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【レビュー】Fizik「ICS Saddle Pak size M」
評価:3
FIZIKサドル専用のサドルバッグです。サイズはS/Mの2種類展開で、こちらは大きいサイズの方になります。
購入動機
2010年当時、TOPEAKのエアロウェッジを使用。
このサドルバッグはシートポストにマジックテープを巻き付ける形式なのですが、どうも太ももに干渉するのが気になっていました。終いにはレーパンの内ももに穴が開いてしまいました。
そこで、シートポストにマジックテープを巻かないサドルバッグを探していた所、見つけたのがコレでした。
製品概要
実測重量は112g。
今回レビューするのはICSと呼ばれるFIZIKサドル専用のマウントシステムのサドルバッグですが、バンド式のものもあります。
サイズはS/Mの2展開です。
使用感
FIZIKのアリアンテサドルに取り付けて使っています。
重量
実測重量は112g。
サドルバッグとしては重めですが、アタッチメント込みなのでこれくらいにはなってしまうでしょう。容量に関しては公式の記述を発見できず。
取付
取り付けは簡単で、非常に綺麗に収まります。
適度に後ろにオフセットしているため、前のサドルバッグで不満だった「太ももに当たる」こともなく快適。
容量
容量に関しては、見た目より多く入ります。チューブ2本、タイヤレバー、ツールセットなど基本的なものを入れるには十分な容量があります。
ちなみに、東京大阪キャノンボール(550km)をやった時には、ツール缶とこのサドルバッグを併用しました。
ジッパー
使い勝手で気になるのは、ジッパーがひとつしか付いていないこと。
あと、ジッパー自体も固く、開け閉めにストレスがあります。止水ジッパーを採用している影響かもしれません。
防水性
止水ジッパー&耐水生地を採用していることから、ある程度の防水性はあると思われますが、完全防止ではないと思います(雨の中走ったら、ちょっと染みていた)。
テールライト用ループ
テールライトを付けるためのループも付いていますが、こちらはかなり緩め。CATEYEの挟むだけのマウントで取り付けると簡単に外れてしまいます。
このサドルバッグを使うと、ICSブリンクライトも使えないので、テールライトの設置場所が悩ましいところです。
脱落に注意
注意しなければいけないのは、脱落です。
ICSブリンクライトのレビューでも書きましたが、FIZIKサドルのICS取り付け部分は精度があまり良くありません。
ライトくらいの軽い物であれば脱落の可能性は低いのですが、中にモノを満載したサドルバッグの場合、ICS取り付け部分が緩いと簡単に脱落します。
私はFIZIKのサドルを6個持っていますが、カーボンベースのサドルほど極端な傾向にあると思います(緩いか、逆に抜けなくなるほどキツイ)。
運悪く緩い場合は、このサドルバッグを使うのはやめたほうが良いと思います。段差で簡単に脱落します。
まとめ
値段の割に、止水ジッパーや、反射素材のロゴなど、凝った作りが魅力です。綺麗に収まり、格好良さもあります。
一時期はロングライドでもこれを愛用していましたが、やはり容量が小さいということで今は長く走る時には使わなくなっています。
ただ、近距離を走る程度であれば十分な容量。今は近所を走るためのクロスバイクにこちらのサドルバッグを付けています。
評価
対象モデル: Fizik「ICS Saddle Pak size M」
年式: 2010年
定価: 1575円(税込)
購入価格: 1575円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 112g
価格への満足度
凝った作りなのに安い。
総合評価
ニーズにハマれば良いが、惜しい部分が多い。
レビュアー情報
年齢: 29歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。