【レビュー】日立「衣類乾燥機 DE-N50WV」

この記事は約 5分で読めます。

評価:5

日立製の衣類乾燥機。梅雨時のウェアの乾燥と、レインウェアの撥水コート復活を目的に購入しました。

目次

購入動機

自転車乗り夫婦なので、とにかく我が家は洗濯物が多いです。

困るのが梅雨時や台風シーズン。中々衣類が乾きません。特にレーパンは外干しでも乾燥するのに結構な時間がかかります。ライドに出ようと思ってもウェアが乾いておらず、適切なウェアを着られないこともしばしば。

また、あまり知られてはいませんが、レインウェアの撥水コートは、高温を加えることで効果が復活します。アイロンでも良いのですが、中々万遍なく熱を加えることが難しい。かといって、わざわざコインランドリーまで出向くのも面倒。

……ということで、衣類乾燥機を購入しました。「今どきドラム式じゃないの?」という声もあるかもしれませんが、洗濯機と乾燥機が別であることのメリットもあると思うのです。例えば、両方とも一緒に壊れることはない、など。ドラム式を買って壊れたら買い替えに15万円コースであることを考えると、単品で5万円程度で買える衣類乾燥機はコスパに優れていると感じました。洗濯機→乾燥機の衣類移動は面倒ですが、そこは目をつぶります。

「設置はそこまで難しくない」と聞いたので、自分で設置することに。乾燥機自体は通販で注文しました。洗濯機は日立を使っているので、乾燥機もブランドを揃えました。日立の洗濯機にダイレクトマウント可能な乾燥機ラックがあるのもブランドを揃えた理由です。少しでも省スペースにしたかったので。

製品概要

本体重量は約25kg。5kgまで衣類を乾燥可能です。

ヒーター&風乾燥の2way乾燥を売りとしています。

使用感

日立の洗濯機の裏面にラックを取り付けられる「ぴったりスタンド」を付け、その上に本製品を設置しています。

取付

難しくないとは聞いていましたが、ラックの高さまで本体を持ち上げるのが辛かったです。なにせ25kg。妻と二人で協力してラックに乗せました。

作業内容は難しくなく、排水ホースとアースを取り付ければほとんど設置は完了です。

電気代

1回2時間のコースで電気代は50-60円程度。洗濯物を干す手間や、コインランドリーに行くことを考えれば安いと思います。毎日使うわけでもないので、月の電気代の増加分は大体1000円以下でした。

乾燥性能

強モードで2時間乾燥すると、レーパンのパッドまで含めて完全に乾きます。

モノによっては縮んでしまうものもあるので、大切なジャージ類等は手で干したほうが良いかもしれません。洗濯表示のチェックが必要です。

また、額の部分に汗を止めるためのシリコンバンドが溶着されているHaloのヘッドバンドは溶着部分が剥がれてしまうので乾燥機は使わないようにしましょう。アイロンで再加熱すれば直りますが。

撥水コートの復活

強モードの温度は75度。アイロンの温度よりも温度が低いです。撥水機能が復活するか不安でしたが、見事に復活しました。これは買った甲斐があるというものです。

花粉症対策

買ったときは想定していなかったのですが、花粉症対策に効果的でした。

乾燥機を買ってからというもの、外干しをする機会はかなり減りました。一部、熱に弱い衣類は干しますが、他はほぼ乾燥機運用に。単純に楽だからやっていたのですが、考えてみると花粉が衣類に付着する機会がかなり減ったことになります。

逆に言えば、外干しをした衣類には花粉が付着した状態なわけで、それを家の中に置くわけですから、常に花粉が室内に存在しているということです。特に我が家では寝室に取り込んだ衣類を置くことが多く、考えてみれば寝ながら常に花粉による攻撃を受け続けていたわけですね。そりゃ鼻も詰まります。そしてそんな花粉を付いた服を着て出掛けるわけですから、外出先でもアレルギーが出続ける……という悪循環。

衣類乾燥機を導入してからというもの、普段の生活やロングライド時のアレルギー症状も幾分弱まってきています。さすがに300km以上の晴天ブルベだと後半はそれなりに花粉症の症状は出ますが、従来よりはずっと軽度。チェックポイントごとにポケットティッシュのパックを買った……なんてことも過去のブルベではありましたが、今年はトイレで鼻をかむ程度の頻度で済むようになりました。

騒音

スペック表にはデシベル値の記載はありませんが、思ったよりはうるさくなかったです。ドアを閉めれば多少低音が聞こえる程度。自転車乗り的に言えば、3本ローラーよりは全然静かです。ダイレクトドライブのローラーよりは音が大きいですが。

まとめ

購入から約2年ほどですが、かなり役立った家電です。特に梅雨・秋雨のシーズンの普段の衣類やウェアの洗濯に活躍してくれました。

また、家でレインウェアの撥水性能を復活できるようになったのも大きいです。レインウェアの撥水性能は大事で、ここが弱まるとウェア表面に水が溜まり、透湿性を下げてしまうのです。結果、せっかく高スペックのレインウェアを着ても蒸れるという事態が起こります。かといって、アイロン掛けを毎度するのは大変面倒でした。それをスイッチひとつで出来るようになったのは本当にありがたい。

家電の「買って良かった」度で言えば、食器乾燥機についで第二位。さっさと買えば良かったです。自転車乗りの家ならば、乾燥機はあって損することはないと思いました。

created by Rinker
日立(HITACHI)
¥32,980 (2024/04/19 00:14:29時点 Amazon調べ-詳細)

評価

対象モデル:  日立「衣類乾燥機 DE-N50WV」
年式: 2018年
定価: オープン価格
購入価格: 40580(本体)+7560(ラック)円(税込)
公称重量: 25kg
実測重量: 不明

価格への満足度

8/10

既に二年で元が取れた気がする。

総合評価

10/10

ウェアの乾燥に便利。さっさと買うべきでした。

レビュアー情報

年齢: 35歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

目次