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【レビュー】LifeLine「Out-Front Mount」
評価:4.5
Wiggle/CRCのプライベートブランド、Lifelineの販売するコンピュータマウント。GOPRO互換のアタッチメントを取り付けることが可能です。
購入動機
レース用ロードであるBottecchiaは、少しハンドルを近めにしています(ロングライド用に比べて1cmほど)。下ハンを握りやすくするためなのですが、ハンドル下に吊り下げたライト(Volt800)が膝に当たることがあるのが気になってきました。かといってハンドルの上に出すと、上ハンドルを握りづらくなってヒルクライムの時に不便だし……
ということで、昨今各社から販売されている、Garminマウントの下にライトを吊り下げられるマウントを使ってみることにしました。
折れてほしくなかったので、今回は「丈夫さ」を第一条件としました。耐久性で言えばステムのボルトに取り付けるタイプのマウントが一番良いのですが、私が使っているステムはパズルクランプのPRO Vibe 7Sステムなので、取付不可。結局、片手持ちタイプで探すことに。
本製品は、この手のマウントにしては重い75gの重量。裏を返せば丈夫に作ってあるということです。重くて脆いものもあるにはありますが、サイト内のレビューを見る限り随分と頑丈そう。そして、ブルべ仲間のHideさんが「ヨーロッパの路面で1200㎞走っても平気だった」という言葉をくれたので、安心して購入しました。
製品概要
実測重量は75g(GOPROマウント無し)。
材質はアルミですが、サイコンのマウント部分は樹脂のようです。
アームは前後に調整が可能で、大きめのライト・サイクルコンピュータにも対応します。
使用感
サイクルコンピュータはGarmin Edge800を、ライトはVOLT800を使用。GOPROマウントには、CATEYE公式のGOPRO用ライトブラケット(型番544-5340)を取り付けています。
重量
75gと、この手のマウントにしてはかなりの重量です。同様の片手持ちタイプの実測重量はあまり見つかりませんでしたが、50g前後のモノが多いようです。それに比べると1.5倍。芯材のプラスチックの影響もありそうですね。
取付
アルミ製のハンドル、PRO Vibe 7S Compactハンドルに取り付けています。ステムのクランプ部分がある程度広くてもセンターに来るような構造になっています。その分、クランプ部分が細いハンドルの場合は、少しステムとの距離を開けないとサイコンがセンターには来ません。
アームは前後に調整が可能です。Edge800の場合は一番近くに置いても問題なく付くのですが、アウターケーブルとの干渉があったので少しだけ前に出しています。なお、Garminマウントの取付は結構キツめな感じ。
CATEYE公式のGOPRO用ライトブラケットは少々キツいですが、特に削ることも無く取り付けられました。
安定性
サイコンとライトを取り付けて走行しましたが、ほぼブレはありません。サイコンの画面もライトの光軸も安定しています。
ただ、それは振動の逃げ場が無いと言うことなので若干破断が心配ではありますが、重量から見て大丈夫だと信じたいです。
価格
この製品の最大の魅力は価格でしょう。送料込でも3000円と、(中華マウントを除けば)他社の半額近い安さです。LifeLineブランドはそれなりに検品はされてそうなので、この値段で手に入るのは魅力ですね。
まとめ
安価で丈夫なマウント。その分ちょっと重いですが、安心感の方を取りました。
膝にライトが当たることも無くなり、上ハンドルもしっかり持てるようになったので満足しています。
しかし、CATEYEの樹脂製のGOPROマウントは軽くて精度も良くて素晴らしいですね。こちらはまた別でレビューしたいと思っています。
評価
対象モデル: LifeLine「Out-Front Mount」
年式: 2019年
定価: 不明
購入価格: 2600円
公称重量: 不明
実測重量: 75g
価格への満足度
かなりの安さ。
総合評価
満足行く出来。少し重いか。
レビュアー情報
年齢: 35歳 (執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。