【レビュー】Amazon「J SPORTS | Prime Video」

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評価:4

AmazonのPrime Videoチャンネル内で始まったJ SPORTSの月額配信サービス。ライブコンテンツも視聴可能です。

目次

購入動機

2018年のツールドフランスを視聴するために契約。以来、毎年見たいレースの開催時期だけ契約しています。

前のマンションではスカパーのJ SPORTSを契約していましたが、引っ越してからはJ SPORTSオンデマンドを使用。

ただ、我が家では動画コンテンツをAmazon Fire TVに集約していることもあり、「何とかツールをFire TVで見られないか?」と考えていました。残念ながらJ SPORTSオンデマンドはFire TVには対応していません。Fire TVに対応していれば、夫婦で居間のテレビで見られるのに……。

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そう考えていた所、2018年から始まったのが本サービスです。月額2178円と、JSportsオンデマンドの月額(1980円)よりは若干高いものの、居間のテレビで見られるのは他にない利点。最初の14日間は無料体験期間と言うこともあり、早速ツール初日から契約してみました。

サービス概要

Amazonの動画配信サービスである「Prime Video チャンネル」内の1サービスです。月額費用は2138円(税込)ですが、別途Amazonプライム(年額3900円)に加入している必要があります。

ライブ配信のチャンネルは5つ。過去のアーカイブも視聴可能。

見られるスポーツは以下。

・サイクルロードレース
・ラグビー
・モータースポーツ
・野球
・サッカー

使用感

ツールドフランスの視聴に利用。その他、サイクルロードレースの過去アーカイブ(過去のクラシックレース等)も視聴しています。

利用開始まで

まずはPrime VideoのJ SPORTSチャンネルに移動。そこで「14日間無料体験」を選ぶとサービスに加入することになります。

加入に成功するとメールで登録完了通知が届きます。14日以内に解約すれば無料ですが、その後は自動的に月額プランに移行します。

視聴方法(PC/スマホ)

Prime VideoチャンネルのJ SPORTSのページに移動。「ライブ配信」の項目の5つのチャンネルの中から配信チャンネルを選ぶと別ウインドウが立ち上がり、ライブ視聴が開始されます。なお、「ライブ配信」の項目はスマホだと表示されません。ブラウザの設定でPC表示にしてあげる必要があります。

配信が行われていないチャンネルは「この時間は配信がございません」となり、配信が行われているチャンネルはその番組のサムネイルが表示されます。

どのチャンネルで放映されるかは従来の「J SPORTS1~4」と対応しているものだと思い込んでいたんですが、特に規則性は無いようです。チャンネルの配信スケジュールはこちらのページで公開されています。

本放送の他にも、現地音声での放送などもやっているようですね。

視聴方法(Fire TV)

ホームから「PRIME VIDEO チャンネル」を選び、「J SPORTS」を選択。すると「ライブ配信」のメニューが出るので、1~4の中から放映されているチャンネルを選択するとライブ視聴が開始されます。

配信品質

視聴までのインターフェースは色々問題があるんですが、配信までたどり着いてしまえば快適の一言です。

さすが「本業はECサイトではなくクラウドサービス」とも言われるAmazonだけあって、家の回線にさえ問題が無ければ特に遅延もせずに視聴可能でした。

また、天気に左右されないのも魅力。スカパーは衛星放送なので、台風や大雨の際には視聴できなくなることがたびたびありました。特にツールドフランスは夏の開催なので夕立や台風の影響を食らうことも多かったのです。インターネットで配信される本サービスであれば、帯域に余裕さえあれば天候の影響はほぼ受けずに視聴可能となります。

そして、何より嬉しいのは、基本的にスカパーのJ SPORTSと同様の実況・解説が聞けることです。映像ソースはスカパー版とほぼ同じはず。DAZNの実況チームもかなり頑張ってはいましたが、我らワールドの実況はやはり素晴らしい。

料金

Amazon Prime会員前提+月額料金ということで、J SPORTSオンデマンドに比べると高めの値段設定になっています。基本的にAmazon依存の生活を送っている私は特に気になりませんでしたが、全くのゼロから加入するとなるとJ SPORTSオンデマンドの方が割安だと思います。

ただ、本サービスの場合はサイクルロードレース以外のコンテンツも視聴可能というのが異なるところ。JSportsオンデマンドは月額1944円の自転車パックがありますが、全番組を視聴可能となるパックは月額2584円です。J SPORTSオンデマンド特有のサービスもあるので一概に比較は出来ませんが、自転車以外のスポーツにも興味がある人には本サービスは利点があると思います。

不満点

ライブ配信の質は素晴らしいのですが、録画されたレースの配信、いわゆる「見逃し配信」の開始は遅いです。

ツールの場合、これまでのパターンだと放送の翌日夕方にならないと配信されません。「昨日のレース、途中で寝ちゃったからゴールシーンを見るか~」と思っても、翌日の夕方にならないと見られません。ちょっとこれはキツい。DAZNはたしか放送終了直後から見られていた覚えがあるのですが……。

まとめ

Prime会員には非常にオススメできるサービスだと思います。

出先からでもスマホやタブレットで視聴可能ですし、家でもFire TVを使った視聴が可能。自転車にしか興味が無い人にはちょっと月額料金は高いですが、過去のアーカイブも見られることを考えれば中々安い値段だと感じました。2020年はコロナの影響で配信も少ないですが、例年はもう少しいろいろなスポーツを見ることが出来ます。

来年もサービス継続していれば確実にこのサービスで視聴すると思います。

過去に加入履歴がない方は、14日間の無料体験期間も設けられています。まずは視聴環境が快適か、確かめてみることをオススメします。

評価

対象モデル:  Amazon「J SPORTS | Prime Video」
定価: 2178円/月(税込)
購入価格: 2178円/月(税込)

価格への満足度

7/10

Prime会員であれば適切な価格。

総合評価

8/10

ライブ配信品質は素晴らしい。見逃し配信は改善を望みたい。

レビュアー情報

年齢: 36歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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