【レビュー】LIBIQ「オールウェザーロール防水サドルバッグ」

評価:3.5

LIBIQの防水サドルバッグ。1.5リットルと日帰りライドに適した容量で、全5色のカラー展開です。

購入動機

日帰りライド用に愛用していたオルトリーブのサドルバッグMサイズ。まだまだ使えそうですが、少しずつくたびれて来ており、後継のサドルバッグを探すことにしました。

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オルトリーブ(ORTLIEB)
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正式な後継品である「サドルバッグ2」を買うのが王道ではありますが、サドルバッグ2になって「S・M・L」の3段階ではなく「4.1リットル・1.6リットル」の2段階のサイズ展開に変化。あまり1.6リットルサイズの使い勝手は良くなさそうだったので、別メーカーを探してみることにしました。

私はサドルバッグに防水性は必須だとは思っていません。中身を防水のスタッフバッグで包めば良いことなので。ただ、サドルバッグ自体が防水だと、そうした措置を忘れたときに雨に降られたとしても中身が守れる便利さがあります。

そこでAmazonを探してみると、LIBIQなるメーカーの防水サドルバッグがなかなか面白いスペック。京都のショップである「QBEI」専売品とのことですが、たぶんプライベートブランドではないかと思います(会社の所在地がQBEIの本社住所と同じ)。

赤色もあったし、安かったので一つ注文してみました。

製品概要

実測重量は148g。最大容量は1.5リットル。最小容量は不明。

 

素材は防水のPVC生地で、核部は溶着されています。サイドロゴは反射素材を採用。

サドルレール2箇所と、シートポスト1箇所、計3箇所のベルトで固定するタイプ。サドル側にマウントは不要です。

カラーは、ブラック・レッド・アッシュネイビー・キャンバスブラック・キャンバスグレーの5色展開。

使用感

180kmのロングライドで使用しました。

重量

公称140gで実測148g。公称よりは重かったですが、1.5リットルの容量としては十分な軽さです。

容量

サイトの商品説明には「200キロのロングライドでも十分な収容力」とありますが、私の感覚では200kmにはちょっと足りません。輪行を伴わない&雨を想定しない前提なら何とか足りるかな、と言ったところ。

今回の180kmのテストでは以下のものを入れました。

・輪行用エンド金具
・輪行用フレーム保護パッド1枚
・簡易レインジャケット

これで割と一杯一杯。あとチューブ一本とタイヤレバーくらいなら何とか入りそうですが、工具や携帯ポンプを入れようと思うと厳しいです。

輪行袋はボトルケージに、パンク修理用具はツール缶に入れている状態なので、このサドルバッグだけで200kmは私にはちょっと厳しいかなと。

この手のロールアップタイプのサドルバッグは過小報告気味にサイズを記載することが多いですが、割と正直なサイズ表記だと思います。

荷物の出し入れ

生地はオルトリーブに似ていますが、より厚めでコシのあるタイプ。内部にも、上下の部分にプラ板の骨組みが入っています。つまり、あまり形状が変わりません。

形状が変わらないと安定性は高まりますが、荷物を無理やり詰め込むことは難しいです。

 

また、オルトリーブよりも開口部は小さめで、中のモノの出し入れする作業性はあまり良くなかったです。

取り付け

左右のサドルレールにストラップを通し、バックルを留め、シートポストにベルトを巻き付けます。最後に、サドルレールのストラップを締め上げて、バッグをサドル裏とシートポストに密着させます。これにより、左右にはほぼ揺れなくなります。

この手のサドルバッグは地面と水平に近い角度で取り付けることが多いのですが、本製品は地面に垂直に近い形で付きます。オルトリーブと比較すると、その角度の違いは一目瞭然です。

シートポストとの接触面積が増えるので安定度は上がりますが、その分シートポストの出代はそれなりに要求されます。と言っても10cm程度だと思いますが、オルトリーブよりは出代が必要ですね。

 

エアロシートポストにも一応付くことは付きますが、ギリギリです。逆に27.2mmのシートポストだと若干ベルクロが余る感じ。

安定性

前述の通り、サドル裏やシートポストに密着し、更に生地にもコシがあって安定性は高いです。

防水性

今回のライドでは雨には降られなかったので、家で防水性を検証しました。

1.5リットルの水を中に入れて、漏れないかどうかを実験。漏れはしなかったので、防水性はしっかりしているはず。また、容量の1.5リットルも公称値通りであることが確かめられました。

縫製の質

縫製や溶着など、立体物を構成する部分のクオリティは高いと思います。ちゃんと左右対称に作られてます。この安さですが、しっかりしてますね。

 

ストラップは一旦縫製した布を溶着させている様子。防水性を高める工夫です。

足との干渉

ここが個人的に一番気になった部分です。サドルバッグの縁の部分がペダリング時に太ももと干渉します。……と言っても、Amazonのレビューを見ても誰一人としてそんなことは書いていないので、私のポジションや足の太さなどが原因でしょう。

気にならない人に取っては全く気にならないとは思いますが、私のようにペダリング時の干渉に敏感な方もいらっしゃると思うので、一応説明します。

 

上がそれまで使っていて問題の無かったオルトリーブのサドルバッグ。下が今回レビューしているLIBIQのサドルバッグです。指アイコンで示した部分(サドルバッグとシートポストの隙間)のクリアランスが随分違うことがお分かりになるでしょうか。

 

オルトリーブのサドルバッグは、滑り止めも兼ねて1cmくらいのスペーサーがシートポストとの間に取り付けられています。この分、サドルバッグが後ろにオフセットされるため、太ももとの干渉が紙一重の差で無かったということです。

ライド中、どうしても太ももにバッグが当たることが気になって仕方がなかったので、このスペーサーに相当する部品(グミ菓子の袋を1/16に折りたたんだもの)を作ってシートポストとの間に入れました。

 

1cm程度のクリアランスが確保され、足との干渉は随分とマシになりました。ペダリング時の干渉が気になる方はスペーサーを挟んでみると良いかもしれません。

まとめ

軽量かつ安定性が高い防水のサドルバッグ。ただし、シートポストとのクリアランスが小さく、人によってはペダリング時の干渉が気になるかもしれません。

容量は晴天の日帰りライド向けだと思います。雨天用の荷物を含めてすべてを入れる余裕はちょっとありません。濡らしたくないものだけをこのバッグに入れ、他の荷物はツール缶やフロントバッグなどに分散すれば長距離ライドにも対応できるでしょう。

2500円(Amazon価格)という値段でこのクオリティは凄いと思いました。デカトロンのサドルバッグに並ぶコストパフォーマンスだと思います。

 

評価

対象モデル:  LIBIQ「オールウェザーロール防水サドルバッグ」
年式: 2021年
定価: 3190円 (税込)
購入価格: 2540円 (税込)
公称重量: 140g
実測重量: 148g

価格への満足度

10/10

縫製や造形のクオリティも高いのに3000円を切る値段。

総合評価

7/10

よく出来ているが、サイズの小ささと足との干渉が気になった。

著者情報

年齢: 36歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。


この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間13分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)