【レビュー】iRC「ROADLITE HOME TRAINER × GROWTAC」

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評価:5

iRCがグロータックと共同で開発したローラー台専用タイヤ。

目次

購入動機

PBP前の時期に、「長時間乗り続けるトレーニングをしたい」「しかし外が暑すぎて走れない」という状況があり、久々にローラー台を買いました。

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ローラー台には大きな不満はなかったのですが、気になったのは「使用時の音がうるさい」ということでした。

このローラー台は後輪のみがローラーに接するタイプの製品です。使用時の音は、ローラーとタイヤの間で起きていることになります。

ということで、解決法として考えたのは「ローラー台専用タイヤの導入」です。

ローラー台専用タイヤといえば、ContinentalやVittoriaなど様々なメーカーから販売されています。

GROWTAC
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どこの奴が良いかな~と探した結果、2021年に発売となったこちらのタイヤが目に止まりました。iRCがグロータックと共同開発というのが面白い。

グロータックは「EQUALブレーキ」など色々と興味深い製品を出していることがあり、こちらの製品も試してみようと思ったのでした。

製品概要

実測重量は199g(25C)。

ローラー台専用であり、野外走行は禁止とされています。

ちなみに、ケーシング幅は62.76mm。多分、内幅17mmのリムを前提に設計されています。

パッケージには、適用技術の説明があります。

使用感

このタイヤを取り付けた自転車で、ミノウラの「FG220 HYBRID ROLLER」に乗りました。

交換前に付けていたタイヤは、通常のロード用タイヤです。

重量

実測重量は199gと、25Cタイヤにしてはかなり軽量です。

耐パンクベルトを入れる必要はないにせよ、それなりに耐久性が要求されそうなローラー台用タイヤとしては不思議なほどに軽い。

ちなみにライバル製品の公称重量は以下のとおりです。

製品名 重量
SCHWALBE「INSIDER」 310g (23C)
Continental「HOMETRAINER」 280g (23C)
Vittoria「ZAFFIRO PRO HOME TRAINER」 270g (23C)

他社製品より太いのに100g近い軽さ。これだけ違うと走行感にも影響を及ぼしそうです。

取付

iRCの最近のロードタイヤはフックレスリム対応のため非常にビードが硬く取り付けにくくなっています。

本製品はフックレス対応というわけでもなかったので、取り付けは特に硬いこともなく。素手でインストールできました。

静粛性

交換前のタイヤに比べて大幅に静かになりました

「専用品とは言え、タイヤはタイヤだからたかが知れているだろう」と思っていたのですが、全然違いました。

具体的な音量の測定はしていませんが、体感できるレベルで静かになり、夜でも使用できるレベルになったと思います。さすがに深夜は憚られますが。

グリップ性能も高く、ローラー表面で滑るような音がしないのも静粛性に一役買っている気がします。

振動

もう一つ、ロードタイヤで乗っていた時に気になったのは「不均一にタイヤが跳ねる」ような挙動でした。タイヤ1回転の間にムラがあるというか。

これも、本製品に交換してからは全く跳ねなくなりました

グロータックのサイトを見ると、製品説明に以下の言葉があります。

タイヤのつなぎ目を平滑にすることで、振動やゴツゴツとした不快感を削減する「SMOOTH ROTATION」

かなりタイヤの真円度にこだわって作られていることが体感で分かりました。

ちなみにタイヤ表面には若干の模様はあるものの、スリックタイヤの範疇ではあると思います。

効果

「騒音」「跳ね」が減ったことで、ローラーの回転数をより高く出来るようになりました。

このタイヤを使う前は150Wも出すと騒音と跳ねが我慢できないレベルになっていましたが、このタイヤに変えてからは200Wで巡航してもまだ静かで振動も少なかったです。

パワートレーニングをしようと思って買ったローラー台ではありませんが、このタイヤを使えばSSTくらいならば出来そうでした。

耐久性

購入から半月、300km程度しか使えていないので耐久性は不明です。

耐久性はメーカー側としても自信がありそうなので、使い切る前に経時劣化で使えなくなりそうな気はしています。

まとめ

期待以上に走行音が静かになり、振動も減少するローラー台用タイヤです。

ローラー台専用タイヤって初めて使ったんですが、ここまで違うものかと驚きました。他の製品もそうなのかは分かりませんが、少なくともこのタイヤは明らかに変化があります。

今どきはダイレクトドライブのローラー台を使う人が多く、タイヤドライブのローラー台を使う人は減っているかもしれません。ただ、タイヤドライブ派の人にとっては、本製品は強い味方になってくれそうです。

余談ではありますが、今回感じたのは「意外と普通のロード用タイヤの真円度は高くないんだな」ということ。

チューブラーに比べると、クリンチャーは誰が取り付けてもセンターはキッチリでるので、真円度も自動的に高くなるんじゃないかとは思っていたのですが……。

試しに他のロード用タイヤ(全てクリンチャー)を試してみましたが、やはり一回転の間でムラを感じました。公道で乗る分にはムラを感じないんですが、半径の小さいローラーの上だと結構顕著に感じられます。

乗り心地で言えば、公道を走る上でも真円度が高いことに越したことはない気はするんですが、技術的に何か壁があるんでしょうかね?

評価

対象モデル:  iRC「ROADLITE HOME TRAINER × GROWTAC」
年式: 2023年
定価: 6270円 (税込)
購入価格: 4500円 (税込)
公称重量: 195g
実測重量: 199g

価格への満足度

9/10

かなり長く使えそう&効果が抜群なので。

総合評価

10/10

ローラー台用タイヤとしてはパーフェクトに思えます。

著者情報

年齢: 39歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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