【レビュー】GIANT「POURFAST DOUBLESPRING 750cc」

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評価:4.5

GIANTのボトル。特にアピールされていませんが、強烈に軽いです。

目次

購入動機

ELITEのFlyボトルを購入したものの、以下の通りの使用感で正直不満が募りました。

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そんなことをTwitterに書いたところ、パーツの軽量化にこだわるHideさんから本製品の紹介を受けました。スペックを見ると、容量はFlyボトルと同じで、重量も一緒。これは試してみようと思い、GIANTストアで早速購入したのでした。

製品概要

750mlサイズで、実測重量は59g。飲み口には、DoubleSpringと呼ばれる大径バルブを採用しています。

カラーは以下の3種類。

・クリアブラック・レッド
・クリアブルー・ホワイト
・クリア・ブルー

使用感

購入したのは、「クリアブラック・レッド」カラーの750mlタイプです。主な使用シーンはロングライド。ボトルケージは、BLACKBURNのCAMBER UDを使用。

重量

実測重量は59gと、世界最軽量を謳うFlyボトルより1g軽いだけです。公称重量は58gなので、Flyボトルより軽い個体もあるでしょう。GIANTが重量についてアピールしないのは不思議です。

柔らかさ

Flyボトルよりは硬めですが、それでも一般的なボトルと比べると柔らかいです。その割に華奢さはなく、ボトルケージに挿しておいても凹んだままになることはありません。適度な硬さだと感じます。

バルブ

従来のボトルに比べて流量が50%アップを謳う「DoubleSpring」を採用。

残念ながらどんな仕組みであるかは分かりませんでしたが、確かに流量は多く、それでいて勝手にロック状態になったりすることはありません。ロック/オープンの切り替え時にクリック感がしっかりあるバルブです。

その他

表面のプリントも一般的なレベルの強さ。数回の使用では剥がれません。

更に特筆すべきは「食洗機対応」を謳っていることです。「最大90°C の耐熱性能を備えたPP素材」であると書かれています。食洗機ユーザーなので、公式対応は嬉しいですね。

まとめ

重量は通常のボトルの半分近く、耐久性は通常のボトル並み。そして柔らかく流量も多い。今の所、私の理想に一番近いボトルです。

唯一の弱点はGIANTというブランド発の製品であること。私はもうオーダーフレームにしてしまったので、その辺のメーカーの縛りは気にしないことにしましたが、気になる方には気になるでしょう。GIANTは全ての製品が対面販売(通信販売が無い)ので手に入りにくいってのもあります。そういった点に問題が無いなら最高のボトルです。

何気にGIANTのブランドのアクセサリーって面白いものが揃ってるんですよね。RWSは言うまでも無く、泥除けやポンプ等、OEM品も多いですが目利きがしっかりしているなと思います。

評価

対象モデル:  GIANT「POURFAST DOUBLESPRING 750cc」
年式: 2018年
定価: 72円(税込)
購入価格: 972円(税込)
公称重量: 59g
実測重量: 59g

価格への満足度

10/10

これだけ揃って1000円以下。

総合評価

9/10

現状の理想のボトル。

レビュアー情報

年齢: 33歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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