F6R Carbon Tubular」
評価:3
FFWDのチューブラーホイール。60mmハイトで、FFWDオリジナルハブを採用したモデルです。
購入動機
2011年の新東名レースのために購入。
60mmカーボンチューブラーで80000円台ということで、思い切って買ってしまいました。
ハブによってグレードが分かれており、このレビューは一番下位のFFWDオリジナルハブモデルのものです。DTの240Sハブではありません。
製品概要
実測重量は1350g。チューブラーリムです。
リム素材はカーボンで、ハイトは60mm。「F6R」の「6」は、ハイトが60mmであることを表しています。
付属品は以下。
- 前後輪が入るホイールバッグ
- 軽量クイックリリース
- スイスストップのカーボン用ブレーキシュー
使用感
ヒルクライム、エンデューロ等のレースやファストランで使用しています。
重量
実測で1350g。
今やクリンチャーでも1300g台が出てきているので驚くほどの軽さではないですが、60mmリムハイトとしては上等でしょう。
見た目
派手です。格好良いです。
赤黒のフレームには素晴らしくマッチします。60mmのハイトもハッタリが効いていて好きです。
平坦
平坦においては、自分が鈍感なためか速さや「伸びる」感じは体感出来ませんでした。
ただ、確かに数字上はAveが普段より2km/hくらい高く出ているので、同じくらいのエネルギーでスピードが出せるのは間違いないと思います。
登り・下り
登りでは、軽さもあって効果が体感できました。下りはビビリであまり攻めないのでよく解らず。ただ、チューブラータイヤの特性もあってか、良く曲がってくれます。
横風特性
また、F6Rのリムは「DARC PROFILE」という形状を取り入れており、横風に強いと書かれていますが、これも体感はできませんでした。
やはり60mmもリムハイトがあると、横風ではかなり煽られます。
その他
リムの精度は良くありません。
1周の間でブレーキの効きが強い所と弱い所があり、制動力が均等になりません。カーボンリムとしてはブレーキは効く方だと思いますが、いかんせんコントローラブルではないのが致命的。
ブレーキ面の耐久性も低く、一度箱根の下りで長時間ブレーキをかけていたところ、ブレーキ面が剥離したことがあります。
保証期間内だったので新品と交換してもらえましたが、相変わらずブレーキの制動力は均等ではありませんでした。
ブレーキに関しては命に関わる部分なので、もう少し見なおして貰いたいものです。
まとめ
値段なりのカーボンチューブラーホイール。
「この値段(海外通販での割引価格)なら相応の性能かな」と思いますが、定価なら買っていないと思います。リム精度に定評のあるENVEとかを買ったほうが多分幸せになれたのだろうなぁと。
2年ほど使っていますし、決戦の時には引っ張り出してきます。走行性能はなかなかのものです。が、安全面の観点から考えると正直あまりオススメできない品です。
評価
対象モデル: FFWD「F6R Carbon Tubular」
年式: 2011年
定価: 不明
購入価格: 86000円(税込)
公称重量: 1350g
実測重量: 1350g
価格への満足度
価格相応。
総合評価
走行性能はなかなか。リムのカーボン品質があまり良くないのか、トラブルが多い。
レビュアー情報
年齢: 28歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。