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【レビュー】HIRAME「マルチプレッシャープラグ」
評価:5
ポンプヘッドで有名なヒラメが出しているプレッシャーアンカー。
購入動機
1インチヘッドにスチールフレームにカーボンフォークという、割とアナクロなことを現在やっています。
カーボンフォークにはスターファングルナットは使えないので、プレッシャーアンカーを使うことになります。一応、フォークにはプレッシャーアンカーが付属していました。しかし、落下防止のフタ部分が厚く、ステム上のスペーサーが1cmになってしまったので本製品を購入しました。
ヒラメからは他にトップキャップ付きのプレッシャーアンカーも発売されていますが、今回はCHRIS KINGのトップキャップを使いたかったのでこちらにしました。
製品概要
実測重量は34g。
コラムの内径が18.9mm~25.6mmまで対応しており、1インチコラムでも使用可能です。
使用感
説明書を元に、自分で組み付けを行いました。
取付
説明書は若干分かりにくいです。流れとしては、
②キャップ+セッティングナットを取り付けて、プラグをコラムの奥に押し込む。
③キャップ+セッティングナットを外して、プラグ側のネジを締めこんで、コラム内部に固定する。
④キャップからセッティングナットを取り外す。
⑤再度キャップを取り付けて、キャップ側のネジを締めこむ(ステムを上から押し付ける)。
①の際には、コラム内部に入って、かつコラム内部に落下しない程度の径にプラグ部分を調整する必要があります。これが結構難しい。径を太くしすぎると②の段階で奥に入ってくれませんし、径を小さくしすぎるとキャップを取り付けようとしたときにコラム内部に落ちてしまいます。何度か試行錯誤しました。
セッティングナットはトップキャップとプラグのクリアランスを設定するための物なので、⑤の最終組み付け時には取り外します。が、私は最初それが分からず、セッティングナットを残ったまま組み付けてしまいました。
無事に取り付けられました。
ステム上のスペーサーを1cm→5mmに買えられて満足しています。
固定力
前のプレッシャーアンカーは、トップキャップ側を回したときにプラグ自体がコラム内部を移動してしまい、固定力不足でヘッドにガタが出てしまったことがありました。
本製品はさすがヒラメと言った所で、しばらく走っても全くガタは無し。良くできています。
その他
ちょっと気になるのは、外し方。そうそうプレッシャーアンカーを外す機会は無さそうですが、いざやる時の方法は説明書には記載されていません。
フォークを逆向きにして、プラグ部分を外せば重力で落ちてきそうではあります。
まとめ
取付が少し難しいですが、性能は良く、好きなトップキャップを使えるプレッシャーアンカー。
今時、1インチコラムのフォークに取り付け可能なプレッシャーアンカーはほぼ無いので、本製品が事実上唯一の選択肢になっています。
評価
対象モデル: HIRAME「マルチプレッシャープラグ」
年式: 不明
定価: 不明
購入価格: 1780円(税込)
公称重量: 35g
実測重量: 34g
価格への満足度
精度の割に安いと思います。
総合評価
使い勝手に文句なし。
レビュアー情報
年齢: 33歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。