【レビュー】lapset「サイクルキャップ」

評価：4

lapsetのサイクルキャップ。カラー展開が豊富です。

購入動機

雨天ライドにおいては、アイウェアに付着する水滴を減らすことが視界の確保に有効です。

Bit Visorが使用不可能に

私は雨に備えてこちらの「OGKのヘルメットに取付可能なバイザー」をサドルバッグに忍ばせていました。

使う時だけ取り付ければよいですし、軽量で小さくなるので便利な製品です。

しかし、現在使用しているヘルメット「IZANAGI」はOGK製品ながらBit Visorに非対応です。

雨が降りそうなブルベの際にはIZANAGIではなく古いZENARDを引っ張り出して使っていましたが、さすがにZENARDもかなり古いヘルメットなので使い続けるのも良くない。

ということで、代替手段を探すことにしました。

サイクルキャップを探す

2023年の春頃、同年夏開催のPBPに向けて、雨天ライド用のサイクルキャップを探すことにしました。

ちょうど、VOLT800 NEOの購入者向けキャンペーンで当選したCATEYEのサイクルキャップが届いたのですが、残念ながら私の頭にはキツすぎました。多分私の頭は日本人平均よりは大きめということもあって、着用不可能なサイクルキャップは多いのです。

このキャップは妻にプレゼントしました（PBPでも使用していました）。

代わりに何か手頃で良いものはないか……とAmazonを探していて見つけたのが今回レビューするlapsetのサイクルキャップです。

サイクルキャップの素材は大きく分けて2種類あります。昔ながらのコットンのものと、速乾性に優れる化繊製のものです。

lapsetのサイクルキャップは後者でした。なるべく早く乾く方が好ましいので、素材としても私の需要に合うものです。

雨を防ぐツバの長さも適度にありそうだったこともあり、こちらを試してみることにしました。

今回購入したのは「モンキー」という猿が描かれたデザインの、「レッドライン」というカラーのものです。

製品概要

実測重量は24g。

サイズはフリーサイズで、複数サイズの展開はありません。

カラーは全14種類と幅広い展開です。

使用感

雨の降るブルベの際に被るキャップとして使用しています。普段はサドルバッグの中に忍ばせています。

重量

実測24gとなかなか軽量です。

雨の降らないときに付けているこちらのヘルメットライナーと同重量。

フィット感

頭の大きな私ですが、問題なく着用できます。ゆるい感じも締め付ける感じもなく丁度良いです。頭の小さな人には逆に緩く感じられるかもしれません。

縫製もしっかりしていて、すぐに壊れそうにはありませんでした。

速乾性

化繊のメッシュ生地で速乾性は高いです。

バイザーとして

ツバの長さはそれなりに大きく、アイウェアに付着する雨粒を6-7割はカットしてくれる印象です。

初投入はこちらのブルベ。1日目の夕方から雨が降り出し、日没後もしばらく強めの雨が降りました。

雨が降り出したタイミングでこちらのサイクルキャップを被りましたが、視界の確保に役立ってくれました。また、頭を一周するバイアステープがそれなりに保水性があり、汗が顔に垂れてくるのを防いでくれました。

mont-bellのこちらの製品は超軽量ではあったのですが、ツバが短くて雨粒の付着も防いでくれず、保水性も低かったので、それに比べるとlapsetのサイクルキャップの方が好印象です。

デザイン

大きく猿のイラストが描かれたデザインは好みが分かれそうです。

こちらの製品はフランスで行われるPBPに備えて購入しました。しかし、「欧米の地にこのデザインを付けていくのは果たしてどうなのか？」とちょっと悩みましたが、結局持参。ただし、PBP本番は雨が降らなかったので出番はありませんでした。

猿のイラストが付かないタイプのデザインもあるので、こちらのほうが気に入る人は多いかもしれません。

まとめ

色々と「丁度よい」サイクルキャップ。

突出して凄い所はありませんが、大きく不満が出るところもありません。基本的な所はしっかりしていて、専門メーカーのサイクルキャップよりも私は好きです。

私は速乾性の観点で化繊のほうが好きなんですが、専門メーカーのサイクルキャップはコットン製が多いんですよね。

割と気にいってしまい、別カラーをもう一個購入しました。またしてもモンキー。

評価

対象モデル:  lapset「サイクルキャップ」
年式: 2023年
定価: 2180円(税込)
購入価格: 2180円(税込)
公称重量: 不明
実測重量: 24g