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【レビュー】FULCRUM「KIT-TRLVR タイヤレバー」
評価:4.5
フルクラムのタイヤレバー。モノとしてはカンパのレバーと同じです。
購入動機
お世話になっているショップ「サイクルキューブ」のInstagramで下記の投稿を見たのがキッカケです。
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実はフルクラムのタイヤレバーは一度入手済。
レーゼロカーボンDBを購入したときに、付属品として同梱されてきたのです。
ただし、このホイールは全く気に入ることが出来ずに売却。その際に、付属品であるタイヤレバーも一緒に売却しています。
単体では買えないものだと思っていたのですが、売ってるなら買うしかありません。サイクルキューブで1セット購入しました。
製品概要
実測重量は23g(2本)。カーボン強化プラスチック製。
カラーはレッドのみで、2本セット売りです。
使用感
主に家でのタイヤ交換作業に使用しています。
一言で言えば、愛用者の多い「カンパニョーロのタイヤレバーの赤いバージョン」ということになります。
私はカンパのレバーを1本だけ持っていますが、本製品を買うまで使ったことはありませんでした。
重量
2本で23g。1本あたり12g弱。ちょっと重いかな?と思いましたが、普段使っているPanaracerのタイヤレバーは1本12.5gでした。あまり変わらないですね。
使ってみるとわかりますが、非常に強度が高く作られています。重量よりも丈夫さと使い勝手を重視した結果なのだと思います。
見た目
赤×黒で、個人的には非常に好み。
ただ、赤がベースカラーなのでちょっと汚れは目立ちます。
携帯性
反った形状ということもあり、ツール缶への収まりはあまり良くありません。この点は、Panaracerのタイヤレバーの方が平らで良いですね。
ただ、作業性は非常に良いため、最近は家でタイヤを交換する際にこのレバーを使っています。
作業性
私はタイヤの取付時はほとんどレバーを使わず、手だけで入れます(チューブレス除く)。
レバーを使うのは、もっぱらタイヤを外す時になります。
最初はこちら側の形状の意味がよく分からなかったんですが、これはスポークに引っ掛けるためのものだったんですね。
SPINERGYのザイロンスポークのような特殊形状のスポークでもしっかりホールドしてくれます。
今はすっかり減りましたが、カンパやフルクラムは極太のアルミスポークを多用していた時代がありました。そうしたスポークのホイールにも使うために工夫した形状なのでしょう。
……一度だけ、こちら側でタイヤを外そうとしている人を見たことがありましたが、今考えると完全に使い方を間違えてますね。
タイヤを外す際に使うのはこちら側。
薄くて差し込みやすく、表面もなめらか。「チューブを傷つけにくくて使いやすい」というのはカンパレバー愛用者からよく聞く話ですが、納得の使用感でした。
カーボンを配合したプラスチックを使っているようで、強度も十分にあります。
価格
2本で1370円。1本あたり685円と、タイヤレバーにしては大変高価です。
ただ、それだけこだわって作られたものだということは使ってみて理解できました。
まとめ
作業性が良く、丈夫なタイヤレバー。
赤×黒好きな人は見た目も気に入るでしょう。
価格は高いですが、それだけの価値はある逸品だと感じました。
以前実施したタイヤレバーのアンケートでは、同等品のカンパレバーが5位にランクインしていましたが、その結果に改めて納得しました。
評価
対象モデル: FULCRUM「KIT-TRLVR タイヤレバー」
年式: 2023年
定価: 不明
購入価格: 1370円 (税込)
公称重量: 不明
実測重量: 23g(2本セット)
価格への満足度
高価だが、納得感はある作り。
総合評価
作業性はとても良い。見た目も良い。反った形状で携帯性は少し難はある。
著者情報
年齢: 38歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。