【レビュー】GORIX 「マッドガードマン」

評価:4

GORIXの片手持ち泥除け。前輪後輪のどちらにも使えます。

GORIXは通販サイト「ごっつプライス」のプライベートブランドです。

購入動機

ロングライド用のスチールフレームは26Cタイヤで運用可能に作ってもらいました。

困っているのが泥除け。大抵の泥除けの取り付けには、ブレーキアーチの下を通す金具を用います。

26Cタイヤを付けた場合には金具とのクリアランスがかなりギリギリになるのですが……小石がタイヤにめり込むと、金具と触れて異音を立てることがあったのです。前輪はクリアランスに余裕があるのですが、後輪のみほぼ余裕なし。

とはいえ、泥除けは付けたい。

そこで思い出したのがこの泥除けでした。クイックリリースに挟み込むことで使用するもので、ブレーキアーチ下の金具は必要ありません。カバー範囲は心もとないですが、付けないよりはマシだろうと。

この泥除けは「qbicle」という台湾の会社が製造しているもののようで、日本ではACOR版が有名です。他にGIANT、ドッペルギャンガーから同様の泥除けが販売されています。GORIXを選んだのは、単に実売価格が一番安かった&楽天ポイントが少し余っていたからです。

ACORの泥除けはかつて持っていたのですが、輪行時に紛失。以後は他の泥除けを使っていましたが、今回久々の導入となりました。

製品概要

実測重量は84g(後輪取り付け時)。クイックリリースのナット代わりに取り付けます。

アームの材料はアルミ。フェンダー部分の材料はプラスチックです。

使用感

ロングライド用のスチールフレームに取り付けて使用しています。後輪に取り付けました。

重量

80g台と非常に軽量です。プラスチック折り紙な泥除けよりは重いですが、軽量な泥除けと言えます。

取付

一度セッティングが決まってしまえば再現は容易なのですが、セッティング決めは結構シビアです。説明書を見ながらやった方がいいでしょう。

付属の説明書はイマイチ分かりにくいので、同等品であるGIANTの「ARC FENDER PRO」の説明書を見たほうが良いと思います。

RIDE LIFE. RIDE GIANT. わたしたちGIANTは、魅力的で幅広い製品ラインナップを通じて、世界中の人…

取り付けてみて驚いたのですが、以前のACORのイノベーティブリアフェンダー(2012年ごろ購入)に比べて調整幅が格段に大きくなっていますね

以前は、アームの長さが少し調整出来るだけでした。そのため、若干曲がってついてしまったり、タイヤをカバー出来なかったりと、納得する位置に付かなかったのです。

現在は、アームの長さ・アームの角度・フェンダーの左右位置等、調整パラメータが増えています。現バージョンは多くの自転車に適合するはず。その分、少しだけ重くなっています(10g前後)。

バッチリの位置に取り付けることが出来ました。一応、「タイヤからは1cm以上離すこと」と書かれています。タイヤに近い方が泥除けとしての効果は高いのですが、本製品は走行時に結構揺れます。揺れた際にタイヤとの接触を避けるため、こういった注意事項があるのだと思います。

性能 – 水しぶき

雨の中を走行してみました。フルフェンダーに比べると防御力は低いですが、半分くらいの水滴は叩き落としてくれている印象です。

水しぶきは遠心力により、タイヤの接線方向に発射されます。主に背中に掛かる水は、時計の10時方向から発射されるもの。このエリアを集中的に保護しているので、このサイズで中々の効果があります。

ただ、シューズ方向への水は防げないですね。シューズに掛かる水の大半はフロントの泥除けの担当なので、大きく評価が落ちるものではありません。

そして後方への跳ね上げに関しては、効果が薄いです。チーム走で後ろの人への配慮として使うというよりは、ソロ走行で自分の背中を守る用途で使うことになるでしょう。

また、タイヤの近くに設置できるため、発射された水を即座に叩き落とすことが出来るのも利点。タイヤから発射された水は、タイヤから遠くなるほど広範囲に拡散するものなので、なるべくタイヤの近くで落とすのが良いのです。私は限界ギリギリのタイヤから1cmの所に設置しました。

性能 – 安定性

走行振動でそれなりにアーム部分が揺れます。ただ、注意事項通りにタイヤから1cm離せば接触することはありませんでした。

輪行

非常にコンパクトになるので輪行時にも邪魔になりにくいです。ただ、逆に存在感の低さから輪行時に忘れてしまうことに注意。

見た目

タイヤに沿ったシルエットなので、非常にスタイリッシュ。

あと気に入っているのが、ボルト類が赤で統一されていること。GIANTの場合は全て青でしたが、GORIXの場合は赤のようです。自転車を赤と黒で統一しているので、これは嬉しいです。

まとめ

軽量かつ、自分の背中を守る用途であれば、それなりに使える泥除け。昔のACOR版よりも調整機構が進化しており、多くの自転車に適合するはずです。

安定性も悪くなく異音も出ないので、全編雨のブルベでなければ今後は後輪のみこちらを使おうと考えています。前輪はこれまで通り、BBBのスリムガードフェンダーを使います。

しかし、そろそろディスクロード対応版も出して欲しいところですね。スルーアクスルでもアーム側に取り付ける運用ならば行けそうですが。


余談。GIANTとGORIXのフェンダーは単に色違いだと思うのですが、ドッペルギャンガーのものは実は良く似た形の別物に見えます。ボルト類や金具の形が微妙に違うんですよね。

評価

対象モデル:  GORIX「マッドガードマン」
年式: 2018年
定価: 3999円(税込)
購入価格: 3999円(税込)
公称重量: 80g
実測重量: 84g

価格への満足度

5/10

割と高価である。

総合評価

8/10

小さいが意外と実用度も高い。軽い。

レビュアー情報

年齢: 33歳 (レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。