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【レビュー】GARMIN「Edge 800」
評価:3
GarminのGPS付きサイクルコンピュータ。自転車用途に特化しており、特にレース志向の人に向きます。
購入動機
2011年、Edge705が壊れた時に購入。まだeTrex30を知らなかった頃の話です。
Edge500とも迷いましたが、「東京大阪キャノンボール」などにも使いたかったので、地図の付いた800を購入したのでした。
製品概要
実測重量は97g。内蔵のリチウムイオン電池駆動で、ランタイムは15時間。充電端子はminiUSBです。
通信規格はANT+に対応しており、Bluetoothには対応していません。
使用感
あまりにも多機能で書くことが多いのですが、今更これを新規で買う人はいないと思うので簡潔に書きます。
当初はロングライド用途に購入しましたが、現在では近所の短距離練習やレース、ローラー練習でのみ使用しています。理由は簡単、ランタイムが短いから。公称15時間のランタイムですが、使い続けると電池が劣化して10時間程度しか持たなくなります。
一応、充電しながらの稼働も可能ですが、電源を収めるスペースを作ったり、適切なケーブルを見つけるのが結構大変。最低の200kmカテゴリでも制限時間が13時間半であるブルベで使うのは難しいため、短めのライドでしか使わなくなりました。100km以上のライドであれば、単三電池2本で24時間は駆動するeTrexの方がオススメできます。
また、長時間の連続稼動(私の個体の場合は200~300km)ではフリーズをすることもあります。東京大阪間を往復するライドをやった時は300kmごとにリセットを掛けていましたが、結局途中でフリーズしてラスト100kmはナビ無しで走る羽目になりました。200kmに一回はリセットを掛けてログをクリアしたほうが安定して動作するでしょう。
1000kmとかならまだしも、298kmまではプロ選手もレースで走るはず。もう少し安定させてほしいものです。
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Edgeシリーズの良い所は、eTrexには無いレース向きの機能を備えていることです。具体的には以下の機能。
・出力計測(パワーメーター対応)
・練習メニューが作れる(「300Wで20分、レスト5分の繰り返し」等)
ほとんどの機能はeTrexにも代用できそうな機能があるのですが、これらの機能だけはEdgeシリーズ特有のもの。ロングライドでもパワーでペースを管理したいことはあるので、eTrexシリーズにも是非実装して欲しいものですが……。
まとめ
ラップタイム計測、パワーメーターに対応など、レースやトレーニング用途に向くGPS付きサイクルコンピュータ。
ただし、動作の安定感や、ランタイムの長さはいまいち。ブルベなどのロングライド用途ならば、EdgeシリーズよりもeTrexシリーズの方が向くでしょう。
しかし6年たっても電池が劣化するだけでちゃんと使えているので、実は結構タフなのかもしれません。705は2年しか持ちませんでしたので……。
評価
対象モデル: GARMIN「Edge 800」
年式: 2011年
定価: 79800円(税込)
購入価格: 28000円(税込)
公称重量: 98g
実測重量: 97g
価格への満足度
なんだかんだ6年も使ってるので。
総合評価
ロングライド用途にはイマイチだったが、レース用途には向く。
レビュアー情報
年齢: 32歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。